詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版

2021年04月15日 | 映画

“20年たった今も、彼女たちはあなたを呼んでいる。” 製作から20年、この名作を後世に残すべく、パーシー・アドロン監督自らが再編集!! 【あらすじ】アメリカ西部、ラスヴェガスとロサンゼルスを結ぶ長距離道路が通過する砂漠のど真ん中で、ドイツの寂れた田舎町ローゼンハイムから旅行にやってきた夫婦は喧嘩の果てに、妻のジャスミンは夫を残し一人で車を降りた。砂漠には不似合いのハイヒールと大きなトランクを引きずって歩き続けるジャスミン。そこからそう遠くはない、道路脇にたたずむ寂れたカフェ兼モーテル兼ガス・ステーション。そこでは女主人のブレンダが家族にもお客にも不機嫌に怒鳴り散らし、亭主さえも追い出したところだった。砂漠を歩き続けたジャスミンがやっとの思いで、その店にたどり着く。看板に書かれた文字は“BAGDAD CAFE”。ここから2人の女性の物語が始まる。(2008年/ドイツ)

キャスト
ジャスミン:マリアンネ・ゼーゲブレヒト ブレンダ:CCHパウンダー ルーディ:ジャック・パランス デビー:クリスティーネ・カウフマン フィリス:モニカ・カローン サルJr.:ダロン・フラッグ カヘンガ:ジョージ・アキラー サル:G・スモーキー・キャンベル ムンシュテットナー:ハンス・シュタードルヴァー エリック:アラン・S・クレイグ アーニー保安官:アパエサナクワット
スタッフ
監督:パーシー・アドロン 脚本・製作:エレオノーレ・アドロン&パーシー・アドロン 撮影:ベルント・ハインル 美術:ベルント・A・カプラー&ビナデット・デ・サント 編集:D・V・ヴァッツドルフ 音楽:ボブ・テルソン 主題歌:「コーリング・ユー」ジェヴェッタ・スティール(ユニバーサルミュージック)
バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版
“20年たった今も、彼女たちはあなたを呼んでいる。” 製作から20年、この名作を後世に残すべく、パーシー・アドロン監督自らが再編集!!
アメリカ西部、ラスヴェガスとロサンゼルスを結ぶ長距離道路が通過する砂漠のど真ん中で、ドイツの寂れた田舎町ローゼンハイムから旅行にやってきた夫婦は喧嘩の果てに、妻のジャスミンは夫を残し一人で車を降りた。砂漠には不似合いのハイヒールと大きなトランクを引きずって歩き続けるジャスミン。そこからそう遠くはない、道路脇にたたずむ寂れたカフェ兼モーテル兼ガス・ステーション。そこでは女主人のブレンダが家族にもお客にも不機嫌に怒鳴り散らし、亭主さえも追い出したところだった。

エール!

2021年04月14日 | 映画

エール! | 映画 | 無料動画GYAO! (yahoo.co.jp)

フランスの田舎町。ベリエ家は高校生のポーラ以外、父も母も弟も全員耳が聴こえない。ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師はその才能を見出し、パリの音楽学校のオーディションを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、家族はもちろん大反対。ポーラは悩んだ末に、夢を諦める決意をするのだが……。

キャスト
ルアンヌ・エメラ カリン・ヴィアール フランソワ・ダミアン エリック・エルモスニーノ
スタッフ
監督:エリック・ラルティゴ 脚本:ヴィクトリア・ベドス スタニスラス・キャレ・ドゥ・マルベリ エリック・ラルティゴ トマ・ビデガン

「パリで歌手になりたい」ポーラの夢が“聴こえない”家族は大反対! 少女の夢と家族への愛を乗せた歌声が起こした、最高の奇跡とは―? 本国フランスでは750万人が笑って、泣いて、いっしょに歌った感動作!
フランスの田舎町。ベリエ家は高校生のポーラ以外、父も母も弟も全員耳が聴こえない。ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師はその才能を見出し、パリの音楽学校のオーディションを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、家族はもちろん大反対。ポーラは悩んだ末に、夢を諦める決意をするのだが……。


LUCK-KEY/ラッキー

2021年04月13日 | 映画

LUCK-KEY/ラッキー | 映画 | 無料動画GYAO! (yahoo.co.jp)

裏社会で伝説の殺し屋・ヒョンウクは偶然立ち寄った銭湯で、石鹸を踏み転倒。床に頭を強打し、記憶喪失になってしまう。更に偶然その場に居合わせた売れない貧乏役者のジェソンが、ヒョンウクのロッカーの鍵と自分の鍵をすり替えてしまったことで、ヒョンウクは記憶喪失の売れない役者として生きることになってしまう。

キャスト
出演:ユ・ヘジン イ・ジュン チョ・ユニ イム・ジヨン
スタッフ
監督:イ・ゲビョク 脚本:チャン・ヨンミ
LUCK-KEY/ラッキー
日本アカデミー賞を受賞した内田けんじ監督・堺雅人&香川照之共演の『鍵泥棒のメソッド』韓国リメイク版! 本国では初登場1位&観客動員数約700万人を達成! 韓国映画史を塗り替えた痛快エンタテインメント!
裏社会で伝説の殺し屋・ヒョンウクは偶然立ち寄った銭湯で、石鹸を踏み転倒。床に頭を強打し、記憶喪失になってしまう。更に偶然その場に居合わせた売れない貧乏役者のジェソンが、ヒョンウクのロッカーの鍵と自分の鍵をすり替えてしまったことで、ヒョンウクは記憶喪失の売れない役者として生きることになってしまう。

山口正紀のコラム : ジャーナリズムの衰退を象徴する『朝日新聞』特別報道部の廃止

2021年04月13日 | 日本低国

●山口正紀の「言いたいことは山ほどある」第11回(2021/4/12 不定期コラム)

ジャーナリズムの衰退を象徴する『朝日新聞』特別報道部の廃止――調査報道は「文春砲」「赤旗」に任せた?

 

 『朝日新聞』の特別報道部が今春、3月末で廃止された。『朝日』特報部は2011年3月11日の東日本大震災で起きた福島第一原発事故をめぐる調査報道でスクープを連発、長期連載記事「プロメティウスの罠」は9冊の単行本にもなった。その特報部でかつてデスクを務めた鮫島浩記者が自身のブログ「SAMEJIMA TIMES」で「特別報道部の終幕」を明らかにし、自身も5月末で退社すると公表した。「文春砲」が毎週のように永田町を震撼させる中、粘り強い調査報道で一時代を築いた『朝日』特報部の廃止は、日本のジャーナリズムの衰退を象徴する残念なニュースだ。

●「脱ポチ宣言」を掲げた初代・特別報道部長

 『朝日』特報部が正式に発足したのは2011年10月。約10人で活動していた「特別報道チーム」(2006年設置)が「3・11」を機に部に昇格し、部員も約30人に拡充された。

 その初代部長・依光隆明記者は、元『高知新聞』社会部長。2001年、利権に絡む高知県庁の不正融資を暴く長期連載「黒い陽炎――県闇融資究明の記録」の取材班キャップとして新聞協会賞を受賞するなど、数々の特ダネをものにした名物記者だ。『高知』で社会部長、経済部長などを務めた後、2008年末に『朝日』に移り、特報チームを率いた。

 私は新聞労連JTC(ジャーナリスト・トレーニングセンター)の活動などで何度か依光記者にお会いしている。彼の話で特に興味深かったのが、特報部発足後、部の出入口ドアに「脱ポチ宣言」と書いた紙を貼りつけたエピソードだ。依光記者は『朝日』のメディア研究誌『Journalism』(2012年4月号)で、その経緯を次のように書いていた。

――新聞記者は記者クラブで取材活動をするうち、情報を得るために権力・当局の不祥事より当局の喜びそうな記事を書き、やがて当局の思い通りの記事を書いてしまう。そうして社内ではデスクの気に入られ、出世の道も開かれる。権力を監視する「ウオッチドッグ=番犬」であるべき記者が、権力の「飼い犬=ポチ」になってしまう。「脱ポチ宣言」は、「我々は決してそうはならないぞ」という決意を社内に宣明するものだった……。

 特報部が最初に手掛けたのが、「プロメティウスの罠」だ。「原子力=原子の火」をギリシャ神話の「プロメティウスの火」になぞらえ、福島第一原発事故にまつわるさまざまな問題を重層的に取材、それを生身の人間に焦点を当てて描いた。10月3日付の連載初日、記事は《「プロメティウスの罠」は、数カ月にわたり連載します》と書いたが、連載は読者の強い共感・支持を獲得、2016年3月まで約4年半に及ぶ異例の超長期連載となった。

 特報部の記者たちはこの間、フクシマの現場に通って被災者、原発作業員らに取材を重ね、信頼を得る一方で、首相官邸、東電、原子力安全・保安院の幹部など権力の暗部に食い込み、原発事故をめぐる隠された事実・真実を次々と掘り起こしていった。たとえば、住民の避難にとって不可欠だったSPEEDI(放射能拡散予測システム)の情報が、米軍には伝えられながら、なぜ住民には知らされなかったのか――。

 原発事故をめぐる深い闇に光を当てた連載は大きな反響を呼び、2012年度の新聞協会賞を受賞。さらに翌年には、巨額の予算を注ぎ込んだ「除染作業」で手抜き工事が横行し大手ゼネコンや関連企業がピンハネなどで「甘い汁」を吸っていた事実も暴いた。この「手抜き除染」のスクープは2013年度の新聞協会賞を受賞した。

 依光記者は当時の特報部について、前記『Journalism』にこう書いている。
《決まった仕事はないし、なにより全員が記者クラブに属していない。一騎当千の個性派が書きたいことを書く。超特ダネを狙う。組織であって組織でないような「一発狙いの飯場」と形容してもいい》


*「SAMEJIMA TIMES」(4/12付)

 実際、特報部の記者たちは社内だけでなく、他社・他業種からの移籍・転職組を含めて個性的な記者ばかりだったという。鮫島記者は3月19日付「SAMEJIMA TIMES」(以下、ブログ)で、そんな記者たちの活躍ぶりを詳しく紹介している。

 鮫島記者が取材班代表として新聞協会賞を受賞した「手抜き除染」報道で、取材の中心になったのが『北海道新聞』から移った青木美希記者だ。彼女は『道新』では仲間とともに北海道警の裏金作りをスクープし、新聞協会賞を受賞した。その後、『道新』上層部が道警に屈服して閑職に回され、『朝日』に移ったが、そこでも特ダネを連発した。『朝日』移籍後の活躍は、2月17日に放送されたレイバーネットTV特集「フクシマから10年――終わらせてはいけない真実」の中で、記者職を外れた現在も含めて語られている。

 ブログはその他にも、『週刊文春』出身の松田史朗記者、銀行員から転職した宮崎知己記者、日本テレビから移籍してきた渡辺周記者、『読売新聞』から移った市田隆記者、『下野新聞』から移籍した板橋洋佳記者など、依光記者の言う「一騎当千」の記者たちの活躍ぶりを紹介し、次のように記している(詳細はぜひ彼のブログを読んでほしい)。

 《特別報道部はまさに混成部隊であった。(中略)組織の垣根はなく、年功序列もなく、ノルマもなく、ただひたすらに埋もれた事実を掘り起こすことに専念する記者集団であった。さまざまな記者文化が交わり、さまざまな化学反応が起きた。特別報道部がなければ、来る日も来る日も顔を合わせて一緒に同じネタを掘り下げることなどおそらくなかったであろう記者と記者のつながりが、そこからたくさん生まれた》

 私はかつて30年間、『読売新聞』記者として過ごしたが、こんな熱い記者同士のつながりは、社内ではついぞ体験することなく終わった。うらやましい限りだ。


*レイバーネットTVに出演した青木美希さん(右)

●特報部の「牙」を抜いた「吉田調書報道」取り消し

 『朝日』の看板にもなっていた特報部が、なぜ廃止に至ったのか。その大きな転機となったのが、2014年5月20日付1面トップで報じられた《所長命令に違反 原発撤退》の記事(吉田調書報道)を同年9月11日、木村伊量社長自ら取り消して引責辞任し、関係者の処罰を宣言した不可解な「事件」だ。吉田調書報道は概略次のような内容だった。

――東電福島第一原発所長の吉田昌郎氏(2013年死去)が、政府事故調査・検証委員会の調べに答えた「吉田調書」を朝日新聞は入手した。それによると2011年3月15日朝、第一原発にいた所員約650人が書証の待機命令に違反し、第二原発に撤退していた。その後、放射線量が急上昇し、事故対応が不十分になった可能性がある。東電は、この命令違反による現場離脱を3年以上伏せてきた……。

 この記事が4か月後、社長会見でいきなり「誤りだった」として取り消された。そればかりか、取材にあたった記者やデスク、特報部長、編集局長ら6人が処分された。

 当時、デスクとしてこの記事を担当したのが鮫島記者だ。彼は3月30日付、31日付ブログで、吉田調書報道とその取り消しをめぐる経緯、事情を記している。その中で「見出しや記事の表現の一部に配慮に欠けた部分があった」と鮫島記者は書いているが、だとしても、記事は見事なスクープだった、と私は思っている。政府や東電が隠してきた原発事故をめぐる責任者の生々しい証言を報じたのは、調査報道のすばらしい成果だった。

 それがなぜ取り消され、記者の処分まで行われたのか。そこには外部からは見えない複雑な社内事情があったようだ(詳細は鮫島記者のブログを参照してほしい)。ただ、私はより大きな要因として、その当時、「慰安婦報道」などをめぐって安倍晋三政権や右派メディアなどが繰り広げた「朝日バッシング」が背景にあったと確信している。当時、『週刊金曜日』に隔週連載していた「人権とメディア」(9月26日号)で、私はこう論評した。

 《「朝日社長謝罪会見」が戦後の「ジャーナリズム史の分水嶺」となることを強く危惧する。それは、今回の『朝日』の対応が事実上、極右政治家と右派メディアによる集中・波状攻撃への屈服であること、その結果、もともと弱かった大手メディアのジャーナリズム精神がさらに衰退し、記者たちの「権力監視報道」への意欲を萎縮させる危険性をはらんでいるからだ。(中略)この「朝日叩き」で記者たちが萎縮し、権力監視に消極的になれば、「9・11」は日本のメディアが自爆し、雪崩を打って体制翼賛化する〈分水嶺〉となる》

 残念ながら、私の危惧は現実になった。鮫島記者のブログはこう書いている。
 《そのあとも特別報道部は存続してきたものの、リスクを冒しても「隠された真実」に迫るという看板はすっかり鳴りを潜め、事実上その生命は消えていた》(3月14日付)

 《すべては新聞社が「組織防衛」のため、いや上層部の「自己保身」のため、取材記者を処分して責任を転嫁し、「悪者」扱いしたことの帰結であった。これが調査報道に取り組む新聞記者たちをおおいに縮こまらせ、新聞ジャーナリズム全体を大きく萎縮させた。その後遺症は今もつづいている》(3月31日付)

 優れたスクープ記事を取り消され、処分までされた記者2人はしばらく後に『朝日』を離れた。この処分に絶望した特報部の記者の中から退職者も出た。そしてデスクを務めた鮫島記者もこの春、退社を決意し、ついには「特別報道部」自体も幕を閉じた。

 この数年、政権を震え上がらせるような大スクープと言えば、『週刊文春』と日本共産党の機関紙『赤旗』だ。その一方、首相官邸や国会に大量の記者を常駐させ、24時間体制の取材網を誇る新聞・テレビを中心とした大手メディアは、安倍政権下で強まった権力による情報操作、記者クラブを通じた報道統制にすっかり牙を抜かれたかのようだ。

 新聞では『東京新聞』、テレビではTBSの「報道特集」などが辛うじて健闘しているが、他の大手メディアは年々ジャーナリズムとしての機能を低下させている。今春の番組改編で、テレビ朝日の「モーニングショー」からコメンテーターの青木理氏、吉永みち子氏が姿を消し、TBSは朝の情報番組自体をバラエティ番組に変えてしまった。

 こんな状況だからこそ、大手メディアで頑張る「志を失わない記者」とともに、「市民メディア」の役割がますます重要になる。鮫島記者のブログやレイバーネット(TV)の存在を、より多くの市民に知ってほしいと思う。(了)

 

C


日本魚すべて要注意<本澤二郎の「日本の風景」(4053)

2021年04月13日 | 気狂い国家

<東電放射能汚染水を海に垂れ流す政府方針本日決定に驚愕!>

 分厚い蓋をかけて、そのうえ嘘で嘘で固めて、電通五輪を強行計画と、コロナで国民が身動きできない今日、東電福島原発放射能汚染水を、魚介類が生息する海洋に投棄することを決定した。日本による新たな地球破壊方針に対して、人類の精神は凍り付くことになろう。

既に福島など東北の野菜や魚介類を食べないようにしてきた日本人は、日本の魚介類全てから縁を切らねばならなくなるのだろう。天文学的な借金の山の列島に、新たに海が死海になるのだと思うと、この国の呪われた運命に当惑するばかりである。

 世界で最初に核の洗礼を受けた日本に原因があるのだが、過ちを改めようとしない政府・財閥・神道政治に対して、天は次々と耐えられない厳しい罰を与えてくることが、愚か者でも理解できるだろう。

 この世に神仏などいない。悪魔の教え・金集めばかりが目に付く宗教界である。金力で、その地位を占める怪しげな詐欺社会に反吐が出る。ここは田園詩人・蘇東坡を見習うべきか。幸いなことに、鶯は美しい音楽を前後左右から聞かせてくれる。ミツバチが絶滅したことが何としても悔しいが、放射能は悪臭を感知させてくれないことが、人々にとってせめてもの救い?である。

 だが、残るはデジタル庁設置法案が強行され、主権者を丸裸にされると、これと共謀罪・特定秘密保護法を太い縄で結びつけると、いつでも戦争が出来る日本に変身するだろう。それを待つだけか。反省と謝罪の出来ない清和会神道と公明党創価学会の日本政府・財閥は、アメリカの属国として軍国主義を本格的に復活させ、本気でアジア諸国民の生命財産を消滅させようと暴走を始めている。杞憂に過ぎなければ、もっけの幸いだろうが、まともな善人であれば、正常冷静な精神で、近い将来をこう予見することが出来る。

 

<韓国反発!菅の故郷の秋田県の東北魚もSOS

 放射能汚染水を海洋投棄することに、韓国は素早い反応を見せた。当然であろう。ロシアも中国も東南アジアやインド・太平洋の人々、はたまた太平洋の対岸の南北アメリカの漁業者も、同じ思いであろう。

 原発は間違いである。自然も、自然無くして生きられない人間、動植物とも共存することは出来ない。76年前に分かっていたことである。核兵器に目のない右翼・財閥・官僚が飛びついた、その結果が311事件だった。これのツケを、日本人だけでなく人類が支払うことになる。廃炉に100年、40年ではない。

 しかも、愚かすぎる日本人は10年経っても、新聞テレビを含め、東芝製3号機の核爆発を隠ぺいしたままである。21世紀の今日において、ピカドンについて詳細な観察とそれのデータを隠している日本政府である。苦言を呈する韓国も原発を保有している。北朝鮮では核兵器を保有して恥じない。ともに人間同士狂って50歩100歩であろう。

 善良な人間が少ない。加えて、弱すぎる小さな人間なのだから、晴耕雨読で我慢するほかないだろう。しかし、自然はそれでもすばらしい精神を、崩壊寸前にもかかわらず、人間に付与してくれる。感謝、感謝である。

 思うに、秋田県の魚介類も被害を受ける。ということは、秋田出身の菅義偉も、とうの昔に故郷を忘れて、横浜のやくざ世界から抜け出せないのだろう。韓国の反発がまともであるならば、ドイツのように全ての原発を廃炉にするとの

政府方針を打ち出すべきである。単なる政治取引に利用する問題ではない。中国にもこのことは伝えたい。むろん、ロシアもだ。

 

<トリチウムだけか、ストロンチウムや東芝3号機のプルトニウムも>

 人類はスリーマイル・チェルノブイリと福島311で、人々に恐怖だけでなく、知恵や技術を用いても、核を操作管理することが出来ない。福島東電の廃炉100年を耐えられる人間はいないだろう。しかし、それでも歯を食いしばってやるしかない。将来を生きる日本人も哀れである。

 侵略戦争で、散々な目に遭遇した戦後の日本人は、次なる世代も311の処理で、空前の借金を背負いながら、54基の原発廃炉処理に泣くことになる。日本破滅は絵空事ではない。

 汚染水はトリチウムだけではない。ストロンチウムやプルトニウムも孫れ込んでいるかもしれない。トリチウムだけか?ならば排除した核物質は、いまどう保管しているのか。こっそり海に流し込んだのか。すべてが秘密である。

 21世紀の日本は、恐ろしいことだらけである。安心して子供を産めないのも当然か。

 

<東電に責任を取らせて東芝と共に倒産させ、地元民管理運営に>

 ここはやはり、無責任経営陣の東電と東芝を、真っ先に始末することが肝要ではないだろうか。彼らに問題の処理をする能力も責任もないのだから、東電管理運営を被害住民に任せる。そうすれば、透明性を確保できるだろう。3号機核爆発の東芝も同様にしないと、人びとは何も知らされずに、一方的に被害を受け入れるだけとなる。

 

<自然エネルギー巨大基地を地元民が主役となって構築するといい>

 東電原発をゼロにして、人間の住めない被爆地の双葉町などを、そっくり太陽光や風力発電の巨大基地に衣替えする。そして巨大な自然エネルギーを、関東から関西圏に送電することで、被害住民の生活基盤を救済・安定させるのである。それを福島県の地元民が運営するのである。そうして、列島すべての原発を廃炉にする起爆剤にすればいい。

 この期に及んで、再び東電や東芝の利権にさせてはならない。どうだろうか。

福島の農漁民が電力を生み出すのである。福島県民の知恵と行動で、確実に実現できる。政府は東電と東芝を破産させれば済むことだ。知恵を出せ、といいたい。清和会の利権政治を崩壊させることが急務だろう。

2021年4月13日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(時事)衆院決算行政監視委員会は12日、菅義偉首相と関係閣僚が出席して2016、17両年度決算について審議した。首相は、東京電力福島第1原発の放射性物質を含む処理水を海洋放出する方針を固めたことに関し、「福島の復興に避けて通れない、先送りできない課題だ」などと理解を求めた。

処理水タンク増設へ 東電、政府方針決定後に表明

河北新報431東京電力福島第1原発の処理水を巡り、東電が政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を表明する見通しになったことが9日、分かった。政府は13日に関係閣僚等会議を開き、海洋放出方針を決める方向で調整している。政府が「先送りできない」と強調してきた前提となる満杯時期は曖昧なまま、10年越しの難題は重大な局面を迎えた。

(福島民友)東京電力福島第1原発の処理水を巡り、政府が海洋放出の方針を固めた9日、本格操業への移行に向け歩み始めたばかりの県内の漁業関係者からは憤りの声が上がった。政府は風評対策を強化する方針だが、十分な説明がないまま進む政策決定に、県内の漁業関係者らは「(対策の)中身が見えない」「信用できない」と不信感を募らせる。 東京電力福島第1原発の処理水を巡り、政府が海洋放出の方針を固めた9日、本格操業への移行に向け歩み始めたばかりの県内の漁業関係者からは憤りの声が上がった。政府は風評対策を強化する方針だが、十分な説明がないまま進む政策決定に、県内の漁業関係者らは「(対策の)中身が見えない」「信用できない」と不信感を募らせる。

【ソウル時事】韓国外務省は12日、日本政府が13日に東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を正式決定することについて、報道官の論評を出し、「わが国民の安全と周辺環境に直接・間接の影響を及ぼしかねないという点で深刻な憂慮を表明する」と訴えた。


アボンリーへの道 シーズン4 第3話 愛犬ディガーの危機

2021年04月13日 | ドラマ

誕生日プレゼントで本物のライフル銃をもらえると思ったフェリックスは、森のシカを撃ち取り、その肉などをホテルに提供することを考えた。しかし、プレゼントは望遠鏡。父親アレックにライフル銃が欲しいと頼むがアレックは早すぎると言って聞き入れない。フェリックスは無断で家のライフル銃を持ち出し、モーガン、イジーとともに森へ狩りに出かけた。シカを見つけたフェリックスは銃の引き金を引いたが、弾は走って来た愛犬ディガーに当たってし まった……。

キャスト
セーラ・ポリー ジャッキー・バローズ マグ・ラフマン フランセス・ハイランド
スタッフ
ドン・マクブリアティ オッタ・ハーヌス リーラ・ベイセン デボラ・ネイサン
アボンリーへの道 シーズン4
生い茂る草花が織り成すパッチワークのような草原、時間とともに七色にかわる海辺、そしてどこまでもひろがってゆく青い空、プリンス・エドワード島。―― この島にやってきた夢見がちな少女・セーラが、あふれる魅力でアボンリーの人々の心をつかんでいきます。“世界一美しい島”から宝石のようなエピソードの数々をお届けします。(全13話)
生い茂る草花が織り成すパッチワークのような草原、時間とともに七色にかわる海辺、そしてどこまでもひろがってゆく青い空、プリンス・エドワード島。―― この島にやってきた夢見がちな少女・セーラが、あふれる魅力でアボンリーの人々の心をつかんでいきます。“世界一美しい島”から宝石のようなエピソードの数々をお届けします。

アボンリーへの道 シーズン4 第1話 オリビアの赤ちゃん

2021年04月13日 | ドラマ

ジャスパー・デイルの一族が オリビアの育児を手伝うということで大勢やって来た。ヘティとアレックの家に泊まることになったが一族の奇妙な振る舞いで家の中はメチャクチャ。ある日キング家とデイル家の野外パーティーが開かれたが両家は意地悪を言い合ってばかりでかみ合わない。両家の争いを心配したセーラとフェリックスは妙案を思いついた。そんな中オリビアに陣痛が始まり、やがて男の子が誕生。キング家とデイル家、みんなが出産を喜んだ。

キャスト
セーラ・ポリー ジャッキー・バローズ マグ・ラフマン フランセス・ハイランド
スタッフ
ドン・マクブリアティ オッタ・ハーヌス リーラ・ベイセン デボラ・ネイサン
アボンリーへの道 シーズン4
生い茂る草花が織り成すパッチワークのような草原、時間とともに七色にかわる海辺、そしてどこまでもひろがってゆく青い空、プリンス・エドワード島。―― この島にやってきた夢見がちな少女・セーラが、あふれる魅力でアボンリーの人々の心をつかんでいきます。“世界一美しい島”から宝石のようなエピソードの数々をお届けします。(全13話)
生い茂る草花が織り成すパッチワークのような草原、時間とともに七色にかわる海辺、そしてどこまでもひろがってゆく青い空、プリンス・エドワード島。―― この島にやってきた夢見がちな少女・セーラが、あふれる魅力でアボンリーの人々の心をつかんでいきます。“世界一美しい島”から宝石のようなエピソードの数々をお届けします。

ストロベリーショートケイクス(R15+)

2021年04月12日 | 映画

ストロベリーショートケイクス(R15+) | 映画 | 無料動画GYAO! (yahoo.co.jp)

恋に恋する少女、一途な想いを抱えたデリヘル嬢、自尊心の高いイラストレーター、愛に飢えたOL、4人の女性の恋愛を通して繊細な女心を描く。 ※本作はR15+指定作品となります。15歳以上のお客さまはご覧いただけます。

キャスト
池脇千鶴,中越典子,中村優子,岩瀬塔子,加瀬亮,安藤政信
スタッフ
監督:矢崎仁司
ストロベリーショートケイクス(R15+)
魚喃キリコの人気漫画を矢崎仁司が実写映画化、4人の女性の恋と日常を赤裸々なタッチで描く。
恋に恋する少女、一途な想いを抱えたデリヘル嬢、自尊心の高いイラストレーター、愛に飢えたOL、4人の女性の恋愛を通して繊細な女心を描く。 #恋愛映画おすすめ

マルティナは海(編集版)(R15+)

2021年04月12日 | 映画

海とオレンジ畑に囲まれた港町のカフェの娘マルティナは、新任の高校教師ウリセスと恋に落ちて結婚。だが些細なスレ違いを機に妻と新生児の息子を残して家を出たウリセスは、嵐の海で消息を絶ってしまう。数年後、富豪と再婚したマルティナの元に思わぬ人物から電話があり……。『おっぱいとお月さま』の名匠ビガス・ルナが、男女の抑えきれない激情の愛を壮絶に描いた恋愛映画で、ワトリングが体当たり演技で魅せた官能作。※本作はR15+指定作品となります。15歳以上のお客さまはご覧いただけます。

キャスト
レオノール・ワトリング ジョルディ・モリャ エドゥアルド・フェルナンデス セルジオ・キャバレロ
スタッフ
監督:ビガス・ルナ
マルティナは海(編集版)(R15+)
スペインの名匠ビガス・ルナ監督の官能ラブストーリー。地中海の小さな港町を舞台に男女3人の愛憎劇を描く。新星レオノール・ワトリングが大胆なラブシーンを熱演。
海とオレンジ畑に囲まれた港町のカフェの娘マルティナは、新任の高校教師ウリセスと恋に落ちて結婚。だが些細なスレ違いを機に妻と新生児の息子を残して家を出たウリセスは、嵐の海で消息を絶ってしまう。数年後、富豪と再婚したマルティナの元に思わぬ人物から電話があり……。『おっぱいとお月さま』の名匠ビガス・ルナが、男女の抑えきれない激情の愛を壮絶に描いた恋愛映画で、ワトリングが体当たり演技で魅せた官能作。

世に倦む日日/アジアの人々に愛された不朽の名作『おしん』 – 偉大な知識人・橋田壽賀子

2021年04月12日 | 日本低国

『おしん』はアジアの国々の人々に熱愛された。われわれはそのことをよく知っていて、例えばエジプトなど中東の国で、親が産まれた娘の名前におしんと付けた例が多くあるという事実を知っている。『おしん』を語るときの中東イスラムの人々は生き生きしていて、作品への感動と日本への親愛の情に溢れている。中東の人々にとって『おしん』は日本そのもので、愛すべき日本のシンボルだ。それは東南アジアの国々でも同様である。2003年の日・ASEAN首脳会合に来日したメガワティが、晩餐会か何かの公式会合の席で、熱っぽく『おしん』について語る場面があった。橋田壽賀子の訃報を伝えるテレビ報道で、胡錦濤が『おしん』を語る映像が流れ、「主人公が自ら励み、苦労の末に創業した精神は、とても深い印象を残してくれた」とコメントを発していたが、(すでに要職にあって激務のはずだった)胡錦濤が本当にあの連続ドラマを全部見ていたのかはよく分からない。『おしん』を見て感動した中国人を代表しての言葉であり、あるいは中日友好外交のリップサービスであったかもしれない。

アジアの人々に愛された不朽の名作『おしん』 – 偉大な知識人・橋田壽賀子_c0315619_13422060.pngが、メガワティの感動の言葉はまさに本人の心からのもので、40代前半、政治活動をしながらずっと『おしん』に見入っていたことが明らかだ。『おしん』について話したくてたまらないという感じだった。『おしん』の感動を語ることは、日本を褒めることであり、日本について深く知っていることを伝えることであり、アジアの女性の生き方について普遍的な何かを共有する地平に立つことである。そういう作品を成してくれた橋田壽賀子に心から感謝したい。日本で放送されたのが83年4月から84年3月。いい時代だった。すぐにアジアの国々で放送され、タイの女性たちの紅涙を搾り取っているという情報に接した。バンコクにはタイ東北部の貧しい農村から働きに来ている若い女性が多くいて、薄給の中から家族に仕送りする生活を送り、おしんを我が身に重ね合わせてテレビに釘付けになっていた。それはインドネシアの女性たちも同じだっただろう。80年代のタイやインドネシアの農村がどのようなものか、日本の戦前の地主小作制と類似の社会関係があったのかどうか、正確な知識がないが、貧農の家の女の子はそうして一家の支えにならなければならなかったのだろう。

アジアの人々に愛された不朽の名作『おしん』 – 偉大な知識人・橋田壽賀子_c0315619_13451569.pngブログで何度か論じてきたが、橋田壽賀子の描く作品にはまさしく講座派の社会科学の研究と蓄積がある。社会科学そのものだ。戦前の寄生地主制がどのようなものか、そこでの小作農の家族と生活がどのような現実だったのか、農村での家父長制がどのような実態だったのか、そこに置かれた女性の視点からリアルに描かれている。そして、日本の100年間の近現代史が生々しく分かりやすく描かれている。嘘がなく、真実がある。見落としがなく、大事なことがきちんと描かれている。いい時代だったからNHKが傑作を制作できた。『おしん』は日本の戦前社会を知る上での最高かつ完璧な社会科学の教材で、講座派の聖書たる山田盛太郎の『日本資本主義分析』を映像のドラマにしたものだ。そこでの諸範疇がモーション・ピクチャーで再現され説明されている。社会科学を学ぶ大学生は、『分析』を読みつつ『おしん』のDVDを見て欲しい。橋田壽賀子自身が講座派の学問をよく理解して概念を整理しているから、あのようにドラマを立体的に構成できるのであり、そしてそれが真実を描いているから、平均視聴率52.6%を取れたのだ。橋田壽賀子は知識人であり、日本の誇る偉大な知性である。

アジアの人々に愛された不朽の名作『おしん』 – 偉大な知識人・橋田壽賀子_c0315619_13512519.png『おしん』はなぜアジアの人々に愛されたのか。右傾化・属米化の極みに達した現在の日本で語られない真相がある。それは、ドラマにおける社会主義・共産主義の要素とシンパシーだ。ドラマにはその部類に属する様々なキャラクターが登場し、おしんの人生に影響を与え、おしんの人生と寄り添っていく。中村雅俊が演じた反戦の猟師・俊作がそうである。逃亡兵として官憲に追われて非業の最期を遂げる。その次に渡瀬恒彦が演じる共産党活動家の浩太が物語を盛り上げる。地主の坊ちゃんでインテリ。戦前、戦中とおしんと助け、政治から離れた戦後もおしんを経済的に助け、心を通い合わせた事実上の伴侶として描かれる。特高の拷問を受けて足が不自由になる。いい役だ。そして並木史郎が演じた夫の竜三。佐賀の地主の次男で、昭和恐慌以降からファナティックな右翼の軍国主義者に変身するが、結婚前、東京生活している青年時代はハイカラなボンボンで、左翼思想に理解のある準インテリとして登場した。こうした人間関係の進行から、田中裕子演ずるおしんがどういう思想の持ち主かが一目瞭然で、それはおそらく橋田壽賀子と重なっていて、また、テレビの前の当時の高齢者の戦後民主主義と重なっている。

アジアの人々に愛された不朽の名作『おしん』 – 偉大な知識人・橋田壽賀子_c0315619_13491345.png描かれる戦前日本の左翼は、こうして知的水準の高い存在で、最先端のインテリとして一般の尊敬の対象となっている存在だということが分かる。支配層はそれを悪魔視して否定・排除するけれど、大衆からは一目置かれた義士的な表象を持っていて、善良で優秀な青年たちが左翼活動に接触し没頭したのは、知的・倫理的な純粋な動機からであり、自負と使命感からだった。戦前がそういう時代だったことは間違いなく、今とは違って、左翼側の一般的な知的倫理的優越の前提がある。左翼が王道だったのであり、レーニン的な革命の理想が正義であり、それを弾圧する支配者側(天皇制ファシズム)の権力を見下して軽蔑する(江戸っ子の幕府批判のような)心性が成立していた。ここで指摘したいのは、アジアの国々の戦後も似たような過程と様相があったことだ。バンコクやジャカルタのテレビの前で紅涙を流していた女性たちにも、農村の実家に泉ピン子の母ふじや伊東四朗の父作造がいたのと同じく、人生の周辺に、都市や農村で活動する社会主義・共産主義のインテリ青年がいて、何がしかの関わりがあり、多少のシンパサイズと思想的影響(啓蒙)が及んでいたに違いない。それは少なからず悲痛で苦い記憶だっただろう。

アジアの人々に愛された不朽の名作『おしん』 – 偉大な知識人・橋田壽賀子_c0315619_14022996.pngタイでは、1976年にタンマサート大学虐殺事件が起きている。血の水曜日事件とも呼ばれている。この軍事クーデターと残虐な赤狩り事件がどのようなものであったか、具体的な資料はネットになく記憶も薄れているが、左派の学生と市民の犠牲者は100人を超えるという情報が載っている。当時のタイ国軍は暴虐性において今のミャンマーと変わるところがなかった。76年はサイゴンが陥落した翌年で、CIAも必死だっただろう。インドネシアについては1965年にスカルノ失脚の軍事クーデターがあり、史上最大規模の赤狩り虐殺事件が起きている。犠牲者数は数百万とも言われていて、まだ十分な検証はなされてないようだ。過去の歴史として落ち着いていない。事件はインドネシア国内でずっとタブーで、誰もにとって恐怖を呼び起こす身近で凄絶な記憶であり、メガワティが『おしん』を見たときもその環境の中にあった。親類のインテリ青年が犠牲になったという体験を持つ者が多かっただろう。スカルノの娘で中道左派のメガワティや、(中国のリベラル左派に見える)胡錦濤が、『おしん』に特にコミットするのは、理由のないことではないと思われる。人間のあるべき生き方が同じで世界観が同じなのだ。

アジアの人々に愛された不朽の名作『おしん』 – 偉大な知識人・橋田壽賀子_c0315619_14143464.png『おしん』の放送で世界最高の視聴率90%を記録したイラン。ここでも凄絶な赤狩りがあった。イラン革命の後、1981年頃だったか、ツデー党(イラン共産党)が権力を握ったパーレビ派(革命評議会)に追い落とされて、弾圧されて大量の処刑が行われた事実がある。『フォーカス』か『フライデー』か忘れたが、当時の写真週刊誌で、クレーン車で何人もが絞首刑された公開処刑の写真が掲載され、息をのんだ記憶がある。イランで家族で『おしん』を見守った人々は、左翼に関わる物語の部分をどのような心境で見つめ、親は子どもたちに説明していただろう。クレーン車で共産党員が大量に吊されていたのは、放送の5年前の出来事だ。戦後のイランも、インドネシアも、タイも、戦前の日本も、農村に遅れた部分を抱え、32年テーゼ的な、レーニン的な後進国革命の構想と運動に衝き動かされた社会であり、そこに存在した思想と人間類型は類似していて、一人一人はその関係性の中に生きていた。そこには、知性と倫理に純粋で、社会を変えて貧者を救おうとするインテリ青年がいて、前衛たる高揚感にひたりつつ、大概は(と言うよりほぼ例外なく)政治に翻弄されて傷つき破滅するのである。

その傍らにおしんのような女性がいて、距離感を測りつつ見守っていた。橋田壽賀子はそれを見事に総括していて、彼女たちの心をグリップしたと言える。アジアの女性たちは、みな橋田壽賀子の同志であり、橋田壽賀子の教室の生徒たちだ。橋田壽賀子こそノーベル文学賞に相応しい。アジア諸国の政府や大学には、『おしん』に感動した者たちが要職に付いて指導している。そこに希望が持てる。日本が滅びても作品『おしん』は不滅だろう。最後に、訃報のニュース映像で紹介されていた橋田壽賀子の言葉、「昔の人はこんなに一首懸命生きていたのに、次の世代の人たちはそれを忘れている」を噛みしめ、呆然となりながら、1995年頃に聞いた司馬遼太郎と大橋巨泉の日本人への遺言的な予言を思い出す。思い出して悲しい。


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by yoniumuhibi | 2021-04-07 23:30 | Comments(2)
 Commented by nyckingyo2 at 2021-04-07 21:33
ときあたかも、現代のミャンマーとも酷似していますね。
中村雅俊が演じた反戦の猟師・俊作は、逃亡兵として官憲に追われて悲劇的な最期を遂げる。私たちはミャンマーに、アウンサン・スーチーからはじまる数万のおしんの影を把握できます。
 
 
 Commented by コスモス at 2021-04-08 08:08 x
子供だったので、おしんは見たことがありません。Yオハンの女性がモデルと噂で聞いたことがありましたが(橋田先生が熱海在住だったからか?)、事実は違って、静岡県中部の女性から聞いた話をもとに先生が再構成されたのですね。
橋田先生がいいともに出ていた頃、番組のディレクターが、番組に出たことがありました。ディレクターが一橋卒と聞いて先生は「一橋出てこんな仕事してたらだめよ」と言ってのけ、番組は一瞬静まり返ったものの、生放送でしたのでそのまま放送されてしまったのです。
ブログ主さんのご投稿を読んで、先生は「一橋を出たような人間はもっと使命感を持って、やるべき仕事があるでしょう」と言いたかったのだろうなとわかりました。
私が印象に残っているのは、「おんなは度胸」という朝ドラです。桜井幸子演じる若い主人公が、通訳ガイド?の国家試験受けようとして失敗、旅行社では電話番のような仕事しかさせてもらえない、旅館を経営している実家ならおかみになれるという状況で苦闘していましたが、女性の社会進出が叫ばれていた時代に、女性の置かれる難しさをしっかりと描いておられました。先生は決して嫁姑ドラマの人ではなかったこと、ブログ主さんのご投稿で認識を改めました。
 

姑息な幼稚園連合会告訴<本澤二郎の「日本の風景」(4050)

2021年04月12日 | 気狂い国家

<安倍・清和会事件擁護に菅・官邸の杉田と警察庁・中村格の策略=森喜朗ら政治屋安泰>

 コロナ・コロナに並行して、政府与党の事件、事件で国民は、目が回るほど頭の中は忙しい。断じて無視できないのが、全日本私立幼稚園連合会と同PTA連合会の使途不明金問題である。新たな安倍・清和会事件と信じられている。昔から清和会は、史実を捻じ曲げようとしてきたため、教育・文教族が多い。森喜朗を筆頭に、過去に清和会だった河村建夫、現在の下村博文、いま文科相の萩生田も清和会である。

 全国の8000幼稚園を束ねるカネと票も、清和会・文教族の狙いだ。その中に、許されざる、憲法に違反する教育勅語を教えていた森友学園が存在した。タダ同然の国有地払い下げ事件が、必然的に起きるべくして起きた。安倍夫妻の事件そのものである。公文書改ざんの犯罪行為に耐えきれずに、善良な財務省の赤木さんが自害するという、悲惨な事態を引き起こした。

 それでも安倍夫妻と麻生太郎は、現在ものうのうと生きている。後者は国民が負担する借金の山を、これでもかこれでもかと構築している。「安倍と麻生を火あぶりにしろ」との怨嗟の声が、大地から湧き起こっている。

 これら重大な犯罪者を見逃す民主主義国家が、存在していいのだろうか。法務検察の責任である。法相の上川陽子と検事総長・林真琴は、韓国の検察のように、全体の奉仕者として責任を果たす義務を負っている。果たさなければ、罷免する権利を主権者が、行使しなければならない。

 日本国憲法を尊重し、擁護する義務を果たさないことに対して、国民は暴力ではなく、ガンジーの非暴力抵抗運動を開始しなければならない。林を罷免するための検察官適格審査会は、市民の要求に真摯に応えているのであろうか。監視を強める義務が、国民にあるのである。

 

<東京地検特捜部案件を警視庁に格下げ=政治案件にしてうやむや?>

本来、4億円もの使途不明金を出した全日本私立幼稚園連合会は、刑事告訴を政治屋がらみの重大事件のため、東京地検特捜部にしなければならなかった。

 しかし、菅・官邸がまたしても、策略をめぐらせたのだ。例のTBS強姦魔事件でも悪徳ぶりを発揮した、官房副長官の杉田と警察庁の中村格が、動いたと事情通は、鋭く指摘している。ありそうなことである。杉田は日本学術会議の委員選任の場面でも、選別をした官邸の鬼として、その悪役ぶりを見せつけ、国権の最高機関による国会招致にも、いまも逃げ回っている。野党がまともであれば、こんな無様な醜態は起こりえないはずなのだが、公明党創価学会のお陰による3分の2議席に押し切られてしまっている。

 ともあれ、この重大な不正事件は、警視庁による政治案件として、いい加減に処理されるだろう。ご存知、犯人の前会長の香川敬という坊主は、安倍の地元の人物で、しかも山口県公安委員という要職についていた。山口県警が、悪人の公安委員に操られていたことに反吐が出る。

 もうこれだけで、日本の警察力の正体を、見事に浮き上がらせている。衝撃的である。悪徳坊主の公安委員と安倍の深い関係を、国民はもっと知ろうとしている。民主主義は、全然機能していないことが分かるではないか。法治は形だけなのだ。安倍の狼藉三昧ぶりも極まっている。

 長周新聞はガス抜き新聞かもしれない。坊主の首一つ落とせないとは、これも嘆かわしい。

 

<日本国民をなめ過ぎていないか=菅内閣も警察官僚の大暴走!>

 要するに、安倍晋三は中世に出現したような暴君だった。神道の神社本庁と統一教会と創価学会の悪馬に乗った、専制君主そのものであったのだ。バイデンが真の民主主義者ならば、理解?出来たかもしれない。無理かな?

 無理かもしれない。なぜなら政治的安定度のない菅を「歓待」して、自身のポケットとして活用しようとしているのだから。北朝鮮の主の方が賢いのか?それともCIA報告に信頼をおいてしまったのか。あるいは衰退した日本の新聞テレビの宣伝で、選挙に勝利して数か月後でおしまいにならない、と判断したものか?

 電通五輪強行に悪乗りして、自在に手綱を引き寄せて、さらなる日本属国化を狙おうというのか。目障りな二階を放逐すれば、すっきりすると思い込んでいるのだろうか。ここはバイデンのお手並み拝見といくしかないが、日本人にとって深刻なことは、コロナよりも新聞テレビの悪しき暴走によって、善良な国民の頭脳を狂わされることであろう。

 

<森筆頭に清和会文教族利権に比例して皇国史観台頭が不安>

 いま大いに反省することの一つは、自民党内に巣食う神道政治連盟なる怪しげな宗教・教団組織について、素通りしてきたことである。国家神道の後裔組織である。そこから天皇主義の、生長の家教団主体の宗教政治研究会、そして現在の「日本会議」へと冠を替えてきた、改憲軍拡のカルト教団の台頭である。安倍や森ら清和会のどす黒い流れである。

 森喜朗の「神の国」を、冷笑してきただけの国民でいいのだろうか。これに公明党創価学会が服従して、戦争三法が実現した。軍国主義と宗教の一体化が、戦争への流れを生み出してゆく恐怖に、人びとは無関心でいいのだろうか。

宗教利用なくして、軍国主義も戦争も成立しない?違うだろうか。

 そこに教育が関係する。幼児教育がきわめて重要であることが理解できる。考察するまでもなく、戦前の日本人は幼児期に、訳も分からず神道の神棚(かみだな)に拝礼させられ、長じて教育勅語を叩き込まれた。赤紙一枚で、天皇のために死ぬことを教え込まれた。

 戦争三法を強行した面々の野望は、幼児教育にありだ。森友学園は知っている。そのことに安倍夫妻は感動した!

 そうしてみると、幼稚園教育にテコ入れする清和会の野望は、改憲軍拡と比例していることになろう。戦争への道と違うだろうか。火事だ、火事だ、火の用心!

2021年4月10日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

「森総理に就任祝い1千万円…」 私立幼稚園連合会の「4億円消失」

4/6( 全国の私立幼稚園が加盟する全日本私立幼稚園連合会で、4億円超の使途不明金が見つかった。連合会は不正な資金操作をしたとして前の会長と事務局長を刑事告訴したが、前会長は「私的流用はしていない」と強弁。ならば一体、巨額の金はどこへ消えたのか――。

 異例の迅速さの裏には、香川前会長が山口県で幼稚園を経営しながら、同時に県の公安委員に就いていたことが影響しているそうである。 「NHKが報じた直後に山口県の公安委員らの働きで、39日には警察庁が詳細な情報を把握できていた。その結果、警視庁に刑事告訴させる方針が決定したとみられます。ここで動いたとされるのが警察庁出身の杉田和博官房副長官と警察庁ナンバー2の中村格(いたる)次長のラインです。二人は安倍政権時代から官邸の意向を汲むコンビとして知られ、中村次長は菅さんの官房長官時代の秘書官も務めた。今回も、菅政権の意向を忖度したと言われている」(同)

井上・歴史学が暴いた尖閣<本澤二郎の「日本の風景」(4049) : jlj0011blog (livedoor.blog)

呪われた車屋・東芝<本澤二郎の「日本の風景」(4047) : jlj0011blog (livedoor.blog)

 

断末魔の日銀<本澤二郎の「日本の風景」(4048)

2021年04月12日 | 気狂い国家

<円暴落を食い止める手立てを明らかにせよ!不可能か!>

 「1945年の円ゼロ時代へと突入している。 日本でも大暴動が起きる」と想定する向きも。不安を煽ろうとしているものでは全くない。世界的大恐慌にコロナ不況が加わって、人も物も止まってしまっている。しかし、株は真逆である。

 日本の中央銀行である日本銀行が、止まってしまった日本経済をしり目に、日本人の生きる基盤である円を、日夜刷りまくっているのである。狂気の博打経済に突進している!誰も注意しない。許されざる天文学的な借金予算を、右翼政府が予算化すると、国会はそれをスイスイと自動的に成立させている。それが安倍内閣から菅内閣へと継承され、日銀の法学部出身の黒田が、なりふり構わずに、思い切り円を刷って恥じない。

 その金は行き場がなく、株に流れる。博打経済に日銀が呑み込まれて、日銀が率先して株の買い占めに必至なのだ。日本の円はその都度、羽が生えて軽くなっているのだが、今の日本に金融を知る人物がいない。黒田・日銀は、戦前の関東軍のように、円刷りにひたすら突進して、円暴落へとまっしぐらだ。日本崩壊寸前で暴動が起きても、もはや間に合うわけではない。

 誰か止められるか。不可能なのか。このことが日本人識者のストレスの元凶なのだ。

 

<異様な株高を追求・継続してきた安倍・黒田の恐ろしい罠>

 目下の日本政府は、安倍犯罪をもみ消してきた菅義偉を先頭に「死なばもろとも」と言わぬばかりに、7月の電通五輪強行に突っ走っている。近くワシントンへの、空前絶後の大型の参勤交代で菅は「アメリカ五輪選手の日本行きを実現させてほしい」「見返りに軍拡でも何でも引き受ける」という直訴の行方を専門家は注目している。

 「アメリカ選手の参加で五輪強行」計画に対して、バイデンはOKするだろうか。彼はコロナ禍を、科学的に判断して決めると公言してきた。従って万一大惨事ともなれば、IOCのバッハともども責任を負うことになる。菅の直訴にどう回答するのか?予断出来ないだろう。

 菅訪米はそれとして目下、株高対策のアベノミクスなる博打金融政策を忠実に守ってきた日銀の黒田は、円刷りしか能のない売国奴官僚の第一人者として、改めて注目を集めている。米国債の金利上昇がはっきりしてきたことから、カネがドルの米国債へと流れが変わった。よって円安にぶれてきている。

 

<破局目前の日本に打つ手はないのか>

 円安は、輸入に頼っている日本では、確実に不況下の超物価高を約束する。これが高じていくと、深刻なインフレ経済へと突入して、円の暴落を確実にする。ハイパーインフレになると、円は単なる紙きれ同然になる。1945年の再現である。円ゼロは、仮定の話ではなくなる。既に先進国で、日本は最大の超借金大国である。

 森の清和会政治が始まる前の小渕恵三首相が「日本は借金大国」と公言してから、小泉になって山のように借金を築いた。さらに安倍になると、もう天井知らずに巨大な借金の山を築いた。その安倍の手先となって円刷りに狂奔してきたのが、日銀の黒田である。

 安倍・菅・黒田よ、これからどうするつもりか。伊勢神宮で神風を吹かせるつもりなのか。目下のところ、これが最大の日本人の不安要因なのだ。毎朝電話をくれる福田赳夫側近は「泉下で福田さんは泣いている」と悲痛である。

 福田の長男・康夫が「日本は破局に向かっている」と警鐘を鳴らしていたのは、もう4,5年も前のことである。

 実態経済はぼろぼろ、それでいて株の異常高の日本の狂気に不人気首相の菅は、無関心をかこっている。官僚も与野党の国会議員も、黒田任せという日本は、福田康夫が言うように、日本は破局寸前といって間違いない。

2021年4月8日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

<ヤフーニュース)空前の株高が続いている。これは喜ばしいことなのか。モルガン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)元日本代表の藤巻健史さんは「コロナ収束を織り込んでいるのだろう。だが、いまの日銀には景気の過熱を抑える手段がない。米長期金利が上昇を続ければ『日本売り』が始まる。株高を喜んではいられない」という――。

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ワクチン接種「メリット」の正体ー植草一秀の『知られざる真実』

2021年04月12日 | 日本低国

メディアはワクチン接種推進キャンペーンを展開している。 菅内閣はワクチン接種に巨大な予算を計上した。 この措置で最大のメリットを受けるのはワクチンメーカーである。

しかし、日本で国民多数がワクチンを接種する必要性は高くない。 大きな矛盾がある。 「ワクチン利権者のワクチン利権者によるワクチン利権者のためのワクチン接種」であると考えられる。

英国アストラゼネカ製ワクチンで血栓が生じ、死亡する事例が報告されている。 ワクチン接種は死のリスクを伴っている。 アストラ社製ワクチンは日本政府のワクチン調達計画全体の約4割を占める。 しかも、国民はワクチンの種類を選べない。

担当相の河野太郎氏は当初、接種を受ける人がワクチンの種類を選ぶことができると明言していた。 しかし、これを撤回した。 どの種類のワワクチン。日本政府の誰がどのようにその地域別配分を決めるのか。抽選などの方式を取らないと不公平になる。日本の個人の多数において、ワクチン接種のメリットはワクチン接種のリスクを下回る。

しかし、大半のマスメディアはワクチンに対するネガティブ情報を隠蔽してワクチン接種を推進する報道を展開する。テレビメディアはワクチン推進専門家しか画面に登場させない。

 

現実には、ワクチン接種を推奨しない、ワクチン接種忌避を呼びかける専門家も多数存在する。こうした専門家をテレビメディアが排除している。

メディアも巨大なワクチン利権の利益享受者の一角を占めている。ワクチンメーカーの経営最高責任者は自社株価が急騰した局面で保有株式を市場で売却して巨大な利益を獲得している。

本来、ワクチン認可プロセスは極めて厳格だ。とりわけ大きな壁になっているのが第三相治験。

このプロセスを完了しなければ認可が下りない。ところが、コロナワクチンでは第三相治験が省略されている。

莫大なコストを要する第三相治験で優良な結果を得られなければ認可は下りず、メーカーは開発費用を回収することができない。しかし、コロナワクチンでは、特例で第三相治験が省略されている。メーカーは第三相治験なしで認可を獲得している。

それだけではない。ワクチンで事故が発生した場合の損害賠償責任を負わない特約まで付与されている。

 

ワクチンメーカーは濡れ手に粟の巨大利益を供与されている。その利益の一部がワクチン利権関係者にキックバックされる構造が存在すると見られる。コロナワクチン利権の巨大な闇が存在する。

東アジアの現状を踏まえれば、ワクチン接種の正当性が存在しない。重篤化しやすい基礎疾患を持つ者、重篤化しやすい高齢者は、ワクチン接種に一定の合理性がある。ワクチン接種のメリットがリスクを上回るケースがある。

しかし、高齢でない健常者においては、ワクチン接種のメリットがリスクを上回るとは言えない。高齢でない健常者が重篤化する事例が極めて少ないからだ。

その一方で、ワクチン接種で血栓が生成され、死亡する事例が報告されている。テレビメディアが喧伝する「ワクチン接種のメリットがワクチン接種のリスクを上回る」の言い回しは一種のペテン。

国民多数がワクチンを接種することは政治権力者にメリットがあるが、一人一人の国民にとってはリスクがメリットを上回る場合が圧倒的に多い。政治権力者にとっては少数の国民が命を落としても痛くもかゆくもない。

この少数の国民の犠牲によって集団免疫を確保でき、利権も確保できるなら、政治権力者にとって、この方が都合がよい。これが「ワクチン接種のメリットはワクチン接種のリスクを上回る」の正確な意味だ。

高齢でない健常者はワクチン接種を忌避するのが適正だ。

「UIチャンネル」第380回放送、鳩山元首相との対談がアップされております。

https://bit.ly/37cW7Bs

ぜひご高覧賜りたい。

 


世に倦む日日 @yoniumuhibiより

2021年04月12日 | 気狂い国家

米パシフィック大学ジュール・ボイコフ教授「原発事故が発生した福島県をスタート地点に選ぶという行為は、この聖火リレーという儀式の偽善性や害悪さ、バカバカしさを際立たせただけでなく、新型コロナ禍でも五輪へと突き進む日本という国の政治的問題点をも浮き彫りにした」

「石川県は11日、ファイザー社製の新型コロナウイルスのワクチンを2回、優先接種していた病院勤務の医療従事者が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。河野太郎担当大臣はワクチンの有効性を連呼するが、現場では変異株に対する有効性に疑問の声も出始めている」とのこと。

「大阪市の松井一郎市長が飲食店への時短営業や4人以下のマスク会食を呼びかけていた4月1日に、大阪港湾局の職員7人が市長の呼びかけを無視し、大阪市内の飲食店で新規採用の職員の歓迎会を行ない、参加者のうち2人が新型コロナウイルスに感染したことが分かった」とのこと。

政府は「トリチウムしか含まれていない処理水」と言っていますが、これは大嘘。実際は猛毒のストロンチウム90が基準値の2万倍も含まれた「高濃度放射能汚染水」。こんなもの海洋放出したら海は死滅します。詳しくは14日配信の『きっこのメルマガ』第114号をお読みください。

2013年9月、安倍晋三は福島第1原発の増え続ける放射能汚染水について「今後は東電に丸投げせず、この私が責任者となり、政府が前面に立って完全に解決すると国民の皆さまにお約束いたちまつ!」と宣言した。その結果が「8年経っても止められずに海洋放出」って、なんだそれ?

【これぞ安倍晋三クオリティ】 「消えた年金問題は最後の1人まで私が解決する!」→最初の1人も解決せずに丸投げ。 「拉致被害者は最後の1人まで私が取り戻す!」→最初の1人も取り戻せずに問題を政治利用。 「汚染水は私が責任者となって完全に解決する!」→「8年経っても止められずに海洋放出」

高知競馬の武豊さんと福永祐一さんのトークショーの様子は、YOU TUBEで検索すれば地元の競馬ファンがアップした映像が見られますので、興味ある人は自力で探してみてください。すごく興味深い話をしてますよ。

森本毅郎さん「ようやく高齢者へのワクチン接種が始まりましたが、これまでと同じペースでやっていたら3600万人全員が終わるまでに3年以上は掛かる計算です。それ以前に医療従事者への接種もまだまだ終わりませんが、日本は一体どうなっているんですかね?」(TBS「スタンバイ!」4月12日)


「悲しいまでに凡庸」だった青年が日本政治の頂点に君臨し、この国の姿を変容させるまで 安倍晋三氏のルーツを探る

2021年04月12日 | 日本低国

「安倍寛(あべかん)」という政治家をご存じだろうか。庶民目線の政治家として、道理を外した権力の専横にあらがい、戦時中に反戦を唱え、没後70年を経たいまも地元の人々に慕われ続けるこの人物こそ、安倍晋三首相の父方の祖父である。その志を継ぎ、リベラル保守の政治家として外相も務めたのが、息子の安倍晋太郎。優れたバランス感覚をもち、「オレのオヤジは大したやつで」が口癖だった晋太郎は、終生、寛の息子であることを誇りにしていた。

 安倍首相は子供のころ、「晋太郎の息子」ではなく、「岸の孫」と自己紹介していたそうだが、母方の祖父・岸信介への敬愛の念をあらわにする一方、岸と同じく国会議員であった安倍寛については、ほとんど触れることがない。

 語られることなき、安倍首相の父方の系譜をたどるルポルタージュ『安倍三代』(青木理著)がこの春、文庫化された。著者が丹念に周辺取材を重ねるなかで浮かびあがってきたものとは――。本書に寄せられた中島岳志(東京工業大学教授)の解説を公開したい。

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 安倍晋三という政治家の特徴は、その右派イデオロギーにある。これまで度々、右派論壇に登場し、断罪口調の左翼批判や偏った歴史認識を展開してきた。第2次政権発足から1年後の2013年12月26日には、靖国神社を参拝し、「内閣総理大臣 安倍晋三」の名前で献花した。2015年2月19日の衆議院予算委員会では、民主党議員が質問している最中に、唐突に「日教組どうするの!」などと野次を飛ばし、批判を受けた。

 首相になっても露呈する右派イデオロギー。彼はいつから、このような思想を抱くようになったのか。そのきっかけや原因は何だったのか。

 実は、この問いに対して正確に答えることは難しい。国会議員になる前の発言や思想信条は、ほとんど文章として残っておらず、どのような考えを持っていたのかが判然としないのだ。

 本書はこの謎に、父子関係の問題から迫る。

 父・安倍晋太郎は、言わずと知れた自民党重鎮の政治家で、保守でありながらリベラルな姿勢を貫いた。その政治姿勢は地元の在日コリアンにも受け入れられ、幅広い信頼と共感を獲得した。著者の青木曰く、晋太郎には「息子・晋三とは明らかに異なる『異端者=マイノリティー』への配慮の眼差し」があり、「決して極端に偏らない政治的なバランス感覚」や「狭量や独善に陥らない懐の深さ」があった。

 平和憲法についても擁護する姿勢を示していた。晋太郎を慕って中央政界入りした武村正義は、「基本的にリベラルな方」で「正真正銘のハト派だった」と述べている。

 一方、政治活動に忙殺されていた晋太郎は、家を空けることが多く、子供との関わりが少なかった。1954年に次男として生まれた晋三は、「物心ついてから父に遊んでもらったという記憶がほとんどない」と回想している。小学校から大学まで成蹊学園に通った晋三は、家の近所に同世代の友人がほとんどおらず、兄や家庭教師、乳母役の女性と遊ぶことが多かった。