らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

京都の旅(その1)(平等院)

2014-10-02 | 旅行

一昨日、熊取町文化振興連絡協議会(以下、熊取町文振連)の社会見学会で、宇治市の「平等院」、「宇治上神社」の二つの世界遺産を始めとする京都の旅に参加してきました。
熊取町文振連とは、公民館等において定期的に自主的な学習や文化活動を行っているクラブで組織している協議会であり、毎年この時期に社会見学会を企画しているものです。
今日から数回に分けてご紹介します。

国宝の平等院鳳凰堂は56年振りの大修理が行われていましたが、当日はその殆どが終っており、昨日、落成式が行われたところです。
「平等院」、「宇治上神社」など宇治市内の見学には、ボランティアガイドがついていたので、その案内に従って順番でご紹介したいと思います。

「平等院旧南門(安土桃山時代)」
伏見桃山城からの移構とされ、江戸時代初期伝来の各種古図と比較しても場所、規模ともに変動が無く、垂木なども江戸時代以前の特徴である先端が細く大胆な反りで、天井板を備えた古式式、武家門の姿をよく残しているそうです。



「浄土院」
浄土院は平等院の塔頭(たっちゅう:小寺院)で浄土宗の栄久(えいく)上人が、明応年間(十五世紀後半)に平等院修復のために開創した寺と伝わり、「都名所図絵」には「平等院奥院」「浄閣」などと示されているそうです。
 文化財である阿弥陀如来立像、帝釈天立像、養林庵書院障壁画などが管理されています。


「浄土院羅漢堂」(宇治市指定文化財)
茶師星野道斎とその息子たちにより寛永17年(1640)に建立されました。
主要部材が建立当時そのままに保存され、鏡天井に描かれた龍は彩色良く保存されています。



「源頼政の墓地」
治承4年(1180)5月26日、以仁王(もちひとおう)の令旨を奉じ、平家打倒を掲げた源頼政は平家との決戦に及びますが、宇治川で平知盛軍の追撃を受け、平等院境内にて自刃しました。齢76歳でした。
 辞世の和歌 「埋もれ木の 花咲くこともなかりしに 身のなる果 てぞ 悲しかりける。」



・平等院にも小さな庭園がありました。


「平等院・借景・涅槃の山」
南門から入り、鳳凰堂の西側の小高い所から見ると、東の山が涅槃像の形に見えます。
ガイドさんから説明されると、涅槃に見えるから不思議です。



平等院鳳凰堂は明日ご紹介します。