先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

「絶望死」が増加する米国社会の暗い闇

2017年04月02日 11時36分15秒 | 日記
ロイターが表題のレポートしていた。



プリンストン大学のアン・ケース教授とアンガス・ディートン教授の研究によると25─29歳の白人米国民の死亡率は、2000年以降、年間約2%のペースで上昇していることが分かる。他の先進国では、この年代の死亡率は、ほぼ同じペースで、逆に低下している。50─54歳のグループではこの傾向がさらに顕著で、米国における「絶望による死」が年間5%のペースで増加しているのに対して、ドイツとフランスではいずれも減少している。


アメリカでは、学歴が高卒以下の人々の死亡率は、全国平均の少なくとも2倍以上のペースで上昇している。何か重大な問題が進行している──。単に経済云々ではなかろう。というのも、米国経済は成長しているし、失業や脱工業化は他の先進国にも共通する問題だが、そこでは「絶望による死」は増加していない。

米国の「3つの弱点」が、文字通り致命的に相互作用している?

第1に、米国の福祉制度は不十分。米国の福祉制度の貧弱さを擁護する人々は、民間・宗教団体による慈善活動の強力さを指摘することが多い。例えば、オピオイド系鎮痛剤の悪用常用者の対応ができてい無かったなど。

第2に、混乱している医療制度。規制当局も医療関係者たちも、オピオイド系鎮痛剤の処方に関する監視を怠ってきた。鎮痛剤「オキシコンチン」を製造している米医療用麻薬最大手のパーデューファーマなどの企業によるロビー活動を責めることは簡単だ。同社は2007年、虚偽表示の容疑を認め、6億ドルの罰金を納めている。

第3に、米国民は異常なほど自己破壊欲が強い。簡単に言うと強い疎外感を持つ事が多い。ケース、ディートン両教授が実践している統計社会学の端緒となったのは、エミール・デュルケムの1897年の著作「自殺論」。デュルケムは、家庭や共同体、既成宗教により提供されてきた伝統的な指針が排除されたことに基づく、きわめて現代的な孤独を仮定した。不信感や、一枚岩の医療アプローチの欠如、国家的な失敗を認めることへの消極性、これらすべてが思い切った政策を妨げている。

疎外感を持たざるを得ない低所得層が、更に格差社会の広がりで、虚無感を持ってしまうと言う事であり、トランプ大統領の誕生にも象徴されていると思う。




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中国,大型強襲揚陸艦!

2017年04月02日 08時11分22秒 | 日記
南29日付の香港『サウスチャイナ・モーニングポスト』によると、シナ海や東シナ海での領有権紛争に投入できる強襲揚陸艦の建造を中国海軍が開始したと。強襲揚陸艦とは、上陸作戦に必要な兵員・装備の輸送を担当する大型の輸送艦で、垂直離着陸機やヘリなどが発着できる大型の飛行甲板を備え、軽空母の役割を果たす。

更に同紙によると、「075型」と呼ばれる新しい強襲揚陸艦は、中国海軍の中で最も規模が大きい。全長250メートル、排水量は4万トンで、米海軍の主力強襲揚陸艦「ワスプ級」に匹敵する。最大30機の武装ヘリを積むことができ、飛行甲板から一度に6機のヘリが発艦できる。SCMP紙は、中国海軍の消息筋の話を引用して、075型強襲揚陸艦は2019年に進水した後、20年に実戦配備されるだろうという見込みを伝えた。中国海軍は現在、2万トン級の強襲揚陸艦「071型」を4隻持っている。

さらに、中国海軍が075型強襲揚陸艦を保有したら、南シナ海や東シナ海で敵の軍艦や潜水艦、地上軍を攻撃するさまざまな形態のヘリを発着艦させることができる、と評している。マカオ国際軍事学会のアンソニー・ウォン会長は「超大型強襲揚陸艦の075型が完成すれば、中国は米国に次いで世界第2位の規模の海軍を保有することになるだろう」と言う。




China Begins Construction of Largest Amphibious Warship - To Be Deployed to South China Sea

「Youtupe Mania」


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 国連の核兵器禁止条約交渉、日本は不参加

2017年04月02日 07時39分53秒 | 日記
 ニューヨークの国連本部で3月23日から開かれていた核兵器禁止条約制定会議が終わったが、核兵器所有国は1国も参加していないという、。

唯一の被爆国である日本も不参加を表明。なぜ、不参加?日本は、国民感情からして核兵器保有はできないし、核兵器禁止に反対する理由もない。アメリカの意向を忖度したのだろう。 会議は6月中旬に再開さ、7月には条約が決定されるという。


アメリカのマスコミが、日本や韓国のアメリカ軍基地から10機のB2と24機のF22で、北爆されるという説を掲げていて、アメリカ政府が検討している事は明らか。もし実行されたら、即、北は、日本と韓国に原爆を撃ち込むだろう。 


昨年の6月のロイターの報道でも、「米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は14日、北朝鮮が核開発を大幅に拡大させており、過去1年半の間に保有する核兵器の数が少なくとも6基増加した可能性がある。」と報道している。

更に「同研究所は昨年、北朝鮮が保有する核兵器の数は2014年末時点で10─16基だったとする報告書を公表。ロイターが今回入手した報告書では、現在は13─21基、もしくはこれ以上を保有している可能性があるとしている。」



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