◎タオ(老子狂言)
『タオ
これは絶対でも相対でもない
流れているわけでもないし
久遠の寂静というわけでもなし
これはこれだろう
あれはあれなんだ
静かじゃないかい・・・
うれしいじゃないか
哀しくもあるしね
もちろん
恐ろしくもありんす
みんな生きてる
なにもかも死ぬ
そんなにツッパルなよ!
もっともっとどうしようもなく、
ツッパレ、ツッパレ、ツッパレ!!
無が有を産んだのだろうか?
有が無をあらしめたのだろうか?
それとも、
無と有が同時にからまっているのか?
ニルヴァーナが真実なのだろうか?
マーヤーが真実なのだろうか?
それとも、
ニルヴァーナもマーヤーも真実なのか?
それじゃなきゃ、
ニルヴァーナもマーヤーもありもしないのか?
いいじゃないか!
断じてよくない!!
いいじゃないか!
いいや、だめだ!!
・・・・・・・・
秋の虫達が鳴いているよ・・・』
(老子狂言/ダンテス・ダイジから引用)
以下【】内は上掲詩から引用。
【これは絶対でも相対でもない
流れているわけでもないし
久遠の寂静というわけでもなし】
これとは、無想三昧にして、ニルヴァーナ。
【静かじゃないかい・・・
うれしいじゃないか
哀しくもあるしね
もちろん
恐ろしくもありんす】
この情感も、無想三昧にして、ニルヴァーナ。
【無と有が同時にからまっているのか?】
も
【ニルヴァーナもマーヤーもありもしないのか?】
も第六身体アートマン止まりでは起こらず、第七身体ニルヴァーナに到達してわかること。