D850 は、はっきり言えば「楽譜読んでますか?」に対して、(大半のピアニストが)悲惨な結果を産んでいる1曲。
である。
ベーレンライター社は「シューベルトピアノソロ」に関しては
これ何とかなりませんか? > ベーレンライター
第1楽章第1主題 = 第1小節~第39小節である。その内主題呈示は 第1小節~第15小節であり、さらに
楽曲である。大切な動機は
この3種類である。「たった3小節で35分はたっぷり越える名曲」を産み出したのだ!
である。
「ブレンデルのCD」聴いてもはっきり聞こえて来ないぞ(爆
「ブレンデルはシューベルトを演奏しているのでは無く、ブレンデルを演奏している」が少なくとも D850 に関してははっきりしている。ブレンデルは「D850 = 名曲」とは(少なく言って、D845,D894,D958,D959,D960 に比べれば)思っていない。「何が何だかはっきりしない第1楽章呈示部」と思っていて、アーティキュレーション が「ペダルの響きの中で不明瞭」になっている。「4分音符 + 8分音符 + 8分休符」に聞こえますか? > ブレンデルの録音
『シューマンの罵倒』に始まった D850 の批評は(私高本を除くと)ほぼ全部と言って良いほど「否定的批評」になっている。シューマンもブレンデルも否定的! この2人に逆らってまで「断固支持」を打ち出すには勇気がいる。「野蛮」かも知れないほどの(爆
「佐伯周子のシューベルト D850 演奏」がどのようになるのかは、まだ全曲通しては聴いていないので、断言はできない。おそらく「シューベルトの意図通り」の演奏になるだろう > 過去の演奏から推定して。
D784 や D840 や D894 でブレンデルを遙かに超える名演を聴かせてくれた佐伯周子なので、大いに期待している次第である > 来年の 2/12
- ベーレンライター新シューベルト全集が「廉価版」も発行しないので、説明しても大半の人には理解し難い、ので
- 同じ方向で校訂&編集されている ヘンレ版 を使って説明したい
- ベーレンライター新シューベルト全集 も ヘンレ版 も「自筆譜優先」編集
である。
ベーレンライター社は「シューベルトピアノソロ」に関しては
- ピアノソナタ第1巻と第3巻は「廉価版(黄色い本)」を出しているが
- ピアノソナタ第2巻は「廉価版無し」で約4万円出さないと購入不可能
これ何とかなりませんか? > ベーレンライター
第1楽章第1主題に「全4楽章の動機」が内在された循環ソナタ = D850
第1楽章第1主題 = 第1小節~第39小節である。その内主題呈示は 第1小節~第15小節であり、さらに
重要な動機 = 第3小節 までに全て呈示されている!
楽曲である。大切な動機は
- 第1小節2拍目~第2小節1拍目(2/2換算) = 同音連打
- 第2小節1拍目 = 「4分音符 + 8分音符 + 8分休符」
- 第3小節2拍目 = 「3連8分音符」
この3種類である。「たった3小節で35分はたっぷり越える名曲」を産み出したのだ!
- 第1楽章第2主題(第40小節~第94小節) → 上記「2」で始まり「3」が延々と伝承される
- 第2楽章主要主題(第1小節~第8小節) → 上記「3」で始まり「2」が第3小節ではっきりと再現される
- 第2主題副主題(第41小節2拍目~第50小節) → 上記「1」
- 第3楽章スケルツォ → 上記「1」があふれて来る
- 第3楽章トリオ → 上記「1」のロマンティックな表情
- 第4楽章主要主題 → 左手上声部 = 上記「1」 であり、4小節目に「2」がはっきり現れ、10小節後半に「3」がきちんと現れる
- 第4楽章第1副主題 → 上記「2」がきちんと再現され(第31小節前半)上記「3」がきちんと再現される(第31小節後半)
- 第4楽章第2副主題 → 上記「1」が響き(第105小節)、同時に「2」の変形(8分音符同士のスラー)が鳴る
である。
「ブレンデルのCD」聴いてもはっきり聞こえて来ないぞ(爆
「ブレンデルはシューベルトを演奏しているのでは無く、ブレンデルを演奏している」が少なくとも D850 に関してははっきりしている。ブレンデルは「D850 = 名曲」とは(少なく言って、D845,D894,D958,D959,D960 に比べれば)思っていない。「何が何だかはっきりしない第1楽章呈示部」と思っていて、アーティキュレーション が「ペダルの響きの中で不明瞭」になっている。「4分音符 + 8分音符 + 8分休符」に聞こえますか? > ブレンデルの録音
『シューマンの罵倒』に始まった D850 の批評は(私高本を除くと)ほぼ全部と言って良いほど「否定的批評」になっている。シューマンもブレンデルも否定的! この2人に逆らってまで「断固支持」を打ち出すには勇気がいる。「野蛮」かも知れないほどの(爆
「佐伯周子のシューベルト D850 演奏」がどのようになるのかは、まだ全曲通しては聴いていないので、断言はできない。おそらく「シューベルトの意図通り」の演奏になるだろう > 過去の演奏から推定して。
D784 や D840 や D894 でブレンデルを遙かに超える名演を聴かせてくれた佐伯周子なので、大いに期待している次第である > 来年の 2/12