P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【CD紹介#71】V.A."You Don't Know~"+ 1 More

2008-05-06 12:04:31 | Music_Label:Ninja Tune
早ぇモンで、もぅG.W.最終日です。

さて、イイ加減 前々回 Ninja Tune初のコンピ("Ninja Cuts Funkjazztical
Tricknology")を取り上げた理由であるトコロの

V.A."You Don't Know:Ninja Cuts"(2008年)

の紹介を。
Ninja Cutsシリーズの第5弾。
件のシリーズ第1弾を取り上げてみたものの、発売された年が
14年(!)も離れてんだから、同じNinja Cutsと冠した シリーズでも
第5弾まで来たら 様変わってて当然(なので、比較対象とするのに
適当か、と考えるとアレ)か。とも思ってしまうワケですが。

初期の頃は ヒップホップを柱に据えて、ジャズやらファンクやらを
取り入れたブレイクビーツ音楽一辺倒(と、言ってもソレでも振れ幅は
相当にあったワケですが)でしたが、'08年時点での Ninja Tuneから
発せられる音には その頃の面影ってのは ほぼ全く無く、傘下の
Counterからは ロックをリリースする、とかまでしていて、「雑多
(勿論 イイ意味で)」というより他なくなってます。
このレーベルの音の遍歴を 追っかけて来なかったヒト(俺 含む)には、
その 間口の広がりっぷりに 驚かされるコト必至な3枚組。

この盤を聴く時に喚起される 胃もたれ感、ですが その 間口の広がり
っぷりに面食らってしまうのと、あんな音も、こんな音も、が どーも
脈絡ってヤツが感じられない並びで 詰め込まれてんのが ちょっと・・・
ってのから 来てました。なので、白状してしまう と、未だに3枚組の
1枚として、通しで聴くコトが出来てません。
いっそ そーいう聴き方はしない方がイイのかなーとも思います。
なので、ダイジェスト版とも言える この盤に収録された楽曲を
DJ FoodがMixした

V.A."You Don't Know:Ninja Cuts DJ Food's 1000 Masks Mix"
(2008年)

の方を 聴いてみました。そしたら、元々のに比べて聴き易いの
なんのって。まぁ 収録時間が、前者の延べ時間の1/3ってのも
ありますが。脈絡を感じさせる曲順に並べ替えられてんのが
何より なんだと思います。
チラホラ見受けられた、BPM120~130代のハウス/テクノ寄りの音のも
(DJ Mix盤の)#29~#36に固めて入れるコトで一層気持ち良く聴けるし。

こーして 聴き易い/分かり易いDJ Mix盤も作った、ってのは
イイ判断でねぇかと。そー思います。今回のコンピが そのタイトルに
"You Don't Know"とあるように、レーベルの現在の姿を 知らない層
(ブックレットにあるCasual Listenersってのは ココを指してるのでしょう)
に知らしめる意図で作られてんのを考えっと。うん。

【CD紹介#69】V.A."Ninja Cuts Funkjazztical~"

2008-04-29 09:35:29 | Music_Label:Ninja Tune
先週末 ARABAKI ROCK FEST.に行ってきました(4/27の公演のみ)。
が、表題の通り、今回は その話ではなく、

Ninja Tune初のコンピ、

V.A."Ninja Cuts Funkjazztical Tricknology"(1994年)

の話を。しますが、でも コレだけは。いやー。原田知世
(芸能生活25年目にして初 の野外フェス出演)、可 愛 過 ぎ 。

さて、本題。
Ninja Cutsと冠したシリーズの 第1弾(このシリーズは現在も継続
していて、先月 第5弾、"You Don't Know: Ninja Cuts"が 出ました)。

今作では、当時 まだ手を引く前のDJ Food(PCとStrictly Kev、という
現メンバーに Jonathan More、Matt Blackを加えた編成)を含め、
御大 Coldcutによる作品が多くフューチャーされてます。今でこそ、
大所帯ですが、当時は まだ人材がそれ程多くいるワケではなかった、
というコトですね。
他に 楽曲が収録されてんのって、Funki Porcini、Herbaliser、
London Funk Allstars 、Up, Bustle & Out、9 Lazy 9(以上 所属
アーティスト)、と あと ゲスト参加のKruder & Dorfmeisterだけ
ですモン。
今じゃ 考えらんないでしょ?
その結果、このシリーズの第2弾以降に比べると、まとまっている
感がしないでもないですね。ヒップホップを柱に据えて、ジャズやら
ファンクやらを取り入れたブレイクビーツ音楽と、一括りに出来ない
でもない という。

そんな 初期忍者サウンドを堪能出来る1枚として、今回は"Ninja Cuts
Funkjazztical Tricknology"をご紹介。しましたが、何でこんな 年代
モノの盤を 紹介すんのか、ってぇと、相変わらず

胃もたれ感がして収録曲を漏れなく聴くところまで至ってない

【CD紹介#68】浜崎あゆみ"Ayu-Mi-X 6-GOLD-"

との 格闘を続けていまして。その内の1枚が "You Don't Know~"
なんですよ。で、ソレを聴いてて喚起される 胃もたれ感が何なのか
(浜崎あゆみ ん時のとは違うんです)、って話をするのにあたって、
コレを取り上げた方が 書き易くなるんじゃねぇーの?、と。思った次第。

※:実際は 3枚組です。

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