私が今の職場に入った頃、親身に相談に乗ってくれた優しい上司がいました。
この先輩が常々「けんちゃん、男の40代は大変だぞ!子供たちも成長して反抗期や心配を掛ける年頃に成る。
けんちゃんも会社で其れ也の位置に行くだろう。両親も年老いて来て面倒を見ることになるぞ!男の40代って本当に大変だぞ!」
と、こんな風に深夜遅くまで毎日毎日 若い頃の私に付き合ってくれて教えてくれた尊敬する大先輩が居ました。
幸せなことに両親は健康で元気に生活していますが、それ意外は全て的中していました。
この先輩は私の結婚式のスピーチをしてくれた杉山茂さん(通称:シゲさん)と言う方で消防では当時は、人情派で、
後輩の面倒見が良く、喧嘩早くて有名でしたが自分は本当に良く面倒を見てもらいました。
人生の中で3人恩師を言えと言われれば間違いなく「シゲさん」は私にとって恩師です。
自分も何時か、こんな先輩のように成りたいと真剣に考えていました。
しかし、実際にその歳になり立場になると余裕がないからか、若い後輩たちに厳しい意見ばかりを言ってしまいます。
相談にのる余裕すら有りません!
その理由を考えると 自分自身に余裕が無いのかも知れません!
一日一日が、一杯一杯なんですね。
後輩を指導しているものの、それと同じくらい自分自身が今は、反省と勉強の日々!!!!!
冷静に考えて、どのように若手に指導したら良いのか分からないときがある。そんな時には自分が若い頃を思い出して、
シゲさんのような尊敬している先輩のようにしたいのですが、気が短いせいか頭ごなしに怒鳴ってしまうんですね。
時間を掛けて親身に話すことが何故か出来ない!申し訳ない気持ちです。
ただ、これからどんどん新人が入ってくる前に、一緒に勤務する後輩たちには早く一人前にしてあげたいと言う気持ちがあります。
色々考えてたけど、自分のスタイルを変えるつもりはないし、これからもガンガン厳しくやります。
なんと言ってもファイヤーマンは、人命を預かる仕事だからね。
よく聞く言葉で
「何か有れば責任は俺が取るから現場では好きなようにやりな!」なんて言う方が居ますが、これってある意味「俺は仕事しないけど何かあったら・・・」
と言ってるようなもんですよね。こんな無責任なことはないし、そんな事を言っている人が責任を取った試しがありません!
これとは逆に、自分が見えていなくて、人の欠点ばかり見るような人もいます。
自分に優しく他人に厳しく(笑)これはもう最悪!救いようがありません。
男の40代、本当に多くの苦難がありますが気合いで乗り越えたいと思います!
気合いだー!おい!おい!おい~!