『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

斑気(その1)

2006年05月28日 21時28分10秒 | どうでもいい話
近頃に始まった事ではないけれど、どうも気分に斑があっていけない。
感情の起伏が激しくて、それを持て余しているわけじゃない。
どちらかと言えば、非常に穏やかだ・・・笑うな背の君!

口から出る言葉、殊に「状態を表現する言葉」には個人によって、その意味する範囲に果てしなく幅があるものだよ・・・。
私にとっての「穏やかさ」と背の君にとっての「穏やかさ」は随分違うのよね。
笑おうがどうしようが、今の私はと~っても穏やかだわよ~っ。
・・・つか、怠惰とも言う。

体と心が動かないのですよ。
もちろん、いつもと同じようにかぁちゃんやぺこちゃんの相手をし、いつもと同じように家事もしているが、動きたいように動けなくてぼんやりしている。
そのぼんやりを打ち消すために、むやみにはしゃいでみたり、笑ってみたり、歌ってみたりするので、とってもご機嫌に見えるようだが、何か違う。
・・・眠いだけなのかな、体が重い。・・・いやいやそうじゃなくて、だるい。
時々落ち込むマイナス思考な心の谷間。

今やっている事って「私にも出来る」=「私じゃなくても誰にでも出来る」事なんですよね。それだけしか出来ていないままにずるずると日が過ぎて行く事にたまらなく苛つく。こういう状態に落ち込むとその「誰にでも出来る」事でさえ、億劫でできなくなり、それ以上に無意味な時間を使ってしまう。
けど、「私にしか出来ない事」なんてはなから無かったような・・・(苦笑)
あぁ、駄目だ。非生産的な生活だけになってしまっている。

そんな妻の狂おしい思い?など知る筈も無いのに、昼食の準備に家に帰ると背の君が一言。「頼む、君だけにしか出来ない事をしてくれ。」・・・あん?
差し出されたのは頂き物の手作りのジャムの瓶・・・蓋を開けてってさ・・・。
確かに、身近な連中が開ける事を断念した瓶の蓋は大抵開けては来たけれど、あのさぁ、「私にしか出来ない事」ってこれかよ~?

その、それが、結構本気になってしまったのである。
おそらく、ジャムが冷め切らないまま蓋をされたのだろう。息を詰めても蓋を湯煎してもビクともしない。眉間に皺を寄せて慢心の力をふりしぼり・・・?根性入れて真剣に格闘した結果、私の粘り勝ちですわよ~っ!ざまぁ見ろ、開けてやった。わはははは!・・・勝利の高笑い。

・・・こんなしょうもない事でも少しはマイナス思考の谷間からは這い上がる気力が出てきたような気がするから、情けないと言うか何と言うか。
おっし、ちょいと動かすかな心も体も。次の谷間に落ち込まないうちに・・・。
コメント (2)
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