P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

我が家の Moodymann(正規リリース編)

2013-12-29 09:30:32 | レコ棚
「レコ棚」記事の第3回。前回 Kenny Dixon Jr. aka Moodymannの音源を取り上げたのの続き、で
ウチにある氏の音源の内、正規リリースされたものを 取り上げます。

1.Moodymann"I Can't Kick This Feelin When It Hits/Music People"(1996年)

KDJの第4弾リリース。自分が初めてMoodymannの音に触れたのがこの盤で、"I Can't Kick This Feelin When
It Hits"では Chic"I Want Your Love"が、"Music People"ではMass Production"Welcome to Our World"が ネタ使い
された本盤の音は、シカゴハウス第2世代によるディスコ・リコンストラクションを聴いてきたのの延長で
刺さりました。

その後、Planet Eから出た"Sunday Morning/Track Four"を買うも、当時の自分にはBPMがゆっくり過ぎて ピンと
来ず、手放した(勿体無いコトしたな…)辺りから 氏の音へのアンテナが下がって、長らくチェックを怠ってました。
10年近く経ち、嗜好が変わって Moodymannの黒さ、イイ意味での粗(荒)さの魅力に改めてヤられて、ブートで
レア音源が再発されたのを買ったのを機に、また気になる存在となって 現在に至ります。

てので、枚数は全然行かないです。正規リリース音源は。

2.Moody"Freeki Mutha F*cker(All I Need Is U)"(2011年)
2008年リリースのAlbum、"Det.riot '67"に収録された楽曲がリカットシングル化された盤。Moodymannマナー
で ファンクを電子楽器で進化させた音楽、としてのエレクトロを演った"Freeki Mutha F*cker"のoriginalと、件の
ジャンルの中心的アーティスト2名によるremix、ライブレコーディング楽曲"Calfornia"を収録。各々の らしさを
存分に発揮したイイ仕事をした Juan Atkins aka Model 500とEgyptian Loverの起用がナイスです。

尚、この盤のインナースリーブには「(表)While you're having the greatest time downloading my music...
(裏)Your freeki girlfriend is playing with my 12inches」と書かれていて、氏の データ音源の流行へのご機嫌
ナナメっぷりを窺わせています。

3.Kenny Dixon Jr."Emotional Content"(2013年)
前回記事で取り上げたコチラは キチンとライセンスリリースされたのだから正規リリース編に挙げてイイな。

以上が ウチにあるMoodymann音源の内、正規リリースされたものになります。次回の「レコ棚」記事では、
非正規リリース盤を取り上げようと思います。

おまけ。今回取り上げたのの関連盤を2枚。

4.Pitto"Feelin' remixes"(2009年)

オランダのPittoによる Phil Collins"I'm Not Moving"をネタ使いした楽曲、"Feelin'"のリミックス盤。
B面に収録のJoris Voornによるremix(Joris Voorn Can't Kick This Feelin' When It Hits remix)で
Chic"I Want Your Love"がネタ使いされてます。ミックス名はMoodymann楽曲からですね。

5.Chic"Everybody Dance/I Want Your Love"(1998年)

王道なハウスリミックス、に仕上げたスウェーデンのプロデューサー、StoneBridgeによる"I Want
Your Love"を収めたChicの楽曲のリミックス盤(originalを併せて収録)。

我が家の シカゴハウス コンピ(LP編)

2013-12-21 01:16:28 | レコ棚
「レコ棚」記事の第2回は、ウチにあるシカゴハウスのコンピ盤の内、LPのものを ガサっと取り上げ
ます。

~我が家の シカゴハウス コンピ(LP編)~

1.V.A."The Definitive Story Chicago House 86-91"(1997年)

高校生の頃に 購入したLP4枚組、24曲収録の特大ヴォリュームな編集盤。近年は専ら 手軽に聴けるから、
廉価で買ったCDのコンピ盤で シカゴハウスのクラシックを聴いてますが、自分がA1のMarshall Jefferson
"Move Your Body"はじめ(※)、第1世代の手による非アシーーーッドな シカゴハウスを初めて聴いたのが
この盤で、当時は大変お世話になりました。で 且つB4 Sleezy D."(I've )Lost Control"(傑作!!)とか この盤に
入ってるのでしか持ってないのもあるから 今後もたまに引っ張りだして 聴くコトになりそうです。
あと、B3のCurtis Mc Claine(And On The House)"Let's Get Busy"って曲、"Move Your Body"に酷似
してんな と思ったら同曲の制作を手伝った Marshall Jeffersonのバイト先(郵便局)の友人が、レコードに
自分らのクレジットがないコトに怒ったコトで出来た、って経緯があるんですね
(詳しくは コチラ)。

尚、"The Definitive Story~"は Marshall Jeffersonによるmix CDを含む3枚組CDも出てます。

※:あ、この曲は 先にネタ使いされてるのを聴いてるんだった(詳しくは後述)。

2.V.A."Acid II Sound Of The Underground"(1988年)

自分が 買ったのが何故かTyreeの1st.Album"Tyree's Got A Brand New House"のジャケに入ってた
モンだから 詳細が今一つ分かってなかったのを 今回調べてみました(今回の記事は この盤について
調べてみたのでそのついでで、ってのが理由として半分位あります)。
D.J. International傘下のレーベル、Undergroundのコンピ盤。
Fast Eddieによるムーディーな "My Melody"から始まる本盤は "Acid"を冠していることから分かる通り、
全曲TB-303のウネウネした音をフィーチャーしたアシーーーッドな楽曲を集めた内容になっています。
A3のTyreeによる "My Melody"と同路線の"Acid Is My Life"(序盤に入るラップが格好イイす)、ファンキー
な ヒップハウスB1"Hard Core Hip House"、これまたファンキーなB3 "Oh Yea Hey No"、Marshall
JeffersonによるA5 "Give A Little For The Gold"、B2"Do The Do"他、佳曲揃いで ジャケが本来のじゃない
点が残念ですが 内容は 大分気に入ってます。

3.V.A."The House Sound Of Chicago"(1986年)

この記事を書いてる理由の 残り半分は先日 蒲田の えとせとらレコードでこの盤を購入したから、です。

ニューヨークの「ラップ」、ワシントンD.C.の「GO-GO」に続く、シカゴの「ハウス・サウンド」が
いまもっともおしゃれなダンス・ミュージック。全英NO.1「ジャック・ユア・ボディ」をフィーチャーした
コンピレーション・アルバム登場。

と帯に書かれてんのが 微笑ましい(おしゃれなダンス・ミュージック、て…) 、英のLondon Records発の
シカゴハウスのコンピの日本仕様盤。"Jack Your Body"がヒットしたのを 受けてか、
"Music Is The Key"、"Shadow Of Your Love"と J.M.Silk楽曲が多めです。封入された解説の裏面が
歌詞カード(対訳付!)なのが ポイント高いです(個人的に)。

おまけ。

1で 先に聴いた、と書いたMarshall Jefferson"Move Your Body"をネタ使いしたの は↓です。




DJ Hellのレーベル、International Deejay Gigolo Recordsから出た Jeff Mills"Shifty Disco E.P."
(1996年)に 収録のB1、曲名がまんま、な"Move Your Body"。

我が家の Eric B.&Rakim

2013-12-11 00:39:28 | レコ棚
こんばんは っす。

自分がDJを引退したのにまつわるアレコレを交えながら書く、というのを表明してからの 1月強…
なかなか音盤紹介を書く筆が進んでかない っす。な 今日この頃です。DJ引退に際して、の内容に
合うの、っていうのもプラスで考えなきゃ、だから尚更 ですが、1枚のレコードなりCDなりに対して
それなりの分量、感想とか書くとなると 何を取り上げるか、って 結構悩ましいんですよねー
(ソコで悩んで書くのが遅くなってんのもあるよなー)。ってなコトを最近改めて思いました。
で、ハードルを下げるべく、例の件は棚に上げて、1日1枚生活のご報告、に近い書き方で
1枚1枚については簡単に述べる程度にして 複数枚取り上げる、ってのだと書き易かったりするかな、
と 「レコ棚」カテゴリを設けて ウチにあるCDとレコードから数枚まとめて取り上げて
それらの関係性を含めてご紹介、という方法を試すコトにしました。

実際 ヤってみないと調子イイし続けよう、ってなるかは不明ですが、とりあえず今回は その第1回目。
今日購入したレコードと、ソレに関係するウチにあるCD&レコードを取り上げようと思います。

~我が家の Eric B.&Rakim(and more)~

1.Eric B.&Rakim"I Know You Got Soul(Six Minutes Of Soul)"(1988年)

今日買いました。今回の 主役、1980年代後半から90年代初頭に大活躍したヒップホップ・グループ、
Eric B.&Rakimの楽曲、"I Know You Got Soul"を Norman CookとDanny DによるDouble Trouble
がremixした (Six Minutes Of Soul)なるヴァージョンを収録した12"。コレが Norman Cook御大が
Housemartinsのベーシストとしての活動を経た後 初めてダンスミュージックのレコードの製作に
携わった作品なんだそうな。
Funkadelic"You'll Like It Too"の冒頭から引用したビートはそのままに 大ネタ、Jackson 5"I Want
You Back"を使っての 足し算で楽曲の魅力を増したイイ仕事。




2.Eric B.&Rakim"Paid In Full: The Platinum Edition"(1998年)

歴史的名作、とされる1987年リリースの1st.Albumに、Coldcutによる"Paid In Full"のremix
(Seven Minutes Of Music)他 UK盤12"に収録されたremix音源等を追加した、カユいトコに手の届く
改訂版CD。

3.Trade Secrets"I Know You've Got Soul"(1998年)

関連盤。Trade Secretsなる2人組による、"I Know You've Got Soul"のラップが載ったアッパー
ハウス。originalに加え、Bad Boy Bill、Krafty Kutzによる これまた賑やか~なremixを収録。

4.McFadden And Whitehead"Ain't No Stopping Us(The Noodleman Rework)"
/Dennis Edwards"Don't Look Any Further(The Revenge Re-Edit)"(2012年)

関連盤。"Paid in Full"の元ネタ、Dennis Edwards"Don't Look Any Further"のThe Revengeによる
エディット(10/5にかけました)を収録。盤の詳細は コチラ

5.M/A/R/R/S"Pump Up The Volume"(1987年)

関連盤。曲名にもなっている曲中で多用される"Pump Up The Volume"の声ネタは "I Know You Got
Soul"から。

6.Shinsight Trio"Wheres There A Moon That Is Mine"(2010年)
関連盤。詳しくは 1日1枚生活'11【第5週】4/25~4/30の記事を参照のこと。

以下、直接 Eric B.&Rakimに関係していませんが、1のNorman Cook仕事同様、Jackson 5"I Want
You Back"を使ってるのをいくつか…

7.Blackstreet&Mya"Take Me There(Want U Back mix feat.Ma$e&Blinky Blink)"(1998年)

8.Key And Tempo"BDM Special Vol.1"(発表年不明)

9.Folder"I Want You Back"(1999年)

7は Teddy Rileyの手による米のコーラスグループBlackstreetとMyaの楽曲を "I Want You Back"
使いで一層キャッチーにしたモノ。8は "I Want You Back"×Daft Punk"Digital Love"、"I Want
You Back"×Arsenal"A Volta"の2つのマッシュアップ楽曲を収録した盤。9は 当時和製マイケル・
ジャクソンと称された三浦大地(変声期前)のヴォーカルによるカヴァー。

てなワケで、今回は 我が家にあるEric B.&Rakimの関連盤のご紹介 でしたー。

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