P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【CD紹介#54】瀧澤賢太郎"Heart to Heart"

2007-11-24 13:30:48 | Music_Domestic
今週末は 勤労感謝の日がイイ タイミングで来て(金)・(土)・(日)の3連休になったので、時間的な
余裕が大分あります。
一昨日の晩に Connect@両国国技館へ行き、更に翌日 代々木公園でのTokyo Danse Music
Festival(TDF)'07の昼の部に行っても まだ。なので、書こう書こうと思いながら延ばしちゃってた
瀧澤賢太郎氏(ハンバーグ好き)の 3rd. Album

瀧澤賢太郎"Heart to Heart"(2007年)

の紹介をしようかな、と。今回は。大分 遅ればせになっちゃいましたが。
丁度 今夜このAlbumのリリパが開かれる、ってのもあるし。イイやね。

去年出した2nd.から 約1年で という比較的短いインターバルでの新作の発表となりました
が、この期間で よくまぁ また伸びたなーってのが まずもっての感想。
ソコは ホントスゲぇと思います。
前作で アガったハードルを 超えてます。軽々と。スタアパの森田氏が「ハウスシーンの将来を
担う落武者ケンタ」と近作にコメントを寄せてますが、この人はシーンの将来を担うよー
(落武者はさて置き)。きっと。

あと、ゲスト陣の起用の仕方がイイ。前々作・前作から引き続き、ってヒトが半数位いるんですが、
既に1回以上は共作を経験してるから、彼らの活かし方も心得たモノで、そりゃ息も合うわな。
ちなみに、今回のゲスト。#1"Can't Stop"には、2nd.の"Make It Right"でvo.を務めたLisa Shawが、
#4"Find A Light"には皆勤賞のKarin、#8"Five Years Circle"には 彼らとの長い付き合いを指した
タイトルからして、なTrans Of Lifeが参加。また 新顔としては#2 エルトン・ジョンのカヴァ-
"Your Song"のVo.としてRyoheiが、#3"Power Of Love"と#5"I've Had The Time Of My Life"には
Arvin Homa Ayaが、新たな試みとして ヒップ・ハウス(!)に挑戦した #6"Relation"では、
Romantic Couchの歌姫Jade、と JazzySport所属のラッパーRaythoughtが、更に ♯7"The Youth
Theme"には若手ジャズバンドJabberloopが参加。

発売から 2ヶ月が経過しましたが、"Can't Stop"がFrancois K.のチャートに入ったり、スタアパ
とのマッシュアップ盤が出たり、と依然ホットな一枚です。コレ。
おススメ。

【CD紹介#53】Samim"Heater"

2007-11-18 12:10:01 | Music
なんだかんだで 2007年も残すトコロあと1.5ヶ月。
…しか 残ってない、とも まだ 残ってるとも言えるタイミングで
アレですが、今回は 07年を代表する1曲(ほぼ確定)の

Samim"Heater"(2007年)

の話を。
元々 独Get Physical Musicからアナログ盤のみが出てましたが、
この度、DataからCDでも配給される運びとなりました。
ので、随分と手に入りやすくなったトコロで。




今夏のアンセムとして結構 方々で聴きました。この曲。
朝霧でも確かTom Middletonが回してました。
能天気なアコーディオンのフレーズ(※)は一度聴いたが最期、
どーにも頭から離れなくなるコト 必至。案の定、俺もボンヤリ
してっと いつのまにか鳴るようになった。
あと 所どころで 空間系のエフェクトを深くかけてくのも 俺は好き。
まぁ そーいうのは現場でDJがヤればイイ気もしますが、普段聴きで
ソコを掻いてくれちゃう、ってのもアリだわな。
と、そんなワケで この1週間、ヘビロテ中。音源聴いたり、アタマん中
で鳴らしちゃったり して。

※:南米コロンビアの音楽 クンビアから引っ張ってきたそう。

【CD紹介#52】Primal Scream"Vanishing Point"

2007-11-10 01:47:06 | Music
めっきり ですね。今週末は チと崩れそう(@関東)ですが、先々・先週末は 天気に
恵まれ(今更で 台風が来もしましたが)、行楽日和ってヤツでした。ので、俺も
アチラコチラへ 出かけました。そーこーしてたら 10月で書く(予)の

Primal Scream"Vanishing Point"(1997年)

についての記事が手つかずのまま になってしまってました。
そんなワケで、イイ加減書きます。

97年当時、自分にとって このAlbumのどの辺り が良くて、ってぇのは 前々回
既に書いた通り(「トリップホップと地続きな感じ」、とか「(Rockの)枠の外に
向かうモノ」だったってコト とかね)。
なので、今回は ソコを繰り返さずに書こうと思います。が、だと どう書いたものか…
とか そんな感じですね。

今の耳で聴いて、って話をすればイイか。分かりきってるコトですが
(だって だから今こぅして勧めてるって話なんだから)、今 聴いてもアリです。
発表当時は、トリップホップ ムーヴメントなりの周辺事情を含めて 評価が
なされ、時代を 巧妙に捉えた作品であること、が称賛されていました(確か
そーだった ハズ)。が、今 ソレらから切り離して Albumの中で鳴っている
音を聴くと、やっぱイイ。というトコに到る。と。
ダブの手法を用いて生み出した ヤバい音像は10年経っても色褪せてねぇし、
#1"Burning Wheel"からして スゲぇ格好イイし、メロディカ奏者Augustus
Pablo(故人)を招いた#4"Star"は 名曲以外の何物でもないし、と、俺 ホント
好きだな。このAlbum。

と、いうのを久々で 引っ張り出して聴いて思った次第。

オマケ。今作から 元Stone Rosesのマニがベーシストとして バンドに
正式に参加、というのは広く知られているトコロだと思います。
が、彼が弾いている曲を除く数曲にBassで参加してるMarco Nelsonが
元Young Disciples(※)だって、知ってました!?
俺は今更で 気づいたーよ。 意外ー。

※アシッド・ジャズ ムーブメントを代表するグループの1つ。

Twitter aka_ABE_DQN