もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

喪(うしな)う辛さ

2018-09-20 13:27:10 | 雑談
先日、妹の愛犬が逝きました。
16歳と8か月、偶然家族全員がそろう日、そろう時間、
そこで、文字通りみんなの腕に抱かれながらの最期だったとのことだったので、
これ以上ない大往生だったと思います。

とはいえ、家族にとってはその悲しみは非常に大きく、
その子がいなくなりぽっかり空いた穴は大きく深く、
そこから次々と悲しみが湧き出すから、たまったものではありません。
妹は、あの子の遺品が家にあると、目に入るだけで思い出しつらいので引き取ってほしいと言うし、
甥は声にならない声で電話に出て、短く返事をしながら声を殺して泣き続けるだけ。

これはこれで仕方がないし、当たり前のことなので、
悲しむことに遠慮することも、負い目を感じることも、
ましてや恥ずかしいと思う必要がないので存分に悲しむように。
そしてなにより、
その悲しさは、辛さ、苦しさはすべて、
あの子から受け取った幸せの裏返しであるわけなので、
嘆き、涙を流せるのは、ある意味家族だけの特権でもあるから、
胸を張って、そして受け取った幸せを思い起こしそれに感謝して、
堂々と、遠慮なく悲しむほうがいい。
と、そう伝えました。

実際私も、毎回毎回大切な子たちとの別れを経験するたびに、
「どうや!ほかの誰もここまで悲しむことはできまい!」
と、開き直り、大いに悲しんで、悲しんで、
そうして乗り越えたり、実は乗り越えきれずにいて、
時折思い出してはメソメソしたりしております。



ここから先は何度も言っている話で恐縮なんですが…

悲しみの大きな穴、それがいかに大きく深くとも、
その穴が、心の大地に穿たれたものであるならば、
必ずその後ろには、積み上げられた土の山がそびえているはず。
で、穴が大きければ大きいだけ、深ければ深いだけ、
山も大きく、高くそびえているはず。
その山こそが、今まで受け取っていた幸せの数々。

そしてその山を崩し、その土をもって穴を埋めてみると、
必ず最後は平らにならず、ポッコリ盛り上がるはず。

だから、つまり、結局私は何が言いたいのかといいますと、

いかに穴(悲しみ)が大きくとも、山(幸せ)と比べたら、
絶対に幸せが勝っているから、プラマイは絶対プラスのはず。

そう確信しております。


そうそう、あとちょいと話はずれるけれど…



毎回こういう時、
「どうしてこの子たちの寿命は私たちよりも短いのだろう…」
とそういう話も聞きます。
私も昔はそう思っていたりしました。

ですが、ある時期から「自分が感じる幸せ」というものの中に、
自分自身の幸せだけではなく、「ほかのだれかの幸せ」があることに気づき、
そしてその結果、求めるだけではなく、「相手に与える喜び」の大きさを知りました。
ややこしい言い方をしていますが、ごく簡単に言うと、
「あいつが喜ぶと私もうれしい!」
いや、もっと正確に言うならば、
「あいつが喜んでくれることが、何よりも私にとっては嬉しい。」
といった感じでしょうか。

この場合の「あいつ」とは具体的に言うならば、
友人家族など近しい人々ですが、当然、わんこなどのペットなども含みます。

でも、人間はみな寿命が似たり寄ったりであるし、
付き合いも一生続かない場合もよくあります。
ですので、「あいつは今どうしているだろう?」
もしくは、「今後どうなるんだろう?」
と、そういった不安が常に付きまといます。

ですが、我々よりはるかに寿命の短いペットたちの場合はそういうこともなく、
文字通り最期まで見守り続けることが可能となります。

だから、最後まできっちり見とれてやれたのならば、
残るこちらの気持ちは横に置いておいて、
旅立つあの子たちは、「幸せ」の中にいたまま送ってやることができるはずだから、
あの子たち視点では悲しむ必要はないはず。

だから、最後まで「与えることができた幸せ」を得させてもらうことができた側としては、
私たちよりも寿命が短くいてくれてありがたいとすら感じます。



とはいえ、

正直言うと、私もどの子もどの子も、
すべての子と一緒にずっと一緒に年老いて、そして暮らし続けたいとは思っております。
でも、それはあり得ないことだと分かり切っているから、
つい、こうしてうだうだと考えつぃまうんです。

とかく理屈馬鹿なのでね。

(=^^=)ゞ













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