P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【レコード紹介#59】Dimitri From Tokyo"French Affair/Sfunky"

2013-04-30 23:11:14 | Disco,Re-Edit
えー こんばんは っす。本日 4/30で、拙ブログ P印良品は開設から 丸8年と相成りました。
我ながら随分長いコトやってんなー(始めた当初20代前半だったのが、今や すっかりオバ30です…俺)。

さてさて、誕生月恒例企画(昨年はサボりましたが)、1日1枚生活の2013年版も 本日で終了です。
てなワケで 先週よりヤっている1日1枚音盤紹介、も今日でラスト。
最後に取り上げるのは 仏のディスコキング、Dimitri From Parisによる、Dimitri From Tokyoでのエディット集、

Dimitri From Tokyo"French Affair/Sfunky"(2013年)

です。1997年に"Shibuya Connection E.P."と題された12"をリリースした際の名義を用いて 人気ディスコ・リエディット・
レーベル Disco Devianceより発表された本作。
Side-Aは "French Affair"という曲名の、Donna Summer(来月で1周忌ですね…)の1976年発表のalbum"Four Seasons of Love"
に収録の"Spring Affair"のエディット。基本違和感がまるでしない感じに編集が施されていますが、その一方でハサミを
入れた感も 品良く(ヤり過ぎてない感じで)出ているナイス仕事となっています。




続いて、Side-Bは 前回、前々回に取り上げた楽曲(Moodymann"Shades of Jae"、DJ Sneak"Get Da Ho")の元ネタ、
Bob James"Spunky"のエディット。こちらも 壊さずに、でも 一手間加え(て改良し)た感はしっかりあるイイ仕上り。

と、ディスコキングの面目躍如、なナイス手捌きを堪能出来る内容となっています。大薦め(目下 売切店続出ですが)!!

【レコード紹介#58】DJ Sneak"Dry Rub EP"

2013-04-30 01:43:52 | Music
こんばんは っす。夕食時に 日本酒を飲んでイイ気持ちになって一寸横になったら日付変わってしまっただよ…。
てなワケで 4/29分の今日の一枚、は前回予告をした通り、Moodymann"Shades of Jae"の関連盤として

DJ Sneak"Dry Rub EP"(2008年)

を紹介します。
今年の1日1枚生活の3週目に聴いた "fabric 62"も相変わらずのド ファンキーなDJっぷりで最高だったDJ Sneakが
DJ Mesのレーベル、Houseguest Musicの1番として発表したSingle。
この盤に、Moodymann"Shades of Jae"と同じく Bob James"Spunky"(↓に動画埋め込みました)からファンキーな鍵盤を拝借
した"Get Da Ho"が収録されています。




Side-Aは件の "Get Da Ho"のOriginalと、レーベル主宰のDJ Mesによるremix。いずれも 跳ねたビート×あの鍵盤リフで
焦らし要素は無し、な "Shades of Jae"とは別モノ、な即物的なファンキーチューンです。
Side-Bには "Marijuana"、"Come Back Johnny"を収録。安定のSneak印のサウンドです。

関連盤、という紹介の仕方をするも、上述の通り "Get Da Ho"は"Shades of Jae"とは別モノで、同じ楽曲をネタ使いするも、
その目指すトコロは まるで異なってますね。そんな隔たり具合を聴き比べてみんのも一興かと。ってんで 本盤を紹介した
次第 す。
ではでは また今夜…!!

【レコード紹介#57】Moodymann"Shades of Jae(Bangin' Edit)"

2013-04-28 12:46:16 | Music
こんばんは っす。4/28日の今日の一枚は、

Moodymann"Shades of Jae(Bangin' Edit)"(2005年)

です。

MoodymannことKenny Dixon Jrが 1999年に発表した楽曲を エディットした本盤は、米のリエディット・レーベルShoesの
初リリース作として2005年に発売され、流通枚数の少なさから 中古市場での価格が高騰していた一枚で、先般(2012年) Shoes
から再発されました(自分が持っているのは 再発盤の方です)。

Bob James"Spunky"から拝借した ファンキーな鍵盤を鳴らして、聴く人にソコに太いキックが加わったらもぅ!!な気持ちを
起こさせながら その期待に対して長らく焦らしに焦らしてから キックの鳴る原曲(↓に動画埋め込みました)に対して、こちらの
Editでは早々にキックが入る仕様に変更がなされています。名前(Bangin' Edit)の通りな内容ですね。
焦らし要素が排除されたことで、ソレこそがこの曲のキモ、っていう面もあるので 魔改造と呼ぶべきブツになってますが、DJに
とってはミックスがし易い、などの利便性もあり、こーいう即物的なのもダンスミュージックとしてはアリ、かと。




次回は Moodymann"Shades of Jae"の関連盤を取り上げようと思ってます ので明日の更新をお楽しみに!!

【レコード紹介#56】Spencer Parker"I Think I Love You"

2013-04-28 12:14:28 | Music
すいません…。昨日 新宿で飲ミーティングをして昼2時~7時まで飲んで、ウチ帰って 今日の一枚、
の記事を書かずに寝てしまいました。
てので 昨日書きそびれた今日の一枚(4/27分)をば。
一昨日~昨日でRKDSから出ているCabin Feverシリーズを取り上げたの からの流れでRKDSの本体、
REKIDSからの音源、

Spencer Parker"I Think I Love You"(2011年)

を紹介します。
Spencer Parkerは 06年に"Beautiful Noise"という彼にとってキャリア2枚目のSingleをリリースしたり、
09年にでたREKIDSレーベルの3枚組コンピ盤、"REKIDS Revolution"の内の1枚に 彼の手によるDJ mixが
収録されたり、と REKIDSレーベルと関係が深い、英国のアーティスト。
本作には 2011年に同レーベルからは約2年ぶり、で出たSpencer Parkerの楽曲と、LucianoのCadenza
レーベル他からのリリースで人気のRebootによるremixが収録されてます。

Side-Aのoriginalは 以前紹介した"Give My Regards To Holloway"(→過去記事)同様、ボトムはデーンと
据えられたベースと イイ具合に跳ねたビートとで構成されていて、ソコに女のコの声が載る作りと
なっています。
中盤の”I Think I Love You"という声ネタから 再度ベースが入ってくるブレイク、痺れるなー。
ちなみにこの声ネタ、自分の中で 勝手にジャケットの可愛イイ娘ちゃん(※伏し目がちだから
ホントそうかは不明)が言ってるコトになってます。



続いて Side-BのRebootによるremixですが、コチラも原曲の格好イイベースラインを中心に据えながら、
トライバルなパーカッションを効かしたイイ内容です。

以上、4/27分の今日の一枚でした。また 今夜(記事アップします)!!

【レコード紹介#55】Cabin Fever Trax Vol.30

2013-04-26 23:21:55 | Music
こんばんは っす。前回 Cabin Fever Traxのシリーズ第1弾を紹介したので ってんで今日の1枚は
現時点でのシリーズ最新作、

Cabin Fever Trax Vol.30(2013年)

を取り上げます。
本作はEdward Mixxの手によるものらしいです。…って Edward Mixxが誰なの?が不明なのですが。誰かの変名
なんだろうか どーだろうか…。

ともあれ 中身の話をば。
Side-Aの"Dr.Beat"は、Miami Sound Machineによる同名曲をネタ使いし…てはいないですね。1枚前の29番は
The Bucketheadsの"The Bomb"、という大ネタ使いでしたが。
実際には ボトムヘビーなビート(スネア、クラップやタムの鳴らされ方が初期シカゴ ハウス感高めです)が主体となった
トラックです。ウワモノは 序盤にレイヴ感のあるシンセリフが、中盤以降は声ネタと発振音が乗っかる位で、DJのため
のツール感がいつになく高くなっています。
続いて Side-Bの"Olati Beat"は回転数を間違えたかな、ってなる位遅いBPM(100程度)の4つ打ちトラック。こちらも
ビート主体です。しっかし、20番など過去にも遅いのがありましたが ここまでのはなかったな(確か)。このスローモー
感を上手に使いこなすのが DJの腕の魅せ所ですね(自分自身はと言えば イイ使い道をまだ見つけられてませんが…)。

そんな、DJツール度高めな30番です。

【レコード紹介#54】Cabin Fever Trax Vol.1

2013-04-25 22:48:13 | Music
こんばんは っす。今日の1枚はRadio Slave主宰のREKIDSレーベルの“非公式”サブレーベル、 RKDSから出ているワンショット
売切ご免、な限定盤シリーズ Cabin Fever Traxの第1弾、

Cabin Fever Trax Vol.1(2008年)

です。
過去にシリーズから何枚かご紹介するなど ワタクシが愛してやまないCabin Feverシリーズは この盤から始まりました。
一部の例外を除いて基本 誰の仕事か、は明確にされていないので、「らしい」に留まりますが、 本作は御大Radio Slave
によるものらしいです。

Side-Aの"Deep '92"(こちらは シリーズからの選りすぐりコンピ盤に収録されてます)は、サイレンの音や"Hey DJ~"という
声ネタを効果的に配した派手めな楽曲。このアーリー90年代感溢れる ダサ格好良さ、嫌いじゃない どころか大好き っす。

Side-Bの"Sanchez"は ビート主体の楽曲で、スネアの跳ねっぷりがイイ グルーヴを作っていてこちらもナイスです。

私事ですが 2009年にシリーズ4番で Cabin Feverシリーズの音源を初めて聴いて、以来新しいのがリリースされるのを
欠かさずチェックしつつ、聴き逃した1~3番を中古盤でなんとか手に入れようとしていて、3番、2番、と カウント
ダウンな感じで見つけ、昨年遂に念願叶って1番を掘り当てました。やー あの時は嬉しかった す。
と、そんな経緯があって、この緑のクリア ヴァイナルには大分思い入れが有ります。

そんなトコロで 本日はこの辺で。また明日…!!

【レコード紹介#53】KIDSVISIONS01(Radio Slave/Runaway)

2013-04-24 22:16:35 | Music
今日の1枚は 今月の上旬に出たInnervisions発のレーベル・コラボレーション・シリーズの第二弾(第一弾は Kompaktとの
コラボ盤)、Radio Slave主宰のREKIDSレーベルからの音源のInnervisionsの看板アーティスト、Ameによるremix盤、

Radio Slave/Runaway"N.I.N.A./Brooklyn Club Jam(Ame remix)"(2013枚)

です。

まずSide-Aの Radio Slaveの"N.I.N.A."のremixは、2010年リリースの民族音楽調のコーラスに耳が惹き付けられるテック
ハウス、な原曲を その面影を(件のコーラスを含めて)ちゃんと残しつつ 優美なAme印の音に仕立てた素晴らしい仕事に
なってます(ちなみに "N.I.N.A."については以前 DJ Sneakによるコチラも原曲の良さも remixしたヒトのらしさ、も堪能
出来るナイス仕事 の紹介もしてます→関連記事)。




続いて、Side-BにはAmeがremixをしたのに 更にRunning BackレーベルのGerd Jansonらがeditを施した楽曲が 2ヴァージョン
収録されています。。
恥ずかしながら購入時 2008年にリリースされた原曲については、アーティスト名・タイトルからはピンときていなかったのですが、
一聴するなり あー曲中のピアノのフレーズ、聴いたコトある!!ってなりました。特大ヒットで DFAからもリリースされた位だから
そら聴いたことあるわな。
そんな"Brooklyn Club Jam"を キラーチューンたらしめているピアノのフレーズを効果的に用いた B-1と、ピアノを排除して 高揚感
よりもハマり感推し、に仕上げたB-2 の両方ともイイです。




このレコード、ホンっトに 好内容だなー。ナイス コラボ!!

【レコード紹介#52】Bronx Dogs"Tribute To Jazzy Jay(The Harvey remix)"

2013-04-23 21:49:55 | Music
先ほどの 1日1枚生活の第3週の振り返りに続いて今日の1枚のご紹介をば。

第3週に聴いた Bronx DogsのAlbum("Three Legged Funk")に関連する1枚、として

Bronx Dogs"Tribute To Jazzy Jay(The Harvey remix)"(1998年)

を紹介します。

Bronx Dogsは、Richard Senと 元WiseguysのPaul EveからなるUKのブレイクビーツユニット。
そんな彼らの タイトルからして、なオールドスクール ヒップホップへの愛情溢れる楽曲を、80年代にそのキャリアを
スタートさせ、近年では 「DJとして最も神の領域に近い男」とまで称される程のカリスマ的な人気を博すDJ Harvey
がremixしたのが 本盤。
オリジナルは流通枚数が少なく、希少なんだそうな(※自分が 持っているのは非公式のリプレス盤です)。

Edwin Starr”I Just Wanna Do My Thing"、Barry Devorzon&Perry Botkin Jr"The Riot"等をネタ使いした ファンキー
な原曲を、壊し過ぎずに 切れ味の良いスクラッチを加えたりしつつ 絶妙ーな匙加減でイジったナイスremix(、というか
edit のがしっくりくる感じです)に仕上がってます。

動画、探したケド remixの方は見つからなかったので原曲の方を貼っておきます。未聴の方は Harveyのも探してみて
下さい(余談ですが ピッチ上げればハウスとも繋げますよ)。では また明日!



1日1枚生活'13【第3週】4/15~4/21

2013-04-23 21:46:14 | 聴きログ
さて、前回で 予めお伝えしておりました通り、1日1枚生活の第3週の振り返りをば。
先週は 以下の7枚を聴きました。

1.4/15 V.A."Hip Hop Hot Menu, Vol. 1"(1993年)

2.4/16 Peace Bureau”Inner City Booms"(1997年)

3.4/17 V.A."Eightball Corner Pocket!(1996年)

4.4/18 V.A."This Ain't Chicago(1 hour promo mix by Richard Sen)"(2012年)

5.4/19 Bronx Dogs"Three Legged Funk"(1998年)

6.4/20 V.A."Summer Mega Blast 2012 mixed by Terrence Parker"(2012年)

7.4/21 V.A."fabric 62: DJ Sneak"(2012年)

週明け月曜日は 憂鬱な仕事デーが始まったのを紛らわすべく 頭の悪い(イイ意味で)音を、ってので マイアミ
ベースを。てなワケで 2 Live Crewを擁する同グループのリーダー、Luke主宰のレーベル Luke Recordsのコンピ
盤(mix仕様)を聴きました。マイアミベース一辺倒じゃなくて 食傷気味にならないイイ塩梅の内容です。
2は NYのレーベル、Eightball配給のJazzy Hip HopのAlbum。自分が持っているのはAvexが傘下のRhythm Republic
から出した廉価盤です。佳曲揃いのニュースクール期のマイナー名盤かと。
3も Eightballから、の同レーベルの音源を使用したmix CD。自分 90年代中頃のNYのハウス、大好きっす
(→関連記事)。
4は 以前紹介した英国産のシカゴスタイルのハウスをまとめたコンピ、"This Ain't Chicago"の収録曲を 選曲を
手がけたRichard Senがmixした盤(コンピの紹介をした記事内にあるリンクから聴けます。未聴の方は 是非!!)。
で、5は そのRichard SenがかつてメンバーだったBronx DogsのAlbum。ド ファンキーなサンプリング ミュージック
で最高です。
6は デトロイトのヴェテランDJ、Terrence Parkerによるmix CD。Cajmere Feat. Dajae"Brighter Days"、Marshall
Jefferson"Move Your Body"といったハウスクラシックや、ド定番ダンスクラシックを スクラッチ他のテクニックを
惜しげなく披露しつつ繋いだ極上mixです。中盤に差し掛かったトコでの Makam"You Might Lose It"のKerri Chandler
によるremixをごく短時間挟んでソコからArmando"100% Disin You"へ、という痺れる繋ぎ&フェーダー捌き、が個人的に
スゲぇ好きです。
この週の最後に聴いたのは ロンドンのクラブ、fabricの名を関したmix CDのシリーズから DJ Sneakの例によって終始
ビートが跳ねまくったド ファンキーな(つまり僕的には ド ツボな)をプレイを収めたのを。

そんな 1日1枚生活'13【第3週】でした。
ちなみに 土曜日は最近ご無沙汰気味だった 新宿Be-Waveへ、昨年10月の3glassに出て貰った Cwestこと西君のDJを聴きに
行く、ってコトもしました。年増キラーっぷりを遺憾なく発揮したナイスDJだった す。

【レコード紹介#51】A Hundred Birds"Relight My Fire"

2013-04-22 23:43:27 | Music_Domestic
こんばんは っす。
早いモンで4月も第3週が終わって 残すトコ10日ないのか。ってんで 早速1日1枚生活の第3週の振り返り…
も書かなきゃなのですが、今年は去年サボって久々だし、第4週入った月曜日~月末までは ガンバって
1日1枚音盤紹介するコトをガンバってみよう、てのがあって 今日はソレの1枚目を書きます
(3週目の振り返り は時間が有りそうな明日にでも)。

A Hundred Birds"Relight My Fire"(2012年)

ダンス・ミュージック・オーケストラ、A Hundred Birdsが 昨年末に発表した、Dan Hartmanのペンによる
79年のディスコヒット、"Relight My Fire"(Vo.はLoleatta Holloway)のカヴァー。
11年に出た Ain't No Mountain High Enoughに続く東日本大震災の復興支援募金曲(利益は全額寄付されるそう)です。
後に "Love Sensation"(→関連記事)他の名曲を生み出す Dan HartmantとLoleatta Hollowayの 初共演作を、オーケストラ
ミュージシャンの演奏と、Sweep、TeNの男女vo.で 熱~く再現してます。
やー 今回も素ん晴らしい出来です!!
原曲同様、歌が入るまでが延々長いのも イイ焦らされ感で堪らない っす。
Side-Bに収録のAltzによるremix(Altz Lazy version)もライブ感を損なわずに 加工・再構築した
とてもイイ仕事っぷりです。

と、今回は 2013年の1日1枚生活の1枚目にLoleatta Hollowayのディスコ期初期のAlbumを選んだのとの
繋がりで彼女が歌った"Relight My Fire"をA Hundred Birdsがカヴァーしたのをご紹介しました。

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