今回のレイバーネットTV(3/16放送)は、二つの時節ネタをお送りしました。 最初の特集「ザ・争議」には、現役教員でありながら、組合として解雇撤回闘争中の 三木ひろこさんをお迎えし、東京町田市の鶴川高校に起こる労働争議についてお伝え しました。この学校は雇用する教員のほとんどを常勤講師(いわゆる非正規雇用)で 抱え、1年で退職させることを繰り返しているといいます。その背景にあるのが講師 雇用に際して国から支給される「私学助成金」でした。1年雇用で突然クビを斬られ る先生たちと、先生を泣きながら探す生徒たち。学校はいつから金儲けの道具になっ たのだろう?この呆れた学校の実態を、番組でぜひご確認ください。 次にこの日の特集は、土田修元東京新聞記者、ル・モンド・ディプロマティーク日本語 版前代表をお招きし、ウクライナ問題をどう考えるかについて、レイバーネットらし い視点で解説しました。 NATOの問題はバイデンによって復活したといわれます。プーチン=トランプとしてバ イデンはプーチンを攻撃したがって現在に至るという。ユーロマイダン革命2014年2 月からドンバス紛争へ。そしてドイツフランスがヨーロッパでは主導的に動いたミン スク合意の泥沼化など、日本人には理解しにくい問題が、土田さんの説明によってか なりクリアになりました。 さらにプーチンの感情を逆なでした、NATO軍の東方拡大。ロシアの国境線上にまで NATOが進出している問題。ウクライナにとってはトランプのほうがましだったので しょうか。戦争したがってる人々の暗躍が止まらない結果、今回の戦争に発展した と、番組を通して思いました。冷戦の勝利を手放したくなかった人たちのせいで、ウ クライナの人々がこんなにも苦しんでいる理不尽。 最後の一線の理性、停戦の可能性は、EUにとってウクライナは資源パイプラインだと いうこと。こればある限り、一線は超えないという土田さんの解説に、ホッとする場 面もありました。しかしEUが困ればいいと企んでいるバイデンの腹の内も見えてく る。ゼレンスキーが掲げていたNATO加盟を白紙に戻すことは、停戦へのステップとな るのか。 これを見ないとウクライナ問題は語れない!語れない大手メディアが語らないウクラ イナ問題の真実を、どうぞお見逃しなく。(北穂さゆり) *写真=小林未来 Created by staff01. Last modified on 2022-03-18 13:31:41 Copyright: Default |
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