計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

新潟でも遂に、サクラ咲く・・・

2010年04月11日 | 気象情報の現場から
 4月9日(金)に上越市の高田公園で開花が発表され、4月11日(日)には新潟地方気象台から開花が発表されました。これまで新潟のサクラの開花は「4月9~11日辺り」と言い続けてきた立場上、開花のタイミングが何とか間に合ったので、安堵しております。

 これでもう、教室長からの「サクラの開花はいつ?」攻撃も止む事でしょう・・・(だって塾に行くと「毎回」聞かれるのです!・・・)。

 今年は民間各社共に独自に趣向を凝らしたテクノロジーで開花予報に挑んだわけですが、私の場合は、ごく単純に直近の気温の変化傾向を説明変数、開花日を目的変数とした線形重回帰分析を行って予測モデル式を構築しただけです(とは言え、この説明変数と目的変数の設定・選び方に、ちょっとした工夫があるのです)。後は、予想日以降の気温の変化傾向を如何にして予測するか・・・が課題でした。

 今年の(新潟の)開花予報レースは終わりましたが、来年は本格的に「参戦」できるように、しっかりと研究していきたいと思います。単純な重回帰分析でもこの水準での予想が出来るのであれば、原理的には「アレ」が応用できる筈・・・そう、「アレ」です。
コメント
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