プカプカプク日記 ~Life is Trip~

週末の食べ歩きや国内・海外旅行記など
お出かけ日記を中心に気ままにお届けいたします 
Love&Smile~♪

『夜に星を放つ』窪美澄

2023-11-04 | プクニの本棚
『夜に星を放つ』窪美澄/文藝春秋(2022/5)

かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、
再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。

コロナ禍のさなか、
婚活アプリで出会った恋人との関係、
30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、
人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。
学校でいじめを受けている女子中学生と
亡くなった母親の幽霊との
奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」、
父の再婚相手との微妙な溝を埋められない小学生の
寄る辺なさを描く「星の随に」など、
人の心の揺らぎが輝きを放つ五編。
~内容紹介より


図書館予約で1年2ヶ月待って回って来た本。
どうして読もうと思ったのかも忘れている頃に・・・
過去の自分のブログを読んで思い出した・笑
1年2ヶ月前に、
同じ作家さんの『ふがいない僕は空を見た』を読んで
次に直木賞受賞作を予約していたようです。。。ようですって(笑)
ホント忘れる
本を読んだかどうかも忘れるし。
まあ、何度も楽しめて良いんじゃねと前向きに捉えることにした

さて、この本の感想は、
5つの星を絡めた短編集、
どれも切ないお話なのですが、それぞれ良かったです。
コロナ禍の現代が舞台で、
誰もが幸せになって欲しい。。。

特に良かったのは、最後の「星の随に(まにまに)」
想くんという小学四年生の子供が主人公のお話し。
両親が離婚して父親とまま母と赤ちゃんと暮らす想くん。
少し辛いお話しでしたが、
想くんが「僕のまわりには好きな人しかいないよ」と
言うくだりにグッときた。


次は『晴天の迷いクジラ』を読んでみよう。







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