先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

空飛ぶタクシー、SFの世界でなくなりつつある

2017年09月27日 22時49分06秒 | 日記
AFPがアラブ首長国連邦の無人の2名乗りの空飛ぶタクシーのじっけっをレポートしていた。


 自律型空飛ぶタクシーの試作機はドイツの新興企業ボロコプター(Volocopter)が製作したもので、最高時速100キロで30分間の飛行が可能。ドバイの道路交通庁(RTA)によれば、2人乗りの空飛ぶタクシーには安全機能として非常用パラシュートと独立した電池システム9台が備わっているという。

 RTAは、将来的には空飛ぶタクシーが地下鉄や路面電車、バスなどの既存の公共交通網に組み込まれるとの構想を描いている。 

 当局は、安全面の手続きや法整備などのため、5年程度の試運転が必要と見込んでいる。

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南アの大学が、人間の脳とインターネットを直接接続する実験に成功したと言う!

2017年09月27日 04時44分13秒 | 日記

人間の脳は出インターネット接続する実験が南アフリカ・ウィットウォーターズランド大学によりおこなわれたと、Forbesが報じていた。

「ブレインターネット(Brainternet)」と呼ばれる技で、脳波をライブストリーミング可能な信号に転換し、インターネット上のポータルサイトを通じてアクセス可能にするというもの。アメリカのSF映画や漫画に出てくる話が現実のものになる可能性が出てきた。

この「Brainternet」と呼ばれる技術は、脳波を計算できるインターフェース「Emotiv」を利用者の脳に接続して集収された「EEGシグナル(脳波信号)」を用いる。信号はコンピューター「Raspberry Pi」に送信され、さらにそのデータがソフトウェアインターフェースにリアルタイムで送られたあと、公開されたウェブサイトに表示される。つまり、ウェブサイトを訪問する人は誰でも脳の活動を観察することができるのだ。
プロジェクトのリーダー、アダム・パンタノウィッツ氏によれば、今回の技術は「ニューロコンピュータ・インターフェースの開発における新たな地平」だという。このプロジェクトは、自分自身の、そして他人のものも含めた脳の働きの理解に役立つことを目的としている。「Brainternet」は脳の活動を絶えずモニターし、その利用者にある一定の双方向性を提供するとされている。

開発したの研究チームによると、この技術を利用するにはモバイル脳波計(EEG)を搭載したヘッドセットが必要となる。ヘッドセットは脳波を信号として認識。認識された信号は、特化されたコードの助けを借りてそれを解読する小型コンピューターに送られる。解読された信号が提供する情報は、ウェブサイト上で確認することが可能だ。

現時点では、情報の入力は一方向にのみ行うことができる。つまり、EEGが提供できる情報に限って、その人の脳内で何が起きているかをポータルサイト側でのみ把握することが可能となっている。

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1600mの海底鉱物資源を採掘

2017年09月27日 02時40分30秒 | 日記


 毎日新聞が、26日、沖縄県近海の水深1600メートルの海底から、経済産業省と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は銅や亜鉛などを含む鉱石をポンプで吸い上げる試験に世界で初めて成功したと報道。

 試験採掘を行った場所は「海底熱水鉱床」と呼ばれる金属が集まった海底。マグマで熱せられた海水が海底から噴き出した際、海水に含まれる金属が冷えて固まった場所で、金や銅、亜鉛などを多く含むとされる。国内では沖縄県近海など8カ所で確認されているが、これまでは海底熱水鉱床から鉱石を引き上げる手段がなく、潜水艇で試験的に採掘するしかなかった。

 JOGMECは今回、海底に設置した採掘機で鉱石を小さく砕き、水中ポンプで海水と共に洋上に吸い上げる手法を開発。8月中旬から9月下旬の間に、沖縄県近海の海底熱水鉱床で、複数回に分けて鉱石16.4トンを引き上げることに成功した。鉱石には約7~8%程度鉱物資源が含まれているとみられる。

 

日本近海の海底や深海には、厖大な資源が存在することは七年の海底調査から良く知られたことで、海底資源を採掘できれば日本は資源大国になると言われている。平成25年12月24日経済産業省発行の海洋エネルギー・鉱物資源開発計画の要旨にも以下のように記載され、海底資源の採掘が一般化できれば日本が資源大国になりうる。

海底熱水鉱床は、東太平洋海膨の海底拡大軸や西太平洋の島弧-海溝系の背弧海盆等に世界で350箇所程度発見されている海底熱水活動に伴って生成したものである。
これらは、地下深部に浸透した海水がマグマ等の熱により熱せられ、地殻に含まれている有用元素を抽出しながら海底に噴出し、それが冷却される過程で、熱水中の銅、鉛、亜鉛、金、銀等の有用金属が沈殿したものである。
我が国周辺海域では、島弧-海溝系に属する沖縄トラフ及び伊豆・小笠原海域において、(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構が実施している海洋資源調査、(独)産業技術総合研究所、(独)海洋研究開発機構等による科学的調査によって、多くの海底熱水鉱床の徴候が発見されている(参考11)。
これらの海底熱水鉱床は、分布水深が700~1,600mと比較的浅く、東太平洋海膨に分布するものより、金、銀の品位も高いことから、技術的・経済的に開発に有利であると期待されている。一方で、海底熱水鉱床は、ヒ素、水銀等の有害元素を含有しており、周辺の環境影響に配慮しつつ、これらを処理し、製錬する技術が求められる。
こうした我が国周辺海域に分布する海底熱水鉱床は、我が国固有の資源であり、開発が可能になれば、太宗を海外に依存している金属鉱物資源の新たな供給源として期待できる。
一方、海底熱水鉱床が分布する熱水噴出口周辺には、化学合成に依存する生物群集(熱水活動域生物群集)が生息しており、特異な海洋生態系として貴重であるばかりでなく、遺伝子資源のソースとしても医薬品、化学産業から注目されている。

 

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