らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

竜に纏わる言葉(その1)「風雲児」

2012-01-21 | 雑学

今年は辰年。そこで「竜」に纏わる言葉をご紹介します。
第1回目の今日は「風雲児」について調べました。

「風雲児」と言えば数年前、ライブドアの堀江貴文元社長がプロ野球球団やニッポン放送の買収を仕掛けたり、2005年(平成17年)の総選挙に立候補するなど、マスコミに華々しく取り上げられ、当時は時代の寵児(ちょうじ)、風雲児と言われて持て囃されていました。
その風雲児も2004年(平成16年)9月期の年度決算報告として提出された有価証券報告書に虚偽の内容を掲載したとして2006年1月には逮捕され、名声も地に落ちた訳ですが、その「風雲児」と「竜」はどのような関係あるのでしょうか?

先ず「風雲児」とは、ご存知のように機会をつかんで活躍する人、頭角を現した人を言い表す言葉で、広辞苑にも風雲に際会した人、好機に乗じて世に頭角を表した人と書かれています。
堀江氏は正に好機に乗じて世に頭角を表した風雲児だった訳です。

次に、「竜」は古代中国に由来する架空の動物で、雲をよんで雨を降らせ、好機に天に昇るとされています。
その「竜」が天に昇る時には、風と雲に乗って上昇すると云われており、広辞苑によれば風雲とは、「竜」が風と雲を得て天に昇るように、英雄・豪傑などが世の中に頭角を表す良い機会、また、世が大きく動こうとする気運のこと、と書います。

このように、風雲に際会した人、即ち「風雲児」と「竜」は密接な関わりがあり、好機に乗じて世に頭角を表した風雲児・堀江貴文氏は「竜」に乗って天に昇りかけましたが、自ら嵐を巻き起こし、天まで昇り切れず、地に落ちてしまったと云うことになりました。



「折り紙付き」の由来

2012-01-20 | 雑学

日本の伝統的な遊びの一つに「折り紙」があります。
昔は千代紙と云って、彩色豊かな紙を使用して鶴や風船、飛行機、兜などを折ったものです。
今は難しい折り方を忘れましたが、折り鶴なら今でも折れるので、正月に孫と折って遊んだところです。

この折り紙に関する言葉に、保障すると云う意味の「折り紙付き」があります。
「折り紙」に「付き」がつくと何故保証するなのか、その由来について調べました。

「折り紙付き」の由来
冒頭に書いたように、現在では折り紙と言えば鶴などを折って遊ぶ色紙を思い浮かべますが、本来の折り紙は江戸時代に主に刀剣などに添えられた鑑定書のことでした。
鑑定書は、奉書紙を下から上方向に半分に折り、上下半分ずつに文字を書いていく形状で、もともと鎌倉時代の命令や訴状などで使われた古文書の用式の一つで、紙を半分に折ることから「折り紙」と呼ばれたようです。
江戸時代に鑑定書として「折り紙」が使われるようになり、そこから「保証の折り紙がついている」から『確かな保証がついている』の意味でも使われるようになったようです。

「折り紙付き」の他にも「○○付き」ということばがたくさんありますので、その一部をご紹介します。
・「お墨付き」 大名や将軍が家来に領地などを与える際に保証書に「墨の署名」をしたことから、『権威ある人が与える保証付き』という意味になりました。
・「極め付き」 極書(きわめがき)という骨董や書画などの鑑定書が付いていることから『定評があるもの』という意味でも使われるようになりました。
          ちなみに最近、「極めつけ」と言う人も増えていますが「極め付き」が正しい言い方なので注意しましょう。
・「札付き」  「札付き」は最近、特に悪い評判で使われることが増えていますが、本来は『商品の正札が付いている』という意味で、そこから『広く世間に知れ渡っている』という意味に
         なった言葉です。
         


蝋梅の花

2012-01-19 | 

昨日の大阪南部・熊取地方は最高気温が11度近くとなり、2月下旬を思わせる冬うららかな一日でした。
このような日には、蝋細工のようなツヤツヤした輝きと芳香を放つ蝋梅の花が一段と美しく見えます。
今日は我が家の庭に咲いている「蝋梅((ロウバイ)」の花をご紹介します。

ロウバイ(蝋梅)」の黄色い花と芳香は、冬の日差しと共に寒さを忘れさせてくれるような、うららかな冬の日にはぴったりの花です。



「蝋梅」はロウバイ科ロウバイ属の落葉低木で、原産地は中国、日本には17世紀初期に渡来し、主として観賞用の庭木として栽培されているようです。



蝋梅は別名を「カラウメ(唐梅)」、「ナンキンウメ(南京梅)」と言いますが、「梅」の仲間ではありません。
英語名では「Winter Sweet」と呼ばれています。これは冬に咲く花で、甘い香りが漂うことからこの名前がつけられたのではないかと言われています。



蝋梅((ロウバイ)」の種子にはアルカロイドであるカリカンチンという有毒成分を含んでおり、誤って口に入れると中毒になるそうです。
観賞する時には十分注意してくださいね。



「助長」の語源

2012-01-18 | 雑学

家庭菜園をしていると、植えた苗が思うように成長してくれない時が多々あります。
このような時でも自然に任せるしか方法はないのですが、2300年ほど前の中国・宋の国に、私と同じ悩みを持った愚かな農夫がおり、茎を引っ張って伸ばそうとして生まれた言葉があります。
その言葉とは、成長や発展を助ける時に使われる「助長」です。
今日はその語源について調べました。

「助長の語源」
昔、中国の宋と云う国の農民が、自分が植えた苗の生長が遅い事を悩んでいました。
ある日、彼は、苗を早く大きくしようと1つ1つ引っ張ってやり、ヘトヘトに疲れて家に帰って来て、家族に向かって言ったそうです。
「今日は疲れてしまったよ。苗が伸びるのを助けてやったので」と言いました。
驚いた息子が見に行くと、苗は引き抜かれてすっかり枯れていました。

こうして生まれた「助長」は、本来は「余計な手助けをしてかえって害になる」と言うマイナスの意味に使われる言葉ですが、今は良い意味で成長や発展を助ける時にも使われる言葉となっています。

広辞苑でも、1番目に物事の成長・発展のために外から力を添えること。そして2番目に急速に成長させようとして、無理に力を添え、かえってこれを害すること。
と書かれています。

私の家庭菜園歴は十数年ありますが、この農夫のように、例え植えた苗が思うように成長しなくても、茎を引っ張ってまで伸ばそうと思ったことは一度もありませんが、この事は、この農夫より多少成長している程度なのでしょうね。


ボランティアの日

2012-01-17 | 雑学

今年は阪神大震災から17年です。この震災の復旧・復興に際しては全国各地からボランティアが駆けつけました。
このようなことから17年前の1995年はボランティア元年と呼ばれ、これに因んで制定されたのが「防災とボランティアの日」です。

阪神大震災では、1年で137万人の市民らが被災地に足を運び、支援の力になりました。また、活動の広がりがNPO法の制定にもつながりました。
この事から、日本にもすっかりボランティア活動が定着したと誰もが感じたと思います。

こうした中、昨年は阪神大震災を上回る広域の大災害、「東日本大震災」が発生しました。
震災発生直後は全国からたくさんのボランティアが駆けつけ、特に大震災を経験した兵庫県や大阪府では御恩返しをと、官民を挙げて支援しました。
被災地では受け入れ態勢が整わず、ボランティアの受付などで混乱したようです。

このボランティア活動、被災地では長期に渡り、継続的に駆けつけてくれると期待していたそうですが、震災後の2カ月間に東北を訪れた人数は、阪神大震災の時の半数にも届かず、10カ月後の今でも総数で下回っているそうです。

この原因の一つは、県外からのボランティアを一時制限したことがあり、これが出だしのつまずきにつながったと言われています。
更に、被災地の社会福祉協議会の受け入れ態勢が一部で整わなかったことから迷惑をかけてはいけないという風潮が広がり、救援の動きにブレーキがかかったとも言われています。

瀬戸内寂聴さんが「ボランティアは仏教の「忘己利他(もうこりた)」の精神、即ち、伝教大師 最澄の言葉に『己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり』と言う言葉がありますが、これと同じだと話しておられました。
(参考)
   「忘己利他(もうこりた)」
   http://blog.goo.ne.jp/raishou0213/e/e0f11f06529372eff8efa75285eb228d

阪神大震災を上回る広域の大災害である「東日本大震災」ではボランティアの不足が報じられており、長期的な官民の支援が不可欠です。
本日の「ボランティアの日」を契機に、“ボランティアはもう懲りた”と云わず、“忘己利他(もうこりた)”の精神で被災地を支援したいものです。



天地返しと土筆

2012-01-16 | 家庭菜園

家庭菜園における冬の作業の一つに「天地返し(寒起こし)」があります。
先日「天地返し」をした畝の土には早くも土筆(つくし)の芽が育っていたのでご紹介します。

「天地返し(寒起こし)」とは、厳冬期に畑の土を掘り起こし、耕地の表層と深層を入れ替える作業で昔から農家で行われている農作業の一つです。
家庭菜園では、狭い耕作地で多種類の野菜を栽培しているため、連作障害や病害虫の発生防止のためにも欠かせない作業です。
私が行っている「天地返し」は、畑の区画全体をスコップで30㎝~40㎝位の深さに掘り返して寒風に晒すものです。

・「天地返し(寒起こし)」をした畝です。


「天地返し」を行ったこの畑は土筆を生みだすスギナ(杉菜)の根がたくさん残っている場所で、その根には早くも土筆の芽が膨らんでいました。
土筆は春の季語であり、可愛い胞子を掘り出した時はひと足早い小さな春を見つけた思いですが、このスギナは完全な除草が出来ない厄介ものなので喜ぶ訳にもいかず、春先にかけての出芽ラッシュが今から頭の痛いところです。

・土中で膨らんでいた土筆の芽です。



頭隠して尻隠さず

2012-01-15 | 地元紹介

先週は全国的に寒波に見舞われ、この冬一番の冷え込みになったところが多かったようです。
私が住まいしている大阪南部の熊取町でもこの冬一番の冷え込みとなり、日中の最高気温が7~8度と寒い日が続きました。
この寒い日でも長池公園の水鳥たちは元気そのもので、10羽ほどが気持ち良さそうに泳いでいました。
今日はこの水鳥の可愛い泳ぎをご紹介します。



この池には毎年、7~8羽の水鳥が飛来していますが、今年は10羽ほどの水鳥たちが飛来して優雅に泳いだり岸辺の石垣に上がって休んでいました。
水鳥たちの泳ぎや仕草を見ていると、冷たい北風に吹かれながら散歩していても、その寒さを一時忘れる思いであり、私たちにとっては貴重な癒しの存在となっています。



昨年の今頃は各地で鳥インフルエンザが発生し、鳥たちも恐怖を覚えたことでしょうが、今年は安心して水面に遊んでいるように見えます。(水鳥には鳥インフルエンザは分かりませんよね)

・2羽がそろって水の中に首を突っ込んで餌を探しているところですが、これが本当の「頭隠して尻隠さず」ですね。


なお、「頭隠して尻隠さず」の本当の意味も書いておきますと、
悪事や欠点などの一部のみを隠し、全体を隠したつもりでいることのたとえで、一部は隠しても他は隠すことが出来ない浅知恵を笑う言葉です。
雉(キジ)は追われると草むらの中に頭を突っ込んで隠れたつもりでいるが、尾が外に突き出て丸見えになっていることから。



グリーンフラッシュ

2012-01-14 | 雑学

一昨日のNHKニュースで、「釧路市の市民グループが今月7日、釧路沖の太平洋に夕日が沈む直前にグリーンフラッシュをビデオカメラで捉えました」と、撮影に成功したことを報じていました。
「グリーンフラッシュ」と云う言葉を初めて聞いたので早速調べてみました。

「グリーンフラッシュ」とは、日没の直前や日の出の直後に太陽の光が大気によって屈折して太陽の一部が一瞬、緑色に瞬くように見える現象だそうです。 

・海面に沈む直前の夕陽です。この後グリーンフラッシュが見られたのがしたのが下の画像です。


この現象は、地平線や水平線上に太陽が見える場所で空気が極めて澄んでいることなどが条件で、観測できるのは非常に珍しいとされています。
ハワイでは「グリーンフラッシュを見た人は幸せになれる」と言われているそうです。

・これが「グリーンフラッシュ」です。(この画像はネットで調べたもので、NHKニュースとは関係ありません)


きわめて稀な現象と言われている“緑に輝く太陽”、出来る事なら一度を眺めたいものですね。


冬の苺栽培

2012-01-13 | 家庭菜園

昨年10月に定植した苺が順調に育っています。
今年は「とよのか」「あき姫」「紅ほっぺ」の三品種を植えていますが、この内「紅ほっぺ」の14~15株に、昨年の11月頃から花が咲き始めました。
そこで、最低気温が0度近くになる寒い冬に、ビニール1枚のトンネルで実が熟れるのか? 試してみる事にしました。(畝半分にトンネルをしている下の画像がそれです。)

・ビニールトンネルが「紅ほっぺ」、同じ畝の右側が「あき姫」、それ以外の畝は「とよのか」です。


イチゴは寒さに弱く、トンネルをしていない畝では折角咲いた花も黒ずんで枯れましたが、トンネルをした「紅ほっぺ」は生き生きと成長しており、年末には2個のイチゴが赤く熟れました。
もう少し工夫をすればたくさん収穫できるかも知れませんが、実験は一先ず成功です。
この2個は正月に帰って来た孫娘が喜んで食べてくれました。



冬のイチゴは、専業農家が温度管理をしないと栽培できないものと思っていましたが、家庭菜園でもビニールトンネルをすることによって栽培が可能であることを実体験で知りました。
何事も試してみるものですね。

(参考)
なお、昨日の当ブログ「隗より始めよ」には前段があることを、いつもコメントを頂いているiinaさんより教えていただきました。
ご関心のある方は下記へアクセスしてみてください。
  http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/1bb03538af7e70c7f4a8bc5d17d64dab



隗より始めよ

2012-01-12 | 雑学

皆さんよくご存じの故事に「隗より始めよ」があります。

この故事は、昔、燕(えん)と云う国の昭王(しょうおう)が政治家である郭隗(かくかい)に「どうしたら優れた人材が集まるのか?」と聞いたところ、郭隗(かくかい)は「先ずこの私、隗(かい)を優遇してみてください。そうすれば、私以上の優秀な人材がこれを伝え聞いてたくさん集まってくるでしょう。」と答えたことから生まれたもので、遠大な事業をやろうとするときには、先ず手近なことや言いだした人から始めなさいと云う意味で使われます。

翻って、今の民主党政権の野田内閣はどうでしょう!

先の衆議院選挙では、鳩山元総理は「マニフェストは国民との契約である」言っていました。
では、代表的な契約である次の項目は出来たのでしょうか?
財源捻出するために、
1.国会議員定数の削減を行う。
2.無駄を削れば財源はいくらでもあるので、消費税の引き上げは、少なくても民主党政権の4年間は検討しなくてもよいし、引き上げもしない。
3.国家公務員の人件費を20%削減する。
4.共済年金を、厚生年金の一元化を図る。

これ以外にもたくさんの契約をしていますが、マニフェストの実現は殆ど出来ていないのが現状です。
にも拘らず、野田内閣は東日本大震災の復興財源に「消費税引き上げも止むを得ない」という国民の好意的な見方をにつけ込んで、先に海外で表明し、先日、閣議決定しました。
しかも、野党からの追及逃れのためか、アリバイ作りのためなのか、4年間の民主党政権の任期後に引き上げると云う姑息な方法を取っています。

国民は、いずれ消費税引き上げをしなくてはいけないと思っていますが、その前に「やるべき事があるだろう!」野田総理、と言いたいのです。
国会議員の定数削減や公務員の人件費削減はどうなっているのですか?
先ず、「隗より始めよ」ではないですか?野田総理。

民間企業の給与やボーナスが削減されている中、公務員は逆に増加しているなんて、とても国民の理解は得られないでしょう。
「国民をばかにしてはいけませんよ」野田総理。
だから支持率が下がり、不支持率が50%を超えてくるのです。

最初に国民に負担を求めるのではなく、まず、自分たちが身を削ってください。野田総理。
そして、最終的に国民に負担をお願いするのであれば、総理自身が国民に説明してください。
そうすれば国民も納得することでしょう。

もう一度言います。
先ず、「隗より始めてください」野田総理。