計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

昔、なりたかった職業

2006年01月22日 | 何気ない?日常
 私の場合、会社の休みは土日ダブルだったり、日曜日だけだったりします。コンスタントに2日ずつ休みがあれば、日々の疲れも取れるのですが、日曜日だけですとちょっと散歩や買い物の外出したり、メルマガの執筆や掃除・洗濯など、一通りの事をやってしまうと、ゆっくりと休まる時間が殆どなくなってしまいます。

 さすがに加齢のせいもあって?、疲れが取れにくくなってきたのかな~~と思ってしまう今日この頃。日頃はまさに数値データやプログラミング言語との格闘の連続で、一気に集中してプログラムの修正やら計算を走らせます。そしてプログラムを開始して手が空くと、今度は処理速度が遅くなったPCでさらに資料や・・・最近はプレゼンテーション用のイラストの作成も担当するようになりました。いつの間にかPPT用のイラストレーターも兼務しています。

 その内、業務のプレゼンテーションでBGMなんかを入れるようなことが・・・万に一つでもあろうものなら・・・その作曲も私の担当になるのかな~~。

 今でこそ私の職業は「会社員(ヒラリーマン)」もしくは「気象予報士」ですが、これまでの人生でなりたかった職業というのは、コロコロと替わっていきました。記憶にあるものをざっと挙げて見ますと・・・

【小学生時代】
・虫歯を治す歯科医師
・ひたすら好きなだけ絵を描く画家・芸術家
・コンピュータのプログラマー
・科学者

【中学生時代】
・オーケストラの指揮者
・自分で作曲して自分で指揮や演奏もできる作曲家
・コンピュータのプログラマー
・工業技術試験場の技術職

【高校生時代】
・コンピュータのプログラマー
・大学の理学部物理学専攻を経て、世界に冠たる物理学者
・予備校の講師

【大学生時代】
・テレビ局のアナウンサーかラジオのDJ
・雑誌の編集長
・物理工学の技術者・研究者・・・なんか漠然としてよくわかんな~い。
※学年が進むにつれて段々わからなくなってきた。この時期は自分の方向性が見えなくて長い悩みのトンネルに入っていたような気がする。

【大学院生時代】
・バイオメカニクスの研究を続けて大学の教授
・気象予報士としてお天気キャスター、もしくは医療気象情報のパイオニア
・技術開発・設計開発のエンジニア

【半導体技術者(つまり前職)の頃】
・計算力学を武器とする「方程式の魔術師」と呼ばれるような気象予報士
・気象分野に新風を巻き起こす週末起業家、できれば本当の気象事業家的コンサルタント
・30歳までには、気象分野に転職したい。自分の確固たる専門分野を確立したい。本も出したい・・・。
※この頃にはもはや、かつてのお天気キャスターには興味がなくなっていた。むしろ「徹底的なビジネスライク」に感化されるようになる。

 いま、こうやってズラズラと書き並べてみると・・・子どもの頃は自由な発想がありましたが、歳を取るにつれて(イエイエ、いろいろな事を学び、そして経験するうちに見極めもついて)現実的な考え方になっていくものですね。そしていつしか理想と現実が交わってしまう・・・。

 そうなると、きっと皆さんが気になっているのは【そして今、現在】という事になるのかな?まあ、その辺の所は秘密にしておくことにしましょう。また、新たな野望が芽生えている鴨しれませんねえ・・・。
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4 コメント

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将来の夢 (貴樹)
2006-01-23 11:49:11
びっくりしました(^^;



かなり以前から、具体的な専門職を目標とされていたのですネ。最近は、目的意識がない方が多く見受けられる中、素晴しいと思います。



私は、高校までありませんでした。

ですので、普通高校へ入り、大学へと進んだのです。大学に入ってから、本などで計算物理学に興味を持って、シミュレーションに足を踏み入れることになりました(^^;

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私の夢 (metlove)
2006-01-23 19:46:19
 qq_otenki_sさん、お久しぶりです。

 前回のコメントに対する丁寧なお返事、私のブログに対するコメント、本当にありがとうございます。

 まだまだ未熟な私ですが、どうぞよろしくお願いします。



 私のなりたかった職業‥

 中学生からずっと「気象の職業に就きたい」とは思っていましたが、時代により微妙に変化しています。



・お天気キャスター(中高若かりし頃)

・気象の研究者(高校時代から‥こっそり今も?)

・子供達などへの科学教室の先生(将来やってみたい)

などなどです。



 まずは春に実際に働き始めてからどう変化するのか、でしょうかと思っています。



 qq_otenki_sさんのなりたかった職業はとても専門的ですね



 qq_otenki_sさんもおそらくPCに向かう日々が続いてらっしゃると思いますが、眼精疲労悪化には気を付けて下さいね。

(私は修士論文の追い込みでかなり目が疲れてきました‥)
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Re:将来の夢 (qq_otenki_s)
2006-01-23 21:33:50
貴樹さん、いつもありがとうございます。



 私が具体的な目標として(本気で)掲げていたのは、小学校以来からのコンピューターのプログラマーですね。その他は「憧れ」に近いものでした。



 ただ、あらためて見てみると、確かに「専門職」が多いですねf(^^;)。しかも、専門分野がバラバラ・・・というのが私の性格を表しているのかもしれません。



 本格的に気象分野を意識したのは大学3年位かな?工学部時代は自分の方向性が定まらず、本当に悩んだ(というより苦しんだ?)ものです。



 ちなみに、気象の計算シミュレーションについては、私の場合は前職に就職してから独学で始めたのが始まりです。当時、会社の業務(半導体)とCFDは何の関連性もないので、インターネット等でいろいろ調べて、試行錯誤を繰り返しておりました。



 気象予報士になってからも、始めからCFD系だった訳ではなく、専門分野がコロコロと替わって今に至っています。
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Re:私の夢 (qq_otenki_s)
2006-01-23 21:51:57
metloveさん、ありがとうございます。



 春からいよいよ気象現場の第一線に立たれるわけですね。中学校の頃から思い描いていた夢が、

いよいよ現実のものになろうとしているわけですね。ずっと気象を追い続けて、ようやく実現!というのは素晴らしいですね。きっと実現していく事でしょう。



 私の場合、夢や憧れは極めて専門的でありながら、非常にフラフラとしておりまして・・・f(^^;)。今となってはソルフェージュ(楽譜を正しく音楽的に理解する)すらまともにできない状態で、音大に行かなくてよかったなあ、と思っておりますf(^^;)。まあ、その前に大学に入れませんけどね。



※補足しますと、ソルフェージュが出来ないというのは、気象予報士で例えれば天気図が全く読めない状態に相当します。



 それはともかくとして、いまは修士論文の追い込みの時期ですか。この時期は本当に大変だと思います。かつての私もこの時期はラストスパートをかけていました。論文の執筆なども去ることながら、発表の準備・練習などもハードと思います。



 まだまだ寒い時期が続きますが、健康に注意しながらラストスパート頑張って下さい。後で振り返った時に、良い思い出になると思いますよ。
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