詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

2010年07月20日 | 
人生の半分は
夜だというのに
わからないやつ夜

夢の大半は
人を殺したり
殺されたりというばかり

それでもいつも
夜は人生の半分

別に
昼がすばらしいとか
夜が素晴らしいともいいたくない

ただ
昼間には聞こえない音が聞こえる
草も樹も違った吐息

また人工衛星が
寝ぼけた奴らの夢を掻き毟って
牧場の丘を越えていったよ

だからまた
あのUFOの意味や無意味やらが
海へと解けてゆくのを見つめつづけていたい

人生の半分も破壊

2010年07月20日 | 
僕の映画の師匠マッキーさんの古いブログを読んで・・
また涙涙だった。

日本人のすべてが死に絶えても、最後まで生き延びてもらいたいなと思うマッキーさん。
とても他の日本人では、しゃれた末期の言葉なんか聞けそうにないから・・

◆ぼくの映画の師匠マッキーさんの古いブログ(一番古いのから読むことを勧めたい)はー「ここ」

人生の半分は
前人未踏の山や
未知の湖探索と思っていた
発見こそが素晴らしい使命なのだと
そう思ってた北海道での子供時代

三月の凍雪の季節には
夜に凍りついた雪原を
どこまでも歩いてゆけるのだから・・
(世界一凶暴なヒグマも冬眠中)

熊狩りツアーは
どの国民どの民族に
受けるのだろうか

金儲けや民族差別のストレスで
永遠に傷心の
アメリカのユダヤ人やアングロサクソン人や
中国人に需要があるのかもしれないが

宙吊りの心の楽しさ

2010年07月20日 | 
草木の陰に倒れて眠るのは
君との不倫以来の心地よさ

おまんも わしも
一個の生き物にすぎないのだと
ほっと息をつけば
無数の星のような虫々だぜよ

それから
驟雨が通り過ぎてゆき

ワンともニャンとも鳴かない
狐みたいな動物が
汽笛みたいな悲鳴をあげながら
筋骨隆々の禿坊主に縄で引っぱれていった