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「人が傷つけあうのはウイルスより恐ろしい」

2020年04月28日 08時23分00秒 | 日記


原文のまま

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、医療従事者や感染者への偏見や差別が問題となっていますが、日本赤十字社は「人と人が傷つけあう状況はウイルスよりも恐ろしい」として、冷静な対応を呼びかける動画をインターネットで公開しています。





「ウイルスの次にやってくるもの」と題されたこの動画は、日本赤十字社がウェブサイトなどで公開しているものです。

動画は絵本調のアニメーションで、ウイルスへの恐怖が広がって人と人とが互いに傷つけあう状況を描いて、「そのような恐怖は、ウイルスよりも恐ろしいかもしれない」と警鐘を鳴らしています。

そして「非難や差別の根っこに、自分の過剰な防衛本能があることに気付こう」と呼びかけ、対策として、不確かな情報をうのみにせず立ち止まって考えることや、いつものようにきちんと食べて眠ること、そして正しく知り、正しく恐れて励ましあうことなどを挙げています。

新型コロナウイルスによる感染者や医療従事者への偏見や差別の問題は、22日公表された政府の専門家会議の提言でも絶対にあってはならないことだと強調されています。

動画を公開した日本赤十字社は「この感染症の問題の一つは、嫌悪や差別が『人』に向かっていくことだ。本当に戦わなくてはいけない相手は『ウイルス』であり、『恐怖』なので、団結し、励ましあうことにより、『恐怖』を乗り越えられると伝えたい」としています。

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