夜会の前日は、早々と逝ってしまった姪っ子の四十九日の法要だった。夜会の為に二ヶ月前からショートステイの予約をしていたので行く事が出来たのだが、それはそれで何だか複雑な気分。義姉と少し話せたので良かったのだけれど、思えば義兄が亡くなってからはゆっくり話も出来ていなかった。同じ嫁としての立場での付き合いって肝心の旦那がいなくなってしまえば疎遠にもなる。と言うより、疎遠にしたいのだと思う。
・・・思い出すのが辛いじゃない。私もそうだと思う。
けれど背の君にはそれが納得出来ない。寂しさのほうが勝るのだろう。ま、その気持ちも分からないではないけど、変な具合になだめ役になって気分は益々落ち込む。
義姉が明るく振舞えば振舞うほど辛くなるけど、それは義姉の精一杯の心遣いなので甘んじて受けるようにした。子供の年は同じくらいだけれど、義姉とは一回り以上年が離れているので、私では頼りがいがなくて当たり前だと思うし、その年の数の間にかけがえのない人をたくさん送らなければならなかった義姉の悲しさなど到底私に分かる筈もない・・・分かるなんて軽々しく言えたもんじゃない。
翌日、障害者支援法が変わる為、医者の意見書を取りに役所指定の精神科までぺこちゃんを連れて行かなければいけなかったので、そちらの方も気にかかって本来なら「素敵な夜」に向けてどきどきしている筈なのに、心はずっしりと重いまま。
かぁちゃんの家が隣になって、ようやく実家が出来たので妹が安心して来れるようになった。と同時に、これまで独りで抱えて来た大きな問題を私に話せる心と時間のゆとりが出来たようだが、彼女もまた心がずっしり重いまま。
ぺこちゃんと甥っ子がそれぞれに寝静まった頃、「おねぇ、カラオケに行こう!」・・・おい、またかよっ!って、久々だもの。望むところよ!!(笑)
いやぁ、既に11時を回っていたし、お茶する感覚で1時間くらい・・・ですむ訳がない。結局2時過ぎまで歌いっぱなし。あはは~っ、不良妻~っ×2!!
みゆきさんの歌は私達にとって時を旅する列車の切符のような物。
若い頃は近所迷惑顧みず、お互いにギターを抱えて歌うのが日課で、その頃我が家に渦巻いていた黒雲を歌う事で吹き飛ばしたものだった。「この子にはあまり辛い思いをさせたくはない。」とずっと思ってきたけれど、それもどうやら儚い夢物語となりそうだ。
なので、今一度黒雲を吹き払おうぜっ!とばかりにいきなり熱唱体制に突入!・・・うふん♪・・・歌っている時は確実に私は別人格になるようだ。
美味しいお酒を飲んだらきっとこうなるんだろうなぁ・・・心地良く体の隅々で血が踊るのを感じる。まるっきり下戸なので想像の世界だけど、この時ばかりは怪しい雲は消え失せる。
あらよ~っと!
なんでもかんでもど~んと来いってんだ~!!・・・ういっ・・・。
・・・思い出すのが辛いじゃない。私もそうだと思う。
けれど背の君にはそれが納得出来ない。寂しさのほうが勝るのだろう。ま、その気持ちも分からないではないけど、変な具合になだめ役になって気分は益々落ち込む。
義姉が明るく振舞えば振舞うほど辛くなるけど、それは義姉の精一杯の心遣いなので甘んじて受けるようにした。子供の年は同じくらいだけれど、義姉とは一回り以上年が離れているので、私では頼りがいがなくて当たり前だと思うし、その年の数の間にかけがえのない人をたくさん送らなければならなかった義姉の悲しさなど到底私に分かる筈もない・・・分かるなんて軽々しく言えたもんじゃない。
翌日、障害者支援法が変わる為、医者の意見書を取りに役所指定の精神科までぺこちゃんを連れて行かなければいけなかったので、そちらの方も気にかかって本来なら「素敵な夜」に向けてどきどきしている筈なのに、心はずっしりと重いまま。
かぁちゃんの家が隣になって、ようやく実家が出来たので妹が安心して来れるようになった。と同時に、これまで独りで抱えて来た大きな問題を私に話せる心と時間のゆとりが出来たようだが、彼女もまた心がずっしり重いまま。
ぺこちゃんと甥っ子がそれぞれに寝静まった頃、「おねぇ、カラオケに行こう!」・・・おい、またかよっ!って、久々だもの。望むところよ!!(笑)
いやぁ、既に11時を回っていたし、お茶する感覚で1時間くらい・・・ですむ訳がない。結局2時過ぎまで歌いっぱなし。あはは~っ、不良妻~っ×2!!
みゆきさんの歌は私達にとって時を旅する列車の切符のような物。
若い頃は近所迷惑顧みず、お互いにギターを抱えて歌うのが日課で、その頃我が家に渦巻いていた黒雲を歌う事で吹き飛ばしたものだった。「この子にはあまり辛い思いをさせたくはない。」とずっと思ってきたけれど、それもどうやら儚い夢物語となりそうだ。
なので、今一度黒雲を吹き払おうぜっ!とばかりにいきなり熱唱体制に突入!・・・うふん♪・・・歌っている時は確実に私は別人格になるようだ。
美味しいお酒を飲んだらきっとこうなるんだろうなぁ・・・心地良く体の隅々で血が踊るのを感じる。まるっきり下戸なので想像の世界だけど、この時ばかりは怪しい雲は消え失せる。
あらよ~っと!
なんでもかんでもど~んと来いってんだ~!!・・・ういっ・・・。