なんでもポケットに
詰め込まずにはいられなかった少年時代
発掘現場から盗んできた
黒曜石のヤジリや土器の欠片や
暮れゆく浜辺で拾ってきた貝殻や海星
森をやっと抜け出てきたあと
振り返ると
まるで緑の山火事のようば山道のあちこちの
カタツムリの抜け殻や
名も知らない樹の下の団栗
断崖にたつ樹にしがみついてた
蝉の抜け殻や
道端で叫んでたとんがった小石
「わたしを忘れないでね」という遺言を残して
死んでしまったきみからの水色の手紙
人間や
人生なんか 決して
分かろうとなんかとは思わない
浜辺で焚く焚き火に
そっと手をかざせば
色んな想い出が蘇るだけ
そんな想いを ただ
詩に書きなぐるだけ
詰め込まずにはいられなかった少年時代
発掘現場から盗んできた
黒曜石のヤジリや土器の欠片や
暮れゆく浜辺で拾ってきた貝殻や海星
森をやっと抜け出てきたあと
振り返ると
まるで緑の山火事のようば山道のあちこちの
カタツムリの抜け殻や
名も知らない樹の下の団栗
断崖にたつ樹にしがみついてた
蝉の抜け殻や
道端で叫んでたとんがった小石
「わたしを忘れないでね」という遺言を残して
死んでしまったきみからの水色の手紙
人間や
人生なんか 決して
分かろうとなんかとは思わない
浜辺で焚く焚き火に
そっと手をかざせば
色んな想い出が蘇るだけ
そんな想いを ただ
詩に書きなぐるだけ