◎中国なスピリチュアル
中国で、注目すべき予言と言えば、次の2つ。
1.ダライラマの存命中に中国共産党が終了するだろう。
2.中国は4つに分裂する。(by ダンテス・ダイジ)
5年前に同じ予言を出しても絵空事として誰も顧慮することはなかったが、今は全く世間の見る目が違って来ている。
というのは、中国に不都合なことは中国との協定で報道できないはずの日本の大手マスコミが堰を切ったように、中国の不動産バブル崩壊による中国の国家自体の経済、財政、金融破綻の可能性を華々しく報道し始めているからである。
これは、実は異様なことであって、日中記者交換協定で、以下の外交三原則を遵守することになっているからである。
「一 日本政府は中国政府を敵視してはならない。
二 米国に追随して「二つの中国」をつくる陰謀を弄しない
三 中日両国関係が正常化の方向に発展するのを妨げない」
なお今後予想される中国の台湾進攻に際し、米軍が在日米軍基地から発進すれば、日米同盟により中国は自動的に日本の敵国となるので、この協定は困ったことになるのだろう。
さて中国は経済金融財政に係るいろいろな統計が不確かだったり、公表されなかったりする関係で、明確なことは言えないが、中国の不良債権総額は、少なく見ても1000兆円以上などと噂され、日本のバブル時のそれの10倍は超えるとも言われている。なお日本のバブル時の不良債権は約80兆円などと言われてきた。
中国の若年失業率は2023年7月は公表されていないが、50%を越えるのではないかという話もある。1919年の五四運動も1989年の天安門事件も大学生の運動だった。中国の大学進学率は、57.8%(2022年中国教育部)と日本を越えたが、大学生の就職状況は厳しいらしい。
閑話休題、霊界における中国経綸は、霊界における大物幹部である野立彦命が、先に孔子を出して治国安民の大道を天下に弘布させた。ところが、その教理があまりにも現世的に過ぎるので、追加で野立彦命は自分の身魂の分霊として老子を出現させたのだという。(霊界物語第6巻 23章 諸教同根)
※野立彦命:ダンテス・ダイジのこと。
〔原文:弘子彦司は一旦根底の国にいたりしとき、仏者の所謂閻羅王なる野立彦命の命により、幽界の探険を中止し、再たび現界に幾度となく出生し、現世の艱苦を積みて遂に現代の支那に出生し、孔子と生れ、治国安民の大道を天下に弘布したりける。 然るに孔子の教理は余り現世的にして、神界幽界の消息に達せざるを憂慮し給ひ、野立彦命は吾が身魂の一部を分けて、同じ支那国に出生せしめ給ひぬ。之老子なり。〕
ここに野立彦命は、閻羅王(閻魔大王のこと)であるとあるが、生前ダンテス・ダイジは、自分の役割には閻魔大王もあるのだと語っていたが、その傍証がこれである。
加うるに、ここに挙げた予言の他に出口ナオと出口王仁三郎が、中国からの空襲で京都の寺社がまる焼けになるビジョンを見たのが、大本教を立てる機縁になったことも忘れるべきではないだろう。
予言の実現内容は、時と共に変わるものではある。またネガティブ予言は、それが実現しないように人間に警告を与えるために出されているものではある。
ダンテス・ダイジのアメジスト・タブレットは、至福千年のプロローグであって、人類絶滅後のエピローグではない。