P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【レコード紹介#98】King Tutt"D-A-N-C-I-N'/You Got Me Hung Up"

2014-04-26 23:37:12 | Disco,Re-Edit
こんばんは っす。

レコード紹介の98枚目は 昨年末にネットで購入手続をするも、併せて頼んだのの入荷遅れで
ようやく先月中頃に届いた

King Tutt"D-A-N-C-I-N'/You Got Me Hung Up"

です。
コチラ、1979年~81年に 米のFun City Records、T.K. Recordsに作品を残したバンド、
King Tutt(ツタンカーメンの別称から取っているようです)の初リリース作で レア度の高い
7"を 英のBBEがリイシューした盤(12")です。再発すべき作品、として選んだのは レア盤を
取り扱うオンラインショップzafmusic.comのオーナー、Zafだそうな。




Side-Aの ファンキーな楽曲"D-A-N-C-I-N'"を試聴してコレは…!!となって購入したのですが、
やー 何よりこのナイスグルーヴ、なベースラインですよ。そして アツい♂声歌唱!更に ホーン、
コーラスがバっチリ効果的に配されたのが相まって、自分が好む ディスコの醍醐味がギュウ詰め
になってます。 最高だなー。
Side-Bの 煌びやか~な"You Got Me Hung Up"、コチラも最高!!です。
流石BBE、なナイスな再発仕事となってます。未聴の方は是非チェックを!!おススメです。

【レコード紹介#94】Dimitri From Brooklyn"Dimitri From Brooklyn Edits"

2014-04-05 01:32:55 | Disco,Re-Edit
こんばんは っす。
今回は 前々回前々回で 「我が家の Frankie Knuckles」を書くので後回しにした レコードの紹介記事です。

Dimitri From Brooklyn"Dimitri From Brooklyn Edits"(2013年)

Razor N Tapeレーベルから 昨年末に発売(日本のレコ屋の店頭に並んだのは今年の1,2月)された Dimitri From
Brooklyn aka Dimitri From Parisの手によるエディット作品集。Razor N Tapeが NYのブルックリンのレーベル
なのに因んで、普段のパリに代えて ブルックリンを冠したようですね。

Side-Aは Madonnaの1985年の楽曲"Into The Groove"のエディット。80年代の ダンサブルなポップス楽曲に
ハサミを入れて 原曲の趣を残しながら どこかシカゴハウスを思わせる雰囲気に仕上げたイイ仕事です。
Side-Bでは ファンキーなベースの効いたGoldie Alexanderの1981年の作品、"Show You My Love"、Paula Abdulの
1988年の楽曲、リズムマシーンのサウンド、これまたファンキーなベース、シンセのスタブの鳴るザ・80年代な音の
"Opposites Attract"の2曲をそれぞれ素材にしています。
両面とも 懐かし恥ずかしイイ80sに上手くハサミを入れて 再び輝かせる内容でイイです。
コチラで 収録曲を3曲とも聴けるので 是非チェックを!

やー Dimitriさん、つい先日も今度はDimitri From Tokyo名義で"Dancing Fool EP"というエディット集を出したり、と
目下絶好調ですね。そんな彼による Frankie Knucklesに捧ぐmix(↓)を紹介して 今回の結びとします。ではでは…!!





【レコード紹介#90】Dunk Shot Brothers"Twilight Ep"

2014-01-21 00:48:32 | Disco,Re-Edit
こんばんは っす。昨日(日曜日)は 朝起きたら家の中に居て分かる寒さで、結局 クリーニング屋へ
行く以外は出かけずに一日過ごしました。

さて、長らく旧譜の紹介に偏ってましたが、今回は久々で発売から日の浅い盤を紹介します。

Slow Motion Replay Presents Dunk Shot Brothers"Twilight Ep"(2014年)

Soul Source Productionとしての活動で知られる プロデューサー/DJの箭内健一が率いるDunk Shot
Brothersの第6弾リリース作。

Onur Enginが "Edits Vol.5"(2011年)で"Love Talkin"を素材とするなど、国外でも支持を集めている
山下達郎ワークスから 氏の在籍したバンド、シュガー・ベイブの楽曲"Down Town"、シティー・
ポップ クラシックの松原みき"真夜中のドア"、という 大ネタ中の大ネタを使用したエディット
音源を収めた盤です。

Side-Aには 件の"Down Town"のEPOによるカヴァーと、"真夜中のドア"を素材とした2つの
エディットを収録。壊さずに、適度にイントロを引き延ばしたり 上手ーく手が入っているイイ
仕事。特に 追加されたリズムマシーンの音が 違和感なくハマりながら、新鮮な耳触りを生んで
いる"真夜中のドア"、イイです。







(Side-A収録曲のOriginalです)

Side-Bには 大ネタ使いから一転、発掘音源な旧東ドイツ産ジプシー・ロックを素材とした "Under
The City"、DSB自身のNu-Disco楽曲"Moon Dust"を収録。アッチが派手やかな分地味に聴こえます
がコッチの面のも気持ちよく聴ける内容でイイな。

おススメです。

【レコード紹介#87】Jazmina/Dr.Buzzard Savannah Band"Let The Rain Come Down/Sunshower"

2014-01-09 00:56:50 | Disco,Re-Edit
こんばんは っす。
今回は 夕方から雨が振っているのに因んで、レコード紹介の87枚目で、雨に関係した盤を
引っ張り出して紹介します。

Jazmina/Dr.Buzzard Savannah Band"Let The Rain Come Down/Sunshower"(2008年)

Hazardisc Soundsなるレーベルの第1弾リリースとして 2008年に発売されたリエディット作品。
手がけてるのは Foremost PoetsことJohnny Dangerousという米のプロデューサーです。

Side-Aは Tyrone Payton率いるIntenseの1990年の楽曲が素材となっています。尚、本盤では
Jazminaの楽曲とされていますが、彼女は "Let The Rain Come Down"に参加した女性ヴォーカルです。
件の曲を Satoshi Tomiie"Tears"のトラックと合わせた、しっとりとしたイイ仕上りとなっています。



元ネタ

Side-Bですが コチラは雨の日が紹介すんのにイイ時、ではないような気がしますが…
Dr.Buzzard's Original Savannah Bandの、バンド名を冠した1976年のアルバムの収録曲、
"Sunshower"をハウス寄りにエディットしたモノ。原曲はDe La Soul"Am I Worth You?"での ネタ
使いや、フリーソウルの人気曲として 一度は聴いたコトはあるのでは?




本盤に収録されたヴァージョンは、長らくキック抜きで展開して 散々タメてから終盤で入ってくる仕様
になっていて、焦らし展開をそのまま使うも良し、キックレスのトコに他の曲のビートを重ねてミックス
するも良し、です(せっかちな自分は後者で Druw&Perez feat.Don-eの"A Little Sunshine"って曲を
続けるのを 鉄板繋ぎにしてました)。

そんな、片面は 雨の日用、もう片面は 晴れの日用(明け方とか特にハマります)、な一枚です。

【レコード紹介#70】"Ain't No Stopping Us/Don't Look Any...(Re-Edit)

2013-06-23 13:50:56 | Disco,Re-Edit
さてさて、お待たせ致しました。今回こそ、前々回に 関連盤の紹介をしていた

McFadden And Whitehead"Ain't No Stopping Us(The Noodleman Rework)"
/Dennis Edwards"Don't Look Any Further(The Revenge Re-Edit)"(2012年)

について 書きます。
昨年リリースされたThe Noodleman、The Revengeの両名による大ネタ ディスコリエディット盤。

A-1は カナダのThe NoodlemanによるMcFadden And Whitehead"Ain't No Stopping Us"のリエディットで、
ストリングスや 熱~い歌唱といった原曲の要素を残しつつ フィルターを上手ーく使ってフック部の前にタメを
作ったり、アシッディーなベースを追加したり、と イイ仕事をしています(→試聴)。

A-2は Joey NegroのZ Recordsからの"Reekin Structions By The Revenge"というエディット集をはじめ、エディットの
良作を多く出しているThe Revengeによる仕事。ネタとなっているのは Eric B.&Rakim"Paid in Full"でのベースの
引用で(も)知られる Dennis Edwardsの"Don't Look Any Further"。




こちらは 太いボトム(但し、件のベースは 序盤はお預け)を中心に組み立てて、ソコへ短く切り取ったvo.を配置した
熱さ控えめなズブズブ仕様。格好イイ っす。

この内容のを アウトレット品で500円で買えた(新宿のユニオンでお買いアゲ)のは ラッキーだったなー。

【レコード紹介#69】Hamilton Bohannon"Me And The Gang"

2013-06-22 02:11:45 | Disco,Re-Edit
こんばんは っす。今回は 前回、買ったばかりのディスコリエディット盤に関連して収録曲の原曲を紹介したので、
次は 件の…と言う流れなトコ 気まぐれを起こして先送りにして、別のレコードをご紹介(勝手ですいません)。

Hamilton Bohannon"Me And The Gang/The Groove I Feel/Maybe You Can Dance"

ドラマーとしてキャリアをスタートし、1970~80年代に プロデューサー、アレンジャーとして強烈なグルーヴを持った
楽曲を多く世に放ったHamilton Bohannon。彼の代表作、1978年発表の"Summertime Groove"(ジャケの水着姿で
はしゃぐ女子3人が眩しい!!)に収録の"Me and the Gang"を中心に、76年の"Dance Your Ass Off"から"The Groove
I Feel"、77年の"On My Way"からの長尺曲、"Maybe You Can Dance"の3曲を収録したリイシュー盤が今春に出ました。

Bohannonの楽曲は 以前までは"Let's Start The Dance"(コチラも"Summertime Groove"からのヒット曲。→関連記事)
しか 知らず、昨年 日本版Waxpoetics誌の20号の彼を取り上げた記事に Paul Johnsonが2000年にヒットさせた"Get
Get Down"の元ネタも 彼の、ってコトが載っていて、件の"Me And The Gang"を検索して聴いてみたら…この曲も まぁー
パンチが利いていて、コレは持っておきたい音源だなー と思うも見つからず、の期間が暫くあって この度めでたく
リイシュー、となり 個人的に大分嬉しかったです。
てなワケで ココで"Me And The Gang"をお聴き下さい(動画埋め込みます)。




カッティング・ギターと "Get Get Down"で引用された鍵盤のフレーズが Bohannonのタイトなドラムの上に乗り、更に
彼の声(+数人の男性の声)と、Carolyn Crawfordのファンキーな歌唱が加わる 黒~いグルーヴに溢れた 名曲ですね。
残り2曲も Bohannon印の強烈なグルーヴと 思いつく限りのアイディアを詰め込んだ目まぐるしい展開とを持った楽曲と
なってます。
いやはや…コレはホントに嬉しい再発でした。ではでは…!!

【レコード紹介#68】McFadden&Whitehead"Ain't No Stoppin' Us Now"

2013-06-21 00:14:58 | Disco,Re-Edit
今日は もう1エントリ。ってんで 先程紹介した"Get Lucky(Part.2)""と併せて買ったレコード、

McFadden And Whitehead"Ain't No Stopping Us(The Noodleman Rework)"
/Dennis Edwards"Don't Look Any Further(The Revenge Re-Edit)"(2012年)

という The Noodleman、The Revengeの両名による大ネタ ディスコリエディット盤に関連して(※)、
McFadden And Whitehead"In't No Stopping Us"の原曲を取り上げます。
※:リエディット盤の方についても近々…!!

ジーン・マクファデン、ジョン・ホワイトヘッドの2名のソングライターからなる McFadden And Whiteheadが1979年に
発表したセルフタイトルAlbumに収録されたダンス・クラシック。
フィリー産ディスコサウンドのトレードマーク、な 華やかーなストリングスの利いたバックトラックの上に 熱~い歌唱
が載った名曲です。




この曲は、Charanga 76によるカバー ヴァージョン、"No Nos Pararan"でも知られていて、ソレを近年 スペインのBanda
Achilifunk&OJOというバンドが 更にカバーしています(Jackson Sisters"I Believe In Miracles"のカバーと共に7"が切られて
ます)。




爽快なラテン・ディスコでイイ っすね。

尚、自分が持っている"Ain't No Stopping Us"は 1993年にUnidiscというレーベルから出た、英のキッズ・レゲエ
グループ、Musical Youthの"Pass the Dutchie"(↓)とのカップリング盤です。



【レコード紹介#60】Inner West Soul"Inner West Soul Edits"

2013-05-05 21:24:45 | Disco,Re-Edit
こんばんは っす。皆様、G.W.の後半はいかがお過ごしでしょうか?ワタクシは 一昨日の昼に高円寺のレコ屋で
7"を数枚掘った後、気になっていた立飲屋、きど藤へ行き 破格!!な肴とお酒を楽しんだ後、新宿へ行き、Be-Wave
で DJ(1FののDJブースで改装前の回し納め)&ハシゴ酒、翌日も 親戚の家で昼から、と 飲んでばかりです。旅行へ
行く、とかでないと こうなりがちっすね。

さてさて、今回は 前回のDimitri From Tokyoによるエディット集に続き、 人気ディスコ・リエディット・レーベル
Disco Deviance発の音源をご紹介。

Inner West Soul"Inner West Soul Edits"(2011年)

豪州のエディット職人、Inner West Soulによるエディット集。
Side-Aの"The Live Sound"は 過去にDJ Harveyもハサミを入れたTendernessの1978の作品、"Gotta Keep On Trying"
(↓に原曲を載せときます)の、イイ塩梅なフィルターのかけ具合に痺れちゃうエディット。4つ打ちのキックを強化しつつ、
でも ビートはあくまでディスコブレイクなトコが良い っすね。ハウシー 止まりでディスコハウス、にはしない ナイス
匙加減。




続いて Side-BはGary Byrd&The G.B. Experienceによる ディスコ・ラップ曲"The Crown"(Stevie Wonderプロデュース作)
の エディット(Crown Jewels)。元々 10分超えの尺があるので、長尺化はせずに ラップを削ってフックをメインで聴かせる
仕様に作り替える手法が採られています。こちらでも フィルター使いが冴えてますね。




と、両面とも良い出来です。未聴の方は 原曲の動画を聴いてみてピンと来たら是非探してみて下さーい。
ではでは…!!

【レコード紹介#59】Dimitri From Tokyo"French Affair/Sfunky"

2013-04-30 23:11:14 | Disco,Re-Edit
えー こんばんは っす。本日 4/30で、拙ブログ P印良品は開設から 丸8年と相成りました。
我ながら随分長いコトやってんなー(始めた当初20代前半だったのが、今や すっかりオバ30です…俺)。

さてさて、誕生月恒例企画(昨年はサボりましたが)、1日1枚生活の2013年版も 本日で終了です。
てなワケで 先週よりヤっている1日1枚音盤紹介、も今日でラスト。
最後に取り上げるのは 仏のディスコキング、Dimitri From Parisによる、Dimitri From Tokyoでのエディット集、

Dimitri From Tokyo"French Affair/Sfunky"(2013年)

です。1997年に"Shibuya Connection E.P."と題された12"をリリースした際の名義を用いて 人気ディスコ・リエディット・
レーベル Disco Devianceより発表された本作。
Side-Aは "French Affair"という曲名の、Donna Summer(来月で1周忌ですね…)の1976年発表のalbum"Four Seasons of Love"
に収録の"Spring Affair"のエディット。基本違和感がまるでしない感じに編集が施されていますが、その一方でハサミを
入れた感も 品良く(ヤり過ぎてない感じで)出ているナイス仕事となっています。




続いて、Side-Bは 前回、前々回に取り上げた楽曲(Moodymann"Shades of Jae"、DJ Sneak"Get Da Ho")の元ネタ、
Bob James"Spunky"のエディット。こちらも 壊さずに、でも 一手間加え(て改良し)た感はしっかりあるイイ仕上り。

と、ディスコキングの面目躍如、なナイス手捌きを堪能出来る内容となっています。大薦め(目下 売切店続出ですが)!!

【レコード紹介#48】Freedom"Get Up And Dance"

2012-07-29 23:42:47 | Disco,Re-Edit
先週末に行った レコード・CDサマーカーニバル浅草で買ったレコードから1枚ご紹介。

Freedom"Get Up And Dance"(1979年)




大所帯ファンク・バンド、Freedomの1979年発表のAlbum、"Farther Than Imagination"の収録曲。
発表から30年強(!!!)経っても 盛りアゲ力の衰えない 定盤パーティーチューン。B面は メロウな"You've Just Got To Be
The One"。
”Get Up~”は "Ultimate Breaks & Beats"にも収められた(Vol.5) ザ・大ネタ(Grandmaster Flash&The Furious Five"Freedom"
はじめ、ネタ使いされるコト多数)、な曲で、イントロのホーンは誰もが一度は耳にしているハズ。
僕らの 世代だと、『ポンキッキーズ』のオープニングで聴いた、という人が多いかと。ってんで "Get Up And Dance"
をネタ使いした スチャダラパー(Boseさん、ご結婚おめでとうございます!!今更ながら…!!)の同名曲を 埋め込みます。

スチャダラパー"Get Up And Dance"



あと、今回、原曲をちゃんと聴いて気づいたのですが Jurassic 5の“Concrete Schoolyard”での この曲の引用の仕方、
芸が細かいなー。敢えて ホーンじゃなくてカズーを使って演奏しているのを引っ張ってるのが なんとも。ってんで
コレも埋め込み(↓の動画では コーラスに挿し替えられてますが…)。

Jurassic 5“Concrete Schoolyard”



以上、先週に買ったレコードに関するアレやコレやでした。

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