らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

雨のオランダ坂

2021-12-22 | ナツメロ

今から147年前と言いますから、1874年(明治7年)になります。
この年の12月18日の夕刻、東京・銀座通りに85基のガス灯が灯りました。
明治の人はその明るさに驚いたのでしょうね。
火種のついた棒を差し入れて明かりをつける点灯夫の周りには人だかりができたと言われています。

「日本最初のガス灯」
ガス灯が日本で最初に灯ったのは横浜で、1872年(明治5年)10月31日でした。
何故、横浜なのか?
安政元年(1854年)に 日米和親条約が締結されてから, 横浜には さまざまな西洋の技術・文化が流入しました。
その中の一つが  明治5年(1872年)に建設された日本初となるガス工場でした。
その場所は、横浜の外人居留地内(現在の 神奈川県庁から馬車道付近)で、 十数基のガス灯が設置されたのです。



東京にガス灯が設置されたのは、それから2年後の明治7年です。
ガス工場が整備されて銀座通りにガス灯が点灯しました。
1876年(明治9年)には東京府瓦斯局が開設され、1885年(明治18年)には、東京府瓦斯局が渋沢栄一らに払い下げられて東京瓦斯会社(後の東京ガス株式会社)が設立されました。

当時のガス灯は、 柱はイギリスから輸入され 、上部の灯具は 日本で作られたそうです。
その明るさは 現在の電球の 15W程度のものだったと言われています。
しかし、 夜の街が真っ暗だったその頃は, ガス灯の明るさに人々は驚き, 文明開化の象徴を ひと目見ようと 多くの見物人が集まったと言われています。
これらのガス灯は 実際にガスを燃やす 正真正銘の「ガス灯」だったそうです。

・横浜に立てられた日本初のガス灯です。


ナツメロ「雨のオランダ坂」

ガス灯と言えば、長崎のオランダ坂のガス灯を歌った歌謡曲に「雨のオランダ坂」がありますが、ご存じでしょうか?
この歌は昭和22年に古関裕而が作曲し、菊田和夫が作詞した曲です。
この曲は、私が子供の頃、ラジオからよく流れていました。
勿論、子供の私は、古関裕而作曲と言っても名前も知らない人ですが、曲だけは自然に頭に入りました。
今でも記憶に残っている懐かしい曲です。

今日は昔懐かしい「雨のオランダ坂」を渡辺はま子の歌でお聴きください。


この曲は、昭和22年(1947年)の松竹映画『地獄の顔』の主題歌です。
この映画には、『雨のオランダ坂』のほかに、「夜霧のブルース」「長崎エレジー」「夜更けの街」と計4つの挿入歌が作られました。
これらの曲はいずれもヒットしましたが、その中でも『雨のオランダ坂』と『夜霧のブルース』は懐メロ番組でも繰り返し歌われてロングヒット曲となっています。

 


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長崎  (iina)
2021-12-22 11:39:10
渡辺はま子が歌は、「雨のオランダ坂」を雨音が聞こえます。

大阪時代に長崎に出張すると、いつもちょっぴりは雨が降りました。
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