◎四柱推命の奥義書、滴天髄
四柱推命に滴天髄という奥義書があり、若い時に一生懸命読んだことがある。
最後まで納得できなかったのは、高級官僚が最高の運命体現者であり、百姓や商工業者は一生うだつのあがらないままであるという極太の基本線があったことである。
儒教により君臣の序列、上下の差別はきちんと守りましょうというのは主張としてわかるが、職業は自ずと最初から貴賤があり、その職業に応じて人生にも最後まで貴賤がある。これは、古代インドの富者と貧者の人生が生まれつきで分かれているのと全く変わらない。
中国には科挙があり、その制度で平等を担保しているというのはわかるが、日本は科挙を取り入れることはなかった。
さてそういう世界観のなかで、四柱推命が練られていったが、結局その世界観は、万人が出世、巨富を目指す社会的成功を優先的に希求する時代において通用する理屈であると知った。
万人が悟りを目指そうというこの時代には、四柱推命の滴天髄は人生の半分の側面しか表していない半端なものである。ホロスコープでいえば第7室から第12室までしかカバーしていない代物だったのである。
運命改善、運命は変えられると唱える人がいたら、その人は、人生の全部を変えることを言っているのか、半分を変えることを言っているのか考える必要がある。
運命を変えるとは、自分が自由自在に生きることだが、それは自分が死んだ後大悟覚醒し、スワジスターナ・チャクラ(臍下丹田)の属性を十全に発揮できること。自分個人が宇宙全体に逆転し、天意・天命を生きること。
四柱推命に滴天髄という奥義書があり、若い時に一生懸命読んだことがある。
最後まで納得できなかったのは、高級官僚が最高の運命体現者であり、百姓や商工業者は一生うだつのあがらないままであるという極太の基本線があったことである。
儒教により君臣の序列、上下の差別はきちんと守りましょうというのは主張としてわかるが、職業は自ずと最初から貴賤があり、その職業に応じて人生にも最後まで貴賤がある。これは、古代インドの富者と貧者の人生が生まれつきで分かれているのと全く変わらない。
中国には科挙があり、その制度で平等を担保しているというのはわかるが、日本は科挙を取り入れることはなかった。
さてそういう世界観のなかで、四柱推命が練られていったが、結局その世界観は、万人が出世、巨富を目指す社会的成功を優先的に希求する時代において通用する理屈であると知った。
万人が悟りを目指そうというこの時代には、四柱推命の滴天髄は人生の半分の側面しか表していない半端なものである。ホロスコープでいえば第7室から第12室までしかカバーしていない代物だったのである。
運命改善、運命は変えられると唱える人がいたら、その人は、人生の全部を変えることを言っているのか、半分を変えることを言っているのか考える必要がある。
運命を変えるとは、自分が自由自在に生きることだが、それは自分が死んだ後大悟覚醒し、スワジスターナ・チャクラ(臍下丹田)の属性を十全に発揮できること。自分個人が宇宙全体に逆転し、天意・天命を生きること。