「変な石があるッピ!」
「ここにもあるッピ!」
このうさぎさんの様な、インベーダーゲームのキャラのような大きな石。
気が付いた頃から、家の近所の道路わきに良く転がっておりました。
その奇妙な形が気になったので、いつも通りがかるたびじろじろ見ておりましたが、
一体何に使用するものかは全く分からず、
ただ、両うさ耳の先端に丸いくぼみがあることから、
「なんかここに車輪的なものを乗っけグルグル回すのだろうな…」
と、漠然と考えておりました。
するとつい先日テレビで、地元の謎を探るという内容の番組があり、
「謎のウサギ石を調べてほしい。」とのこと。
そして「ウサギ石とはなんぞや?」
そう思いながら見ていると、まさにこの石が出てきたのです。
そしてその結果石の正体が判明!
これは「米つき石」といって、玄米を白米に精米する道具なのでした。
具体的にはこの石を支点に大きな木槌をシーソーのようにセットし、
柄の部分を足で踏み、反対側の下には玄米を入れた臼を設置し
ドスンドスんと叩いて糠(ぬか)を落とすのです。
(イメージ図はこちら。図では石でなく木製になっております。)
なるほど…
そういえば、この石を見かける場所は、大抵昔からある古い集落で、
かつ、大きなお屋敷や、公民館の付近でありました。
なるほど、昔はそういうところで皆で精米していたんだな。
そう思うとなんだか楽しくなってきて、
「ほかにも、もっとこういうものがないかいな?」
そう思いつつ散歩を再開。
すると、少し行った先に今度はこのようなものが。
「大きいクッキーやぁ!」
「半分かじられてるでしかし!」
ああ、これは分かる、製粉用の石臼の下側やね。
ちなみに当然かじられたのではなく、壁に沿うようにカットされたのでしょうね。
でも、この分厚い石を奇麗に割るなんて、相当手間だったろうな…
「今度はちっちゃいクッキーがはさまってる!」
あらあらほんとだ!
そんな感じでさらに進むと…
「これ半分沈んでるで!」
お!これはお便所の御手水(手洗い)のしたによくあったやつやね。
こうして再利用か…
と、このようにたくさんあるので、いよいよ進むのが楽しくなるし、
道の先に大きな石が見えてらワクワクしてくる!
「これはなんだッピ?」
実は、これ単に積まれたレンガの破片なんですが、
じつは私は昔からこれが不思議。
この周辺に、こういう感じのちゃんとしたレンガ造りの建物があった記憶はないし、
かといって、こんなに大きなものをよそからわざわざ運ばないだろうし…
ひとつそうじゃないかと思っているのは、
昔この場所のすぐ近くにあったお風呂屋さん。
もう20年ほど昔に廃業されましたが、その施設(煙突やボイラーあたり)の破片じゃないかなと。
煉瓦といえばやはり耐熱だろうから…
いつかこのレンガのあるお宅の人に聞いてみたいのですが、
なかなかそうもね…
てなわけで、毎回ここを通りかかるたびに、
アレコレ妄想を膨らませつつ歩いておるのです。
さあ、明日もまた何か面白いもの探して歩こう!
ヽ(^∀^)ノ