ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

饗宴~チェロ名曲のひととき~

2009年10月26日 | 観劇・読書・感想記
チェロのリサイタルがありました。

私は、東奥はちのへホールへ向かいました。


チェロアンサンブル BASSBAR(バズバー)を主宰している藤沢俊樹さんと、

ハンガリー出身で現在はアメリカで演奏活動をしているという

メズ・ラースローさんによる「饗宴」です。


チェロの技巧的な曲で、難易度の高いといわれるポッパー作曲の

「ハンガリア狂詩曲」を、日本人である藤沢俊樹さんが。

滝廉太郎作曲の「荒城の月」や叙情的な曲サンサーンス作曲の「白鳥」を

ハンガリー出身のメズ・ラースローさんが弾きました。

お二人とも、心の美しさや繊細さ、力強さを見事に弾きこなし、

なんだか涙が出てしまいました。


開演の10分前に入ったのにも関わらず、一番前の席が2席空いていて、

ずうずうしくもその1席に座らせていただいたことが、

演奏者と私との間になんの障害もなく、音の波がダイレクトに

伝わってきたのだろうと思います。

チェロの弦をひく音と、演奏者の呼吸、

弦をはじく音、楽譜をめくる音、響きわたる余韻。

すべてが私の全身にかけめぐり、

音の響きとともに体も小刻みに震えます。


最後に弾いてくださったオッフェンバック作曲「グランド・デュオ・コンチェルタンテ」

素晴らしかったです。

難しい曲。技巧。旋律の美しさ。

まだ聴いていたかったです。


弦楽器は、ハートのあたりから順番に頭頂部へ響きます。

そして、今回は、何かが頭頂部から抜けた感じがしました。


ありがとうございます。



そしてまた呑んだ・・・

2009年10月26日 | 飲みっ!
小学校PTAの親睦会。

ほ~ほほほ!また飲んだ。

でも、今回はほどほどに。

最初のビールは三口ほど、そのあとは水を飲みつつ、

冷たいお茶を飲みつつ、

酔っ払いの方たちには、適当にあしらいつつ・・・。


練習したリコーダーも、デゥオで披露させていただきました。

「ピタゴラスイッチ」と「キュウーP・3分クッキングのテーマソング」を。

お恥ずかしい出来栄えながら、舞台に立つことはとても嬉しい。

そして、リコーダー楽しい。


いつも一緒になってお酒を飲んで、

一緒になって酔っ払いになっているのに、

今回は自制したおかげか、冷静でした。

その冷静さは、時間とともに

この場にいられない! 誰か、さ、酒を~~!

という感情に変わっていきました。

その私の変容にぶりに、隣の役員さんが教えてくれます。

「日頃お酒を飲まないで参加している人は、それが普通だから

酔っ払っている人が周りにいても大して気にはならないんだけど、

日頃飲んでる人が飲まないでいると、その場にいるのが耐えられなく

なるよね。」


ほんとうに、そうです

すぐさま、缶チューハイを一缶開けました。(笑ってください。)


ホテルでの親睦会の後、二次会会場へ・・・と行く前に、

いつものメンバーで食前酒?二次会前酒?

ま、そんなイレギュラーな食前酒も楽しみつつ、

二次会も楽しんじゃうという一石二鳥。

お歌も歌い、はもらせてもらい、隣の男性からはもてはやされ、

いい気分なのか、微妙な気分なのかを判定することはせずに、

人見知りする私(?)は、その場で難なく過ごさせていただきました。


二次会のお開き前に退席し、数名で次の店へ・・・。

初めて入るバー。

通るたびにその地下に位置するバーは、気になっていたので、

ついていってよかったです。

こんな私を、誘ってくださってありがとうございます。

人見知りなので、あんまりお話しなくってごめんなさい。

帰宅は3時。

あああ眠い。

松本英揮氏「地球のスライドショー」

2009年10月26日 | 子育て広場「となりんち」
去る10月22日(木)夜。
オリオン座流星群の下、更上閣にて行われました「地球のスライドショー」。


久しぶりにお会いする松本さん、裸足で元気に自転車でやってきました!


前の晩(21日)は、函館芸術ホールで60名にも及ぶ参加者の中、

大成功を収めた講演会!http://hakomachi.com/townnews07/2009/10/post_1255.html

函館の南北海道自然エネルギープロジェクトの方にご紹介して、

ほんとうによかったと安堵しています。

来年の春と初夏に、函館講演が実現する模様。新しい出会いも生まれたことにも、

自然エネルギープロジェクトのTさんの大きさにただただ感謝するばかりです!


そして、22日は小学生や園児を含めて30名の参加のもと、

講演が始まりました。

始めに見せていただくDVDは、音声が出ないというトラブルが発生し、

松本さんの説明を入れての上映となりました。

申し訳ありませんでした・・・。


スライドショーでは、私も初めて見させていただく風景、エコタウンの映像も。

そして、地球のことを考えたはずのリサイクルには、コストのかかりすぎと、

エネルギーの膨大な使用が問題になっていて、エコ先進国ではゴミの分別をやめる

動きが出始めていることを知りました。


今回は、八戸の子育て情報サイト「パパママふぁいと協会」さんの主催でした。
 「パパママふぁいと」URL→http://www.papamama-f.com/

初めてのセミナー主催に、戸惑い緊張しながらも、

よく頑張って運営したことだと思います。

そして、今回もご協力いただいた「宇宙(そら)の贈り物」さん。

おいしいコーヒー・紅茶に、ピタパンサンドイッチは、

大好評でした♪

子ども達の間がで、とてもおいしかったと絶賛していたのを、後日聞きました!

ありがとうございました!


交流会は、その「宇宙(そら)」さんで。

迫力あるYさん(某館の副館長さん)が加わり、わいわいと。

てんつくまんの映画第2弾の上映会を企画されている方も、

講演と交流会に参加していただき、また新たな出会いが生まれた一日でした。

(映画「107+1~天国はつくるもの」 八戸上映会
 11月1日(日) 東奥はちのへホール 13:45~
 前売り1,500円(電話予約可) 当日2000円 学生1,000円
 問い合わせ:市民活動団体スマイリング nagisa cafe0178-24-4080)




今回、私はサブスタッフでしたが、

となりんちの強力助っ人3人+ご主人1人が参加してくれたことも、

とてもありがたいことでした。

子どもさんが小さいのに、ありがとう。

心の中に地球のメッセージが届いていることを祈ります。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。




これから英揮さんの講演会だ!と意気込んだ昼下がり。
キレイな太陽の光に輪のかけら。

地球のスライドショー

2009年10月22日 | 子育て広場「となりんち」
いよいよ今晩、宮崎県在住の超素敵なエコロジスト、松本英揮さんによる
講演会が行われます♪

さきほど、函館より電話があり、いつもの元気で爽やかな声が
「八戸、行きますよーー!」とお知らせしてくださいました。


松本英揮のホームページ!!より


美しい青い地球
この地球が今、岐路に立たされています
それは、私たちが日常生活の中でも
どこかで確かに感じている 異常事態

気象が変化し、
生態が変化し、
それは間もなく 確実に 
私たちの生活に直接的に関わってくると感じています

松本英揮さんは、そんな私たちの漠然とした不安や
どうしたらいいのか分からない、
変えようとしてもなかなか変えられない
生活のクセやコリを
ふっと解消してくれます

それは
毎日の生活に 漠然と不安を抱えながらも
動けないでいる多くの人たちの
その背中を 押してくれる 力強い言葉であり
世界を見て 聴いて 感じてきた人ならではの 重みであります


今夜18:30開場
19:00開演
更上閣にて 
参加費 1,500円(軽食つき)
 ※申し込みなしで来られた場合、軽食がご準備できない場合があります。

「地球のスライドショー」をお楽しみに♪

詳細は、パパママふぁいと協会HPを見てね!

http://www.papamama-f.com/toukou/ser.php?sf=2&cid=284&cfg=1&kwa=1&pl=2&pc=0

映画「引き出しの中のラブレター」

2009年10月21日 | 観劇・読書・感想記
月曜日は、長女サーヤの振り替え休日でした。

前の日まで、明日は何をするか、どんな一日を過ごすか決めかねていました。

月曜の朝、次女を幼稚園バスに乗せて「いってらっしゃい!」をしてから、

宿題をするサーヤに

「今日どうする?」

「映画なんかやってるかなぁ?」

新聞を見ます。

「ヴィヨンの妻」 「私の中のあなた」 「カムイ外伝」などがある中で、

サーヤが見つけたのは、「引き出しの中のラブレター」

ふと思い出したように教えてくれたのは、なんと実家の母から聞いた話。

「ママ!この映画にババ(おばあちゃん)の造ったステンドグラスがばっちり映ってるって言ってたよ!」

そういえば、、、

函館を舞台にした映画で、私のいとこが経営する喫茶店で撮影が行われたとか言ってたっけ。。。

その喫茶店が開店するときに、お祝いに贈った母のステンドグラスの大きなスタンドライトが、喫茶店のシーンで真正面にばっちり映っているらしい。

10:00になりそうな時間。
映画は、10:05!

いそげーーーーーー!!!

宿題はあとよーーー!!!

と言いながら、私は着替えもそこそこに車に乗り込んだ。


映画は途中からだったけれど、スクリーンに映る函館の街と渡島当別町の景色は、

八戸から帰省するときに必ず通り行く場所ばかり。

美しい街並みと空気感が、すーっと鼻の中に入ってきます。

心地のいい雰囲気が漂います。 なんだかあったかくって、包み込むような雰囲気です。

東京でラジオのパーソナリティーをしている女性と、彼女の友人、恋人、そしてラジオのリスナーである人たちによる人間模様が描かれています。

函館は、函館市内に住む高校生リスナーという男の子が出てきます。
彼のおじいちゃんが、当別町に住み漁師をしているのです。


喫茶店「WEST COAST]は、国道228号線の渡島当別と茂辺地の間の海岸沿いにあるカフェです。
経営者がいとこに変わったのは、もう5年以上前になるでしょうか。



私が中学生の頃にでき、そのときは幼馴染のお母さんが働いていたので、よく家族で遊びに行きました。
建物の下には小さな海岸があり、話すことに飽きたら降りていって石を投げたりして遊んだものです。

店内から見えるのは、すべてを吸い込む空と、すべてを流してくれる海と、
確かに存在する函館山。晴れていたら、素晴らしい景色。

いとこの父である、私の叔父が、ここの景色が大好きで、閉店になりそうだったここを買い取ったのです。
その念願叶った叔父は、息子に店を持たせると、昨年天国へ還っていきました。
映画は、叔父がまだ生きている時に撮影。とてもありがたい出会い。


近くに、「トラピスト修道院」があり、ここも舞台になっています。
とても緑の濃い、そして海へとまっすぐに伸びる馬車の幅の坂道。
神秘的で、厳かな雰囲気の漂う場所で、大好きなところです。
函館市内からは、結構遠いかなと思ったけれど、車で30分くらいで着きます。
「トラピスチヌ修道院」とはまったく違った、自然の美がそこにありますので、ぜひ足を伸ばしてほしい場所です。




思いを素直に伝えられないこと、たくさんあります。
それは血のつながった者同士でも、恋人同士でも、友人同士でも、
いろんな形で伝えていないことがあると思います。

あなたは、誰に 何を 伝えたいですか?

わたしは、この映画をサーヤと観れたことにとても意味を感じました。
サーヤとの、また深いつながりを感じることができました。

ぜひ、親子で、夫婦で、自分の親と観てください。
きっと、素直な気持ちで伝える言葉が、ふと浮かんでくる、優しい映画です。

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