ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

リススレ

2012-08-23 | アメリカ

カメラを新しく購入して、毎日の楽しみがまた増えました。
特に今、自然動物の保護区の真っただ中に住んでいるわけですから。
どんな動物に出会えるのか、どんな姿を見せてくれるのか。

最初にスタンフォードのディッシュ・トレイルでリスの可愛らしさに悩殺されたエリス中尉です。
歩いていても、変わったところにいるリスを見つけるとパチリ。
面白い恰好をしているリスを見るとパチリ。

今のカメラになって気が付いたのですが、ズームがかなりできるカメラだと、
被写体を狙うのに、わずか数ミリの手のブレでフレームから外れてしまうんですね。
画像がぐらぐらしてまん中に収まらないので、仕方なく?脇を締めて脚を開いたりしています。
こういうカメラで普通に撮るのにも、いろいろ奥義がありそうだなあ。

それにしても、思いっきりズームして冒頭のような写真が取れると、嬉しいものです。
リスの愛情表現。
勿論撮っているときは分からなかったのですが、リス、なめてますね。顔を。
で、左のリスは小柄で、なんとなく美人って感じがするの。
もしかしてこちらがメス?

今日は、今までに撮ったリスフォルダーを一気に放出。



その前に、ディッシュトレイルをパノラマモードで撮ったものを。
舗装されたトレイルの両側の草地を走り回っています。



リスたちはいつも忙しそうに土を掘っては何かを取ってむしゃむしゃしています。
この写真のリスはこの辺独特の枯れた干し草のような植物を食べていますね。
この草に囲まれた道を歩いていると、本当に干し草の匂いがします。

サンフランシスコからロスアンジェルスに向かう海岸と反対側は、ずっと山が連なるのですが、
この山がどれもこの枯れ草色をしているので、最初は「山が禿げている」と勘違いしていました。
実は山々を覆っているのは、夏でも冬でも、こういう色の植物なのです。



このリスはときどき生えている黄色い花のついた緑の草を食べています。
ちなみにこれは古いカメラのズームですが、歴然と画質が違いますね。

このあたりは、海沿い、山の中、いたるところに自然公園があります。
ゴルフ場、テント型のコンサート会場などを作っても、まだまだ余裕がある土地。
ほとんど自然のままの湖では、子供たちがカヌーやセイリングの夏休みキャンプをしています。

 

「ダック・ポンド」という池があり、文字通りアヒルを始め鳥が何種類も遊んでいるのですが、
(そのせいでかなりここは鳥小屋臭かった)
ここにリスがいて、鳥たちと共存共栄の生活をしていました。



どうも、鳥に与えるえさを一緒になって食べている模様。

 

ニューヨークのネズミのように肥え太っています。
ディッシュ・トレイルのリスとは同じ種類と思えないくらいです。
餌を楽にもらえる生活だとこうなる、という見本のようなリス。



おまけにここは、ディッシュ・トレイルの天敵、タカやワシなどに狙われにくいのです。
ここは他の鳥もいますし、柵や木の根もとに巣穴を掘っておけば、逃げ込むこともできます。

 リス穴に飛びこむ直前のリス。

ディッシュ・トレイルを歩いていたとき、いきなり目の前ハヤブサが舞い降りました。
そして、地上のリスをひとつかみ。
あっという間に上空へ・・・・、と思ったら、リスが暴れたのか、掴み方が悪かったのか、
10mくらい上がったところでリスはするりと逃げてしまいました。



「一日に何匹くらいああいう犠牲になるんだろうね」
「まあ、鳥も生きていかないといけないからね」
興奮覚めやらぬままTOと話し合ったのですが、
このマウンテン・ショア・パークでは、上空にやってきた自分よりはるかに大きな猛禽類を
カモメがものすごい声をあげてで追い払う感動的なシーンを目撃しました。
ここならリスも、少なくとも空から脅威からは安心していられそうです。

ところで、冒頭のラブラブ・リスのように、仲良しぶりを見せてくれる画像を。



これは一度ご紹介しましたが、





下写真の二匹は、実は直前まで喧嘩していたのですが、左のリスが何か食べ出すと、
「何食べてるの?ねえねえ」
って感じでまた近寄っていっていました。
そこにリスがいれば、リスの数だけリス模様もあると・・・・。



全く相似形でくつろぐリス。なぜ同じ格好をするのか。

 リスその一。

 リスその二。

二枚の写真には間違いが10あります。(たぶん)

写真に撮ってみたら面白かったリスもあります。
たとえば・・・

 波目のリス。



「どうか神さまお願いします!」って感じです。

 

ちょうど日影にすっぽり収まって長細~くなって休んでいたリス。

 哀愁の後姿。

種類は皆一緒なのですが、住む場所によって生態もかなり違います。
ディッシュトレイルのリスは、人が違くにいても平気そうですが、土の平原のようなところのリスは、
隠れるところが全く無いので、とにかく人影があるとかなり遠くから穴に飛びこんで逃げたり。

体型も違うし、生まれた場所が性質や一生の幸福度を決めるのは人間だけではないようです。