ベーレンライター新シューベルト全集には「D459」はソナタ、「D459A」は構成がはっきりしない3つの楽章、と明記され、別の巻に収められている
この事実を これまでレコーディングして来た全てのピアニストは無視して来た。
D459A を含む BA5525 が1988年発行、D459 を含む BA5553 が2000年発行
なので、ケンプ と クリーン を除くピアニストは全員が目にすることができたことになる。
なぜ D459 2楽章は「D459A」と抱合せで弾かれるのか? → 「2楽章ソナタ」楽曲をシューベルトは作曲しなかったから!
ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン には、それぞれ「2楽章ソナタ」が存在する。ベートーヴェンピアノソナタ第32番 のような大傑作もある。
だが、弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 は2楽章が残されているのだが、2楽章で演奏するための曲か? 中間楽章が紛失したのか? 中間楽章を作曲するのを止めたのか? 同じ調性の 第4番の両端楽章の差替楽章なのか? ははっきりしない。