◎酷暑モードから錦秋モードへの切り替え
最高気温が連日30度を下回るようになってから、膝の動きが悪くなったり、胃腸の調子が悪くなったり、いささか不調が出るようになった。思い当たるのは、肉体が酷暑モードから錦秋モードへの切り替わったということ。
酷暑モードでは、顔や身体全体にうっすら汗ばみ続けるものだが、最近の錦秋モードでは、顔にあぶらが浮くのは午後の一時だけで、あきらかに全身の代謝は落ちている。
そこで、室内散歩を屋外散歩に切り替えることとした。一番違うのは、足の踏ん張りと全身の筋肉が連動する感があること。
よって酷暑時は、室内散歩でも所定のカロリー消費ができていたが、最近は、気温低下で運動負荷を増加させる必要があることに気づいた。
最近のエクササイズ・メニューは、散歩が室内から屋外に変わったのが変更点。
きくち体操については、肚(丹田)の力を入れ続けるというとても不慣れな状態を、長座時以外のポーズにおいても続けるようにし始めた。
きくち体操は、50代以上向けだが、大半が女性のせいか、肚に力を入れなさいということを「腹をひっこめて」と指図している。これは、生まれつき肚ができている女性ならではであって、男性の場合はいわば「ウーン」と言いながら意識的に肚(スワジスターナ・チャクラ)に力を入れ続ける必要があるのではないかと思った。
文弱な何十年を過ごして、過去重いものを持つ際などで肚に力を入れ続けた経験は、大学生の時の運送のバイトで、重い荷物をケーブルで上げながら3人で持ち上げる際に、トラックの運ちゃんに私の力が全然入っていないこと(肚に力が入っていない)を叱られた時くらいのもの。
またダンテス・ダイジの女性弟子のひとりとインディアン・レスリングをやらされて、肚の力不足で軽く敗北したことを思い出す。
それほど、過去の人生において、肚に力を入れ続けるという経験はなかったのだ。
※インディアン・レスリング:坐って向かい合った2人が互いに相手の手だけをつかんで押し合うスポーツ。片方の尻が浮いた方が負け。
きくち体操は、1年前はポーズを真似するだけで精一杯だったが、丹田に力を入れ続けることがメインだと気がつくまでに一年かかった。生徒も大人だし、頭ごなしに強制しても言うことは聞かないもの。
最近の運動メニューは、以下です。
朝の体操後に、屋外散歩15分。
その後、きくち体操20分×2と、屋外散歩20分×3を一日の目標としてやっている。
なおバランスは、今のところ著変なし。
腕周りの筋肉は、痰を吸収する機能や食物を嚥下する機能と連動している由なので、その方面も研究したい。