ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

小学校の2学期

2006年09月21日 | 愛ある辛口
世界各国の社会情勢を考えるにつけ、「世界が100人の村だったら」を読み返すにつけ、今の私の環境に心からありがたいと思う。
当たり前のように行っている小学校だって、行かせてもらっていることに感謝の気持ちを感じる時がある。学校の行事に参加したり、委員会で学校へ行ったりして、子どもたちの姿を見ると、本当に心からありがたい環境だなぁ、と思う。

勉強や学力云々と言われている。
先生の話を聞くと、国の「学力増進!これ以上低くしないでよ!」という危機感と圧力に、学力向上に必死!感が、びしびし伝わってくる。
食べ物をなかなか食べない子に、「食べなさい!ほらっ!たくさん食べなくちゃ!」と言ったところで、食べることに興味のない子が即座に食べるようになるとは思えない。
あいさつができないからといって、「あいさつ運動をしましょう!」と目標を掲げるまではいいが、朝校門の前にずらっと生徒を並ばせて強制的にあいさつをさせているのは、かえって逆効果のような気はする。すべての生徒には当てはまらないだろうが。
工夫が必要なのだ。教育も、学力増進も、あいさつも、しつけも。
対症療法(出てきた症状に対し、それを鎮める薬や処置をすること)ではなく、根本治療(症状の原因を突き止め、問題の部分に対して投薬や排除、治療すること)が必要なのだ。

学校へ行かせてもらっている感謝。
給食をいただけることの感謝。
学ばせてもらっていることへの感謝。
感謝の気持ちを持つことを伝えるのは難しい。親である私も、悪戦苦闘しているところだ。強制的に教えるのではなく、言い諭すのでもなく、自分で気づくように仕向けるには、どうしたらよいものか。
小学1年生。勉強よりもまず、そこから・・・のような気がする2学期。

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