『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

反抗期・・・。

2006年05月21日 01時04分17秒 | かぁちゃんにまつわる話
再び文字を書き始めたかぁちゃん・・・。
それはそれで感動なのだけれど、再び夜寝ない。
単に寝ないだけではなく、久々の「よいしょっ!」で再三起き上がっては立ち尽くす。やはり頭が元気になると、意識も活性化されて言葉も多くなるし、身体能力も復活するのかもしれないなぁ・・・。
しかも、今回は「よいしょ」の後に「歩くわ!」と続けてとっても嬉しそう。
ん~、私も嬉しいよかぁちゃん!・・・な訳ないよ。頼むから昼間にして。お願い。夜中の三時を過ぎて繰り返すのはやめて~っ!!

「夜中に起きるんです。」と言えば「昼夜逆転してるんですね。」とよく言われるけれど、違います!夜中に覚醒する時はいつもより昼間の意識もしっかりしている。どちらかと言えば落ち着きがないといった表現の方が正しい。

そう・・・ここしばらく私は楽をし過ぎたのかもしれない。
夜中に目は覚ましていてもベッドの中にいる時間が多い日が続いていたので少し安心しすぎていたのかもしれない。
なので、お風呂に入って、一日の締めくくりにかぁちゃんの様子を見る為に暗い玄関のドアをそっと開けると・・・。
目の前にかぁちゃんが突っ立ってたあかつきにゃぁ、あなた・・・。
!!!!びっくりして叫び声をあげそうになったのを必死で思いとどまったけど
・・・これって心臓によくない!思わず「何やってるの!」と上ずった声で怒ってしまう。だって心臓バクバクだもの。押さえきれないもの~っ!
かぁちゃんに怒っているのではなく、びっくりした自分が腹立たしいのだけど。


おそらくそんな私をかぁちゃんは自分をいじめていると感じるようで、自分に出来るあらゆる方法で反抗する。
こぶしのままの左手を開こうとすると、顔を歪めて右手で思いっきり払いのけて爪をたてる。トイレに連れて行ってもゆっくり座らずにすぐ立ち上がる。
歯を磨いている途中に歯ブラシを思い切り噛んで、うがいの水は飲んでしまう。
「うりゃ!こりゃ!」と騒ぐ私を一瞥する(あはは!これは私の気のせい)

何より、用を足したのを確認してからリハパンを上げているのに・・・。
かぁちゃん、「うふふふっ」と笑いながら私の手の上にお小水をするのはやめてよ~っ!これは何度経験してもあまり気持ちの良いものじゃないのですよ。
数年前に初めて経験した時、当時はまだしっかり会話も出来ていたので、本気で腹が立ったし、そうじゃないと解っていても、「嫌がらせかよ~っ!!」とついなじってしまったけ。

今はさすがに怒りはしないけれど、「んが~~、なにすんの~~?」と笑えるまでに成長はしたけれど、やっぱり情けない気持ちは拭いきれない。
だって、かぁちゃんはと~っても嬉しそうに「うふふふっ」って笑うし・・・。
確かにリハパンを外すと開放感があるんだろうけど・・・。
ねぇ、もしかしたらわざと?いや~ん、反抗期!?

子供達が赤ちゃんの頃、おしめを替える時に発射~!!放水開始!!はよく経験したけれど、子供のは可愛いのに、かぁちゃんのは可愛くない・・・。
どなたから咎められようとも、可愛くないものは可愛くないのである。
コメント
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