詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

詩 ミソサザイ (何故欧米でも日本でもアイヌ民族でも鳥の王様?)

2010年07月03日 | 
      ミソサザイ

つい最近
深夜の山道で
危なく鹿をひき殺すところだった

急ブレーキで止まった車の前を
ゆうゆうと歩いてゆく母鹿と
その後ろからちょこちょこと二頭の仔鹿

そのふんわりとした
こげ茶色の毛並みをみていたら
前の勤め先の廊下のガラス窓に
何度も何度も衝突して
窓の外の青空へ戻ろうとしてた
雀よりも小さな小鳥を思い出した

その小鳥を
両手で抱きかかえると
なんてふかふかのコーヒー色の
なんて柔らかな柔毛

「もうガラス窓なんかに騙されるなよ」と
高く 高く
放り投げたあとに
涙ぐんでいる自分がいた


なおウイキペディアでちょっとだけ疑問解消をー「ここ」

エスキモーやアイヌ民族から、スカンジナビア半島にまである「口琴」のようにユーラシア大陸に共通する文化なのかもしれない。
より広範囲に、新大陸にも共通なものはシャーマニズムで、たぶんより古い氷河期からの・・最古の文化なのだろう。