詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

飲みすぎると時々歌う歌「パチンコパチンコ」(憂歌団)

2010年07月05日 | Weblog
パチンコ! パチンコ!
それは今では、韓流ドラマかもしれないけど・・

なんといっても、日本人のほとんどの先祖達が朝鮮半島からやってきたので、仕方ないことだけど・・

僕はこの列島最北の列島先住民の子孫だけど、血統がどうとか、DNAがどうとかは・・くだらない事だ。

これまで生き延びてきたすべてのいのちがすばらしいのだと思う。
すべての生命に乾杯を!

詩 雨に打たれて

2010年07月05日 | 
雨が降り始めた
いよいよ激しくなってゆく豪雨
雷が空を切り裂き
稲光と地響きが世界を
一瞬世界を覚醒させる

生まれて初めて記憶も
雨に打たれてだった

隣接する小屋へと家そろって行くと
燃える尽きる寸前の裸電球の下で
生まれたばかりの子羊の鳴き声に
だれもが微笑み合ったっけ

雨に打たれながら
還ってゆく途上
いつだっておれたちは
ほんとに生きてる途上なんだろうかと
問いつづけながら

詩 冬の朝

2010年07月05日 | 
小学校に入ってすぐに
教室でおしっこをもらしてしまったので
毎日いじめられたり
嫌味をいわれるので
学校になんか行きたくなかった頃だった

その冬の朝も
下をみながらしんぼり歩いてたら
「ヒヒーン」という大きないななき声

雪道から目を上げると
おっきな鼻から湯気を上げてる馬さんだった
とても優しい目をして
まるで「大丈夫かい?」と聞いてるみたいな顔

その馬の後ろの馬橇をのぞくと
まるで家なんかよりも大きな大木の山
「ありがとう馬さん」と笑いかけると
「ヒヒーン」と二つの大きな鼻の穴から
モクモクと煙が昇っていった

深夜の酒場の薄汚れた壁を見つめながら

2010年07月05日 | 
日本で唯一、その詩を読んで、勃起できた詩人は、約百年前の金子光晴だけ。後は自慰か自己正当化か知識をひけらかすだけの詩ばかり。
戦後文学とはえらい違いだ。もしも、戦争体験者や引揚者や在日文学者が皆無だったら、戦後文学もまた戦後詩のように貧血気味のオールドミスみたいだったのかもしれない。

勃起にも色々あるが、勃起もまた生命の発言の一形態というより、青春は勃起なしには語ることが不可能だ。
このHPのトップの金子光晴の「反対」や、下記の「オットセイ」のような彼の反骨の詩群もまた・・

    おっとせい

軽蔑しきった素振りで
ただひとり
反対を向いて澄ましてるやつ
おいら
オットセイの嫌いなオットセイ
だが、やっぱりオットセイはオットセイで
ただ
「むこう向きになってる
 オットセイ」