P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【CD紹介#21】Free TEMPO"Imagery"

2006-04-30 09:55:33 | Music_Domestic
前回の予告通り、今回取り上げる P印良盤は、

Free TEMPO"Imagery"(2006年)

です。
仙台在住の半沢武志によるソロ・ユニット、freeTEMPO。
今月リリースの"Imagery"は、彼の外仕事&自曲(新曲&new mix)を収録した作品集。
「クラブ」と「ポップ」の間の丁度良い所にある、彼の音は神妙な面持ちで聴くモノでも、
消耗品でもなく、日々の生活の中へ入ってソコへ馴染んでいく。
少なくとも、俺にとってはそういうモノなんで、今回のも またヘビロテ確実です。
ワリと長い期間に渡って(だと思う)。

収録曲について。
現時点で個人的に気に言ってるのが、まず#3のTambu(Tombo In 7/4)。依然として
ドライブへ持っていくならこの1枚、の地位をガッチリとキープして放さない 2003年の1st.
フル・アルバム"The world is echoed"の延長線上にある、主にスネアの使い方によって疾走感を
出したリズムトラックの上でヴォコーダーでイジったvo.が歌ってます。
2004年リリースの"Soul Sorce Remixed Boogies"にて初出、というコトで結構 前のモノですが、
今でもそぅ色褪せてないなー、と。続く#4のCold FeetのLori Fineをvo.に迎えた新曲
"Love Will Bring You Back"も2005年の"Oriental Quaint."では薄れていたブラジリアンな作風が復活してて、
コレもツボりました。#6のBajune Tobeta"O MAR EM PAZ"のremixもアコーディオンの音が
印象的な、生音主体のトラックに電子音を上手く溶け込ませたイイ仕事。そして、1番ツボったのが
"Vamos a Bailar"のセルフremix。コレも俺の好きなブラジリアンな作風。や、ホント好き。

【CD紹介#20】DJ Sneak特集4"The Future Sound Of..."

2006-04-23 12:11:02 | mix CD
まぁ まずムリだな、と予め覚悟はしてますが、遺失物届(同名の記事
参照のこと)を出したものの、その後 音沙汰無しなんで、いよいよ
現状 中断してしまってるDJ Sneak特集を再開して、当初予定してた内容で
ヤリ遂げるには、失くした

DJ Sneak"Sessions"(2006)

を買い直すしかなさそうです。
しかし、買い直しにCD屋へ向かおうとする足取りは非常に重いワケで。
この特集をやり遂げる為だけに、というコトではないんでヤブサカでは
ないんですよ。でも。
あ、件のCDについて説明してなかった。
今年出た DJ Sneakのmix CDです。"Sessions"はUKのMinistry Of Soundが
出しているシリーズ物のmix CDで、このシリーズ、シカゴ・ハウサーだと
Derrick Carterが以前に起用されてます。ちなみに5月に出る最新作は
Josh Winkが手掛けるんだそうな。
とだけ先に書いて アレやコレやは買い直してから書きまーす。

そんなワケで DJ Sneak特集の再開の意思表示をした今回、P印良品(良盤)
として紹介するのは、

Cajmere & DJ Sneak"The Future Sound Of Chicago"(1995)

です。DJ Sneak特集 第4弾。
リリース元は、"Sessions"と同じくMinistry Of Sound。
第2弾ではエイベックスが何を血迷ったのかシカゴの「突然変異した」ハウスを
日本に紹介すべく独自企画盤として"The Mutant Sounds From Chicago"を
出したコトを書きましたが、同様のコトをUKではMinistry Of Soundがヤっていた、
と。こちらは、Cajual・Reliefの2つのレーベルからのセレクション。
mixは御大CajmereとDJ Sneakの2人が手掛けてます。
収録曲については、コチラの記事を参照頂ければ。1曲1曲に対しての
的確なコメントもあるので、是非ご覧下さい。んー 正直、
俺にはこの記事に敢えて付け加えて書くコトがございません。
や、省エネとかじゃなしにね。と、若干の心苦しさを
人様が書いた記事を以ってこのCDを紹介するコトに対して感じつつ、
今回は以上です。
だと、あまりにもあんまりなんで、個人的にツボったポイントを。
#9のDJ Boris"Apacalypse"の終盤、テンポが"French Kiss"の様に
落ちて行って、また戻って#10のDJ Sneak"Percolate This"に繋がってく
トコ。が、特にヤバいな、と。



渚音楽祭 2006年 春

2006-04-19 00:08:18 | 夜遊び
一昨日の日曜、渚音楽祭へ行ってきました。
あいにくの天気(結局、日が差してる時間帯もあったケド)、
ゆりかもめが車両故障で運休、という万難を排しての参加だったワケですが、
振り返ってみると なんか、今回は残るモノがあんまりないなーと。
自分の中に。
期待値が高過ぎたワケでもないし、実際 今回もZIMAのキャンギャルの
お姉ちゃんのノリがヤに良かったコト含め、そんな前回と変わんなかったよな。
や、その前回とあんま変わんなかったコトがアレなのかも、ですが。
チケ代に見合った、やそれ以上の満足は得られましたが、なんかね。
音止め明けの、渋さしらずオーケストラ(初めて見た)が、普段全然
聴かない音だし、そん時の会場のノリも正直好きじゃない感じだったの
にも関わらず、そんなのどうでも良くなるような程よいテキトーさと
伸び伸びヤってる感と、折り良く日が差してきたのの相乗効果とで
なんか スゲぇ良かったのを除いて、他は及第点でしかなかったなー。
と。
逆に 久々で聴く卓球やジェフ・ミルズのDJは、手前ぇの嗜好が変わったのが
原因なのでアレですが、今イチ"ピンと”来なかったなー。
で、前回の渚で楽しませてくれたヒトらに今回も楽しませて貰って
家路に就いた、と。そんな感じでした。

<4/22追記>
そぅそぅ。前回に引き続きHikaruのDJ、良かったわー。
終盤 唐突にジャングルになって、Eric B&Rakim(確か)で〆とか特に。

遺失届

2006-04-12 23:05:39 | お知らせ
今月のアタマ、花見@上野公園で酒絡みでトラブった結果、ポータブルCDプレーヤーを
ケースごと失くしました。
プレーヤーは、イイ加減iPodなりを外聴き用に導入しろ、っつー啓示として とかなんとかで
まぁ諦めもつくワケですが、如何せん そん時にケースに入れてたCDが…

1.DJ Sneak"Sessions"(2006)

2.Maddona"Sorry(US Maxi)"(2006)

3.Todd Terry"The Todd Terry Trilogy: Past, Present & Future
- The Definitive Collection Of Production & Remixes From Todd Terry"
(2005)

っつーここ最近 DJ Sneakをメインに、シカゴハウス第2世代についてアレやコレや
書いてた中で、紹介してくつもりのモノっだったワケで。
しかも、どれ1つとして聴き飽きるには全然足りない程度しかまだ聴いてなかった、と。
痛ぇ。

そんなワケで、DJ Sneak特集もチと今、進められなくなってます。買い直すかー。
"Sessions"。給料アガった(でもホント スズメの涙にも満たない位よ)らしぃし。

【CD紹介#19】DJ Sneak特集3"House Of Om"

2006-04-02 11:12:06 | mix CD
前回の予告通り、今回は
DJ Sneak特集の第3弾として、

House Of Om(2005年)

について。
アメリカ西海岸のOM(オム)レコードからリリースのmix CDです。
レーベルの設立10周年を記念してHouse Of Omという、mix CDの
シリーズを立ち上げるにあたって 栄えある第1弾の選曲・mixを
任された、とのコトですが、そのコトによる変な気負いなどもなく、
ひたすらファンキーに突っ走る70分強。ジャケに描かれたジェット・
コースターに乗せられたが如く、彼の世界に引きずり込まれます。
その世界ってぇのが、享楽に満ちてて、やコレはヤバいわ、と。
ファンキー一辺倒なんですが、時にアシッディー、時にスウィンギン(!)、
とその中にも幅があって、なんか文句の付けようがない、そんな感じ。
ツボもツボ、ドツボです、コレ。

…褒め過ぎか 今回。






追記【CD紹介#18】DJ Sneak特集2"The Mutant Sounds..."

2006-04-01 02:54:39 | mix CD
DJ Sneak特集 第3弾
は、

House Of Om(2005年)

を予定してます。
が、前回 折角Relief Records絡みで記事を書いたので、
ついでに、というと失礼に当るな、ですがGreen Velvetを
紹介したいな、と。や、前回の記事を書くために
実家に置いてあるCDを引っ掻き回したらこの人のもアレやコレや
と出てきたんで。
では、まず彼or彼女(←性別は♂ですが、どうやらメンタルがね。
オカマちゃんらしいですわ)についてですが、彼こそがRelief Recordsの
主宰。お兄さん(お姐さん?)にあたるレーベルCajualも彼がヤってます。
そして、今も現役で活躍中(ex.昨年も"Walk In Love"というAlbumを
出してますし、来日してメタモに出演してますし、あと つい最近Madonnaの
"Confessions On A Dancefloor"からのシングル"Sorry"でリミキサーに
起用されてます)。

彼の曲の殆どは、インパクトのある「声」をフューチャーしてます。
例えば"The Mutant Sounds From..."は彼の"Preacherman "という曲で
始まりますが、この曲では、タイトル通り、牧師の説教をサンプリングして、
スッカスカな4つ打ちのリズムトラックに乗っけてます。デリック・メイが
この曲を来日時のDJで回したところ、レコ屋にあの曲は何だ?との
問い合わせが殺到した、という相当インパクトの強い曲です。
また、"Frash"や"Stalker"では自らの声で、「あいむ る~じ(んぐ)
まいまい~ん(ど) 」などと歌ってます。留守電ネタの"Answering Machine"
なんかもあったな。
今ではDJ SneakもPaul Johnsonも自分で歌ってますが、この路線のハシリは
間違いなく彼。

一先ず、彼の90年代の作品を集めた、

Nineties(1993 A.D. Through 1999 A.D.)(1999年)

というアルバムが出てるので、聴いてみて下さい。
ハマるか、拒絶反応を示すか、のドチラかですから。

それと、このアルバムには残念ながら収録されてませんが、
90年代~の彼の鳴らしてきた音の中で、最狂だと思うのが、
Clubheroesなる人(達?)の"Dum Dum"という曲のGreen Velvet
remix。Green Velvet中級者~は絶対に聴くべき。12分に及ぶ
大作で、賑やか~なリズムトラックの上をシンセの発信音が
乱れ飛び、後半にはソコに叫び声が入る、というブッ飛びな
逸品です。

Twitter aka_ABE_DQN