各地でサクラの開花が発表されています。
いずれの地区も例年より1週間から10日ほど早く開花しているようです。
大阪でも19日に開花が発表されて以降、天候に恵まれていることから、今月末頃には満開になりそうとの報道がありました。
しかし、今年もコロナ禍でお花見を躊躇せざるを得ない方も多いかと思います。
そこで今日は我が家の桃の花を取り上げますので、お花見をしていただきたいと思います。
・ほぼ満開となった桃の花です。
お花見は桜が定番ですが、桃も美しさでは決して劣りません。
我が家の桃も桜と同じく例年より1週間以上早く、18日に開花が始まり、約1週間でほぼ満開となっており、今がちょうど見頃です。
桃の花は咲いた直後には花弁の中心部が薄いピンク色(白に近い色)ですが、数日すると濃い赤色に変色します。
・一昨日咲いた桃の花です。花弁は中心部を含め白っぽいピンク色です。
下の花は開花2~3日後の花です。
花の中心部が赤色に、全体が濃いピンク色になってきました。
・開花後2~3日経つと花弁の中心部がこのように赤く変色してきます。
更に3~4後には花びらを落とし、蕊だけになって、その中心部に果実が現れてきます。
・これが花弁を落とした桃の花です。花が終わると次第に葉っぱが出てきます。
我が家の桃は樹齢35年を超える老木の白桃です。
年々、枝が枯れてきて寂しい枝ぶりとなりましたが、今年も残った枝に花を咲かせてくれました。
・ピンク色の桃の花はとても美しいです。
桃には古くから邪気を祓う力があると考えられています。
古事記には、イザナギノミコトが桃を投げつけることによって鬼女(黄泉醜女:よもつしこめ)を退散させ、その功績により、桃に大神実命(おおかむづみのみこと)の名を与えたと記されているそうです。
桃から生まれた桃太郎が鬼を退治すると言う『桃太郎』の民話は、この古事記の記述が元になっていると云われています。
・桜には桜の、桃には桃の美しさが見られます。