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散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



別に都会人ぶるわけでは決してなく
そういう機会がない環境で育っただけなのですが
非日常的なもののひとつに「田んぼ」とか「畑」がありました。

小学校の稲作の授業では、校舎の屋上に樽で作った田んぼがクラスに一つずつくらいあり
そこに田植えをして 45人のクラス全員でほんの少しのお米の成長を見守りました。

その後 九州に転勤したけれど
市街地だったので 家の周りには田畑はなく
広島、浜松と住宅地の合間にぽつんぽつんと田畑はあるものの
「THE 農家」的な風情はあまり感じないまま いい年になりました。

逆に 今住んでいる埼玉の方が、職場のすぐそばに田んぼがあったり
もともと農家をしていたお宅の納屋が見られたり
駅前に お野菜の直売所があったりします。

倉敷別宅(夫の単身赴任先)の周りは
住宅地ではあるものの まだまだ田んぼが広々と広がっています。

その田んぼも ちょうど先月の滞在時に 水が張られ
帰るその朝早くから 田植えが始まったところでした。
朝日に光る田んぼに 規則正しく植えられていく稲をしばし見つめておりました。



サテ

先月の滞在では ひとつ行きたいところがありました。
岡山県の備中、美咲町というところには 見事な棚田が見られるというのをキャッチしていたのと
田んぼに水を張った状態というのは 田植え前のしばらくしか見られない
ということで 今回は棚田を見るべく 倉敷へ行ってまいりました。

目的地は 久米郡美咲町大垪和西、おおはがにし と読みます(最初読めんかった)
日本の棚田百選にもなっていて 広範囲にずらりの棚田が見られます。

最初ここを知ったのは この近くの「棚田のお宿阿吽山房」というお宿&カフェを
Facebookでフォローし始めたのがきっかけです。
なので 今回もまずは こちらにランチに出かけてからの棚田探しとなりました。

倉敷から北上、途中鶴田というところで 見事に静止した水面の風景に遭遇。
風も全くなくあたりの山々が見事に 溶け込んでいました。
日差しも控えめだったので もっとよく晴れていたら青い空が綺麗だったことでしょう。



「棚田のお宿阿吽山房」
は 深い山の中にあり
こうしたドライブは たいていこういう展開になるのですが
細く木々が生い茂り暗い山道を 口数少なくなりながら走行します。
対向車が来るな来るなと念じつつ。
今回も ひとたび道を間違えてると Uターンできませんから山一つ越えなければなりません。

ソンナコンナシツツ



古い建物を移築してのお宿とカフェ。
外に ここそこに陶の小物も置かれているオサレ空間です。
大きな窓は 棚田を囲む絶景を眺められるよう おそらくはカウンターが上席。



朝ごはんがゆっくりで さらに思いのほか早い到着になったので
ランチするにはもう少し…という感じだったのですが
ここで コーヒー飲んで帰るだけというのは許さない(ダレガ?)
ということで わたくしは「軽め」(のつもりで)サラダランチを。



ぜんぜん軽くなーい(笑)
でも チキンのグリルとたっぷりのお野菜、パンもスープも美味しいので
大きな窓からの風景と ほんのり香ってくるくちなしの香りを楽しみながらの時間。

建物も その周りもフォトジェニックなものがたくさん。



お宿も手を入れつつ営業中とかで 二階にある客室を見せていただきましたが
なかなか凝っていて素敵でしたよ。

土曜日でしたが とても静かで これが鎌倉などだったら
えらい混みようなんだろうなぁ。
首都圏をかかえる鎌倉などと比べてしまうと
集客も難しいだろうと思いますが 機会あらばまた訪れたい。



周囲の棚田を見ながら 山を下りようとしていると
棚田で作業中の方から 「棚田は見に行ったの?」と。
実はベストポイントにはまだ行きついていなかったのでした。

教えていただいた大垪和西の棚田群は たしかにすり鉢状に棚田の並ぶ圧巻。



(ナンダケド ナンダカイイガゾウ トレナカッタ)





棚田とは関係ないけど 例によって 付近にあった味のある窓を…。

今回もう一つ 棚田ではないけれど
この時期ならではの田んぼの風景。



こちらは 備中国分寺を訪れたときの 逆さ五重の塔。
ぴしっと決まった田んぼのキャンバスに 線対称で五重塔が寄り添います。



季節折々の風景を見せてくれる畑からの国分寺。
秋になったらまた来てみたいと思う場所のひとつ。



  あなたへの 想いがとうとう 時が来て
    堰を切って 流れ込む 夏を待つ田にとうとうと

この日は ぐうたらのわたくしたちとしては珍しく
棚田の社会科見学のあと 由加というホタルの里でほたる祭りがあるということで
理科の勉強にも出かけました(笑)
でも 残念ながら詰めかけた人のわりには 飛ぶ蛍は少なく 一匹当たり何人の見物人的な…。

ソシテ ホタルノガゾウモナク



でもホタルおこわは美味しかった。

岡山の稲作、ホタルの生息地、ではもうひとつ社会科見学(笑)ということで
最後は 鷲羽山から見た 水島コンビナートの夜景で締めくくることにいたします。



ではではまたまた。



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