P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【CD紹介#116】Cajmere"Only 4 U/Percolator"

2012-12-31 18:46:00 | Music_label:Cajual Records
2012年も残すトコ数時間すね。えー 今年も拙ブログをご覧いただき ワタクシめがアレやコレや書き散らかすのに
お付き合いいただきまして ありがとうございました!
と、いうワケで 今年最後の記事です。
前回までで ようやく紹介しそびれてたのを消化出来たので、比較的最近買ったのを 取り上げ…る前に そのイントロ
ダクションとして、1996年にAvex Trax傘下の Rhythm Republicからリリースされた

Cajmere"Only 4 U/(It's Time For The) Percolator"(1996年)

について。
90年代半ば~の シカゴハウス再興期の中心的レーベル、Cajual Recordsのライセンス盤で、Cajmereによる"Only 4 U”の
original&remix 4ver.のunmix音源と、ヒット曲"Percolator"(→関連記事)を中心とした(立て続けに 3ver.繋がれてます)
トラックモノのmixが収められています。

"Only 4 U”は Walter Phillipsをvo.に迎えた♂声歌モノハウス。originalは、アツい歌唱と 抑制が利いたトラックが対比的で
格好イイ 一曲。同路線のLovers' mixを挟んで のGreen Velvet(※)mix、Blast From The Past mix、Only Music mix(要はinst.)
は 歌をバっサリと無くしたDub的なヴァージョンで、Reliefの音に比べると 狂いっぷりは控えめながら ハマれる音です。




後半のトラックモノのmixは スッカスカな繰返しハウス集。(頭の)ワル~い音(イイ意味で)が堪能出来ます。
こんな内容のが 国内独自企画で出てたコトに 改めて聴いてもビっクリだな。ホンっト。

※:中のヒトはCajmere

さて、次回(2013年1発目)は 今回紹介した"Only 4 U"を 表題とした(※)Cajual Recordsの20周年記念盤、”Only 4 U : The Sound
Of Cajmere & Cajual Records 1992-2012”を紹介しまーす(予)。てなワケで 来年もよろしくお願い致します です。
良いお年を!!

※:でも 何故か未収録…。

【CD紹介#115】V.A."This Ain't Chicago"

2012-12-29 21:17:49 | Music
こんばんは っす。
昨日は 仕事納め~大学時代の友人との忘年会~R20@Moduleでした。いやはや 飲み過ぎました(冬休み1日目の今日
夕方まで動けなかったす)…。

さてさて 今回は紹介しそびれてた音盤 第6弾でっす。

V.A."This Ain't Chicago"(2012年)

UKのレーベル、Strutからリリースのコンピ盤。「これは シカゴ(産)ではない」と題して 元Bronx DogのRichard Senが
80年代中~後期に英国で作られた、シカゴ(アシッド)ハウスの影響下にある楽曲を選曲した2枚組。
本場産のに 遜色のない、剥き出しなグルーヴを持った楽曲揃いで こんな埋もれた良曲があったのか!となるコト
請け合い、なナイスな内容です。
しっかし 結構マニアックな内容のモノなのに、新婚旅行で行ったドイツでは 洋服屋(Urban Outfitters)で 売ってた
のにはビっクリだったな(シャレオツ感ゼロなのに)。
ちなみに Urban Outfittersで売ってたのには 特典としてRichard Senの手によるmix CDが付いていて、コチラも
ナイスです。で、調べたら このmix、Sound Cloudにアガってました。

This Ain't Chicago 1 hour promo mix by Richard Sen

本作のトレイラーとしては この上ない内容となっているので 是非チェックして下さい。

ちなみに、収録曲の中で 一番刺さったのが2枚目のStatic"Iron Orbit (J. Saul Kane Mix)"。
不穏な雰囲気っぷり が堪らないっす。



【CD紹介#114】Cj Mackintosh"Nervous House 20"

2012-12-20 23:51:56 | mix CD
紹介しそびれてた音盤 第5弾。

Cj Mackintosh"Nervous House 20"(2011年)

NYの名門ハウス レーベル、Nervous Recordsの創立20年を記念しての企画盤。
UKのベテランDJ、Cj Mackintoshによるmix仕様で 件のレーベルの黄金期を飾る名曲がギュっと詰め込まれています。

Masters At WorkのNuyorican Soul名義での名曲(!) "The Nervous Track"(→関連記事)だったり、笑い声を フィルターで
ウネウネさせた変態なトラックモノ、Winx"Don't Laugh"だったり(※)、とこのレーベルからリリースされた作品だと
そうじゃないの(非歌モノ)に偏って聴いてきた自分としては、接点が無かった Nervous発のソウルの溢れかえった歌モノ
に触れる、というか ソレを浴び倒すコトの出来る内容なのが とても有り難いっす。美メロの扱いに長けたCj Mackintosh
の起用含め、ナイス企画です。

※これら曲も 収録されてます。

オマケ。この曲で キレっキレなスクッラッチを披露してるの、Cj Mackintoshなんすね。


【風ログ#19】錦糸町 黄金湯

2012-12-19 00:22:58 | 風ログ
そーだ。忘れない内に 先週末に行った銭湯についても書いておかねば。
ってんで 先週にボルダリングをしに錦糸町へ行き、いつもと違って参加者に女子がいたので
男性専用の 楽天地スパ以外にドコかないか、と探して 行ってみた黄金湯って銭湯について。

この日登りに行った T-Wall錦糸町店から 駅の逆側へ歩くコト約10分、蔵前通りから少し入った
ところにお目当ての銭湯、黄金湯がありました。早速 番台のおばさんに入浴料を払い、脱衣所へ。
来るまでの時間だけで かじかんでしまっていて、浴室の洗い場で黄色い洗面器(ケロリンのロゴ
じゃなく、湯気のマークが描かれてました)に湯を張って指を浸すと 実際はそんなには熱くない
のにヒドく熱く感じてしまう、という状態だったので、ヌルめの湯で暫く慣らしてから、湯船へ。
コッチは 実際に熱いな。43度位か。やー 体の芯から温まります。
タイルで描かれた 背景画(ヨットとヤシの気)を眺めながら、友達と談笑しつつ熱イイ湯加減を
堪能しましたー。気持ちイイかった す。
そんなレトロな風情を堪能出来る黄金湯で 運動の後の ひとっ風呂。
からの 中華屋でビール、も最高でした
(からの 紹興酒を飲み過ぎてしまいました…)。

【CD紹介#113】V.A."Henry Street Grooves"

2012-12-18 22:25:24 | Music
マズい。2012年が終わってしまうまでに あと2週間ない…。
ってんで マクラは割愛して早速本題に。紹介しそびれてた音盤 第4弾。

V.A."Henry Street Grooves : Classic Deep, Funky And Jazzy House
From New York"(2011年)

近年、Strictly Rhythmから90年台ハウスの再評価に呼応して、創立20年の企画盤が何種類か
出たのが 呼び水となり、他の90年代に隆盛を極めたNYのハウスレーベルについても 名曲を
纏めたコンピの発売が相次いでいて、こちらの作品も 同種の企画のHenry Street Grooves版
です。
90年代のハウスは熱心に掘っているのですが、何故か このレーベルのモノは100円棚で
出会わずに あまり聴いて来なかった身としては非常に有難い、レーベルの魅力に触れるには
格好な内容となっています。
流石、こーいう企画に長けたBBEが編んでるだけあって間違いない っす。

収録曲にはレーベルを代表するヒット曲、Chicagoの"Streetplayer"を引用したBackethead
"The Bomb"(※本作には未収録)同様に 大ネタを使った曲があって、そんなの使ったら
ズルいよ(イイ意味で)!となりながら楽しめる二枚組です。
中でもDJ Dukeによる Manuel Gottsching"E2-E4"使いの"D2-D2"は 反則級のズルさです。
そんな大ネタ使い曲と、サンプリングソースとの聴き比べをしても楽しいですよ。

ってんで 元ネタ動画を。



(Disc-1#4 Tranco Traxx"Drops (Johnny V Stole My Sample Mix)"の元ネタ)



(Disc-1#11 Liquid Dope"That Sound (Kenny "Dope" Mix)"の元ネタ)

NEON -DEEPFLOW DRUM'N'BASS- 6th Anniversary

2012-12-09 17:00:00 | お知らせ
NEON -DEEPFLOW DRUM'N'BASS- 6th Anniversary





12/9(Sun.)17:00~@渋谷 Module ( http://module-tokyo.com/ )
Charge: Door→2,000yen/2d
with flyer→1,500yen/1d

---BLACK---
Special Live Set
Velocity(HE;Digital) + Key MC

Heavy1(YABAI84RECORDS)
Shiratori(TOPOLOZY)

Hayato(NEON)
Hirosawa(NEON)
Cham+i(NEON)

[VJ]
乱調.tv


---RED---
Mazdope
Birdy(100bpm)
nemo(Space of Bass,画家)
Atoo(manitou)
Yuki(smash'07)

[Live Paint]
Mw-fA


---BROWN---
3glass & 蜻蛉祭

DJ333(3glass)
メガネ番長(3glass)
Abe(3glass)
DJ 蜻蛉-TONBO-(蜻蛉祭)
カスタードレモン"mori + 蜻蛉" (蜻蛉祭)
Micah Ginnis(蜻蛉祭)

[Food]
蜻蛉食堂

【CD紹介#112】やけのはら"Step On The Heartbeat"

2012-12-08 13:25:50 | mix CD
紹介しそびれてた音盤 第3弾。 発売が昨年の頭だから ソコから約2年経ってからの紹介です。
なモンで、本作は限定盤(Ltd1000枚)につき とうに売り切れてますが…。

やけのはら"Step On The Heartbeat"(2011年)

やけさん ことやけのはらによる、2008年の春発表の"Brilliant Empty Hours"の続編的なmix CD。
"Brilliant~"が「10人くらいが踊ってる朝7時くらいのクラブ」想定だったのに対し、今作はその
延長線上…「昼の2時くらいに部屋で聴いてる感じ」の 内容となっています。そのコンセプト通りに
家聴きにチリバツなハウスmix。
鍵盤、フルートの暖かみのある音色に ♂vo.の載った歌モノハウスに始まり、ディスコーな曲での
ストリングスやディスコブレイク(パーカッション)だったり、生音率の高い ハウスがスムースに
繋がれて行く内容で、確かに 想定されている昼下がり、という時間に聴くと気持ちイイ感じです
(自分が聴くのは 専ら出勤時の電車ですが)。
Booker T."Jamaica Song"のエディットを経て、スインギンな楽曲で〆括られる終盤の流れ、最高
だなー。てなワケで 冒頭で触れている通り、配給元のディスクユニオンでは限定数1000枚を売り
切ってしまっていて、新品で買うのは今となっては 難しいですが、ドコかで見かけたら是非チェック
して欲しい、イイ内容のmix CDです。大薦め!!



【CD紹介#111】DJ W!ld"D!rty"

2012-12-02 18:21:21 | Music
紹介しそびれてた音盤 第2弾は 仏のベテランハウサー、DJ W!ldの2nd.アルバム、

DJ W!ld"D!rty"(2012年)

です。
ここ数年、絶っ好調な様子で シカゴハウスを今様にアップデートした良作を
連発していたDJ W!ld。
そんな彼が作ったデモをMatt Edwards aka Radio Slaveが聴いて、 いたく気に入る、
という経緯があって、DJ W!ldの2nd.アルバムは"Cabin Fever"シリーズのレーベル、
RKDSから、というのに コレは聴き逃し厳禁だわ、となり購入。で、期待通りに内容が
良くて愛聴盤となるも、まだココでは取り上げられてませんでした。この盤。
アルバムは 冒頭、ノンビートのSEモノ"W Train(Intro)"から、続く2、3曲目でも
キックもハットも鳴らない、という、シングルで聴いてきた作風からすると
意外な展開を見せる序盤から、4曲目以降はフロア強度が後半に向かうに連れて
上がって行き、また おまたせ、とばかりに随所で"らしい"シカゴーな音が
鳴らされ、焦らされてた分 余計に堪らんってなるニクくナイスな構成となって
います。このような構成とするコトで、ただのパーティーシット詰合せ、
になるコトなく、全編を通しで聴いて楽しめる内容となっています。
この辺り、大分 気合入れて作ってますね。W!ldさん。名前に似合わず細かイイ
仕事の利いた一枚となってますわ。
と いうのが本作の聴きドコロ、の一つで、そんな 通しで聴いてなんぼ、という面が
ある一方で、収録曲のダンストラックとしての機能性はアルバム仕様となるコトで
後退するコトがビタ一 なく、単品聴き&DJでの使用も全然イケちゃいます。
実際、Cabin Feverシリーズの24、25枚目はこのアルバムの収録曲からバイナル化
したブツなのですが、この形態で聴くと、シリーズに相応しい、DJのための
お役立ちツールになってるんですよね。
そんな面も持ちながら、通しで聴いた時には また違った鳴り方をする、という点が
自分にとって非常に興味深いのもあって、聴き飽きるコトなく何遍も聴いてます。

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