実はこの写真、2014年11月24日付けの「東南アジア陶磁器博物館再開記念式典」というブログに掲載した写真です。式典当日に撮影した写真を時系列に沿って掲載、レセプションの後で映し出された映像の一枚でした。
ブログ作成時に映像のキャプションも読まず、安易に『サンカンペーン窯の多様な絵柄です。』という文章をつけてしまいました。
ところが、本ブログに訪問していただいたブログ「世界の街角」を開設しておられる方に「新発見のサンカンペーン鉄絵模様」という間違った情報を与えてしまいました。また、双方のブログをご覧になった「焼物好き」の方からキャプションには”あと絵の贋作見本”という趣旨が書かれているとの指摘がさていました。
僕も慌ててオリジナル画像のキャプションを見ると「チェンマイの悪質な骨董商によって新しい絵柄で製作されるあと絵の贋作見本です。贋作を知ることによって価値を下げることができるが、すでに幾人かの骨董商が不当な利益を得ました。」となっており、当日は古陶磁器の愛好家もたくさん参加されており、贋作に対する注意を促す内容だったようです。
軽率な文章を付けたことを反省するとともに、間違った情報を与えてしまったことをお詫びします。
原文ページの『サンカンペーン窯の多様な絵柄です。』を『サンカンペーン窯の多様な贋作です。』に訂正します。
また、これに懲りずに今後ともご来訪よろしくお願いします。
サンカンペーンの映像の前が「1991年にチェンラーイで製作されたカロンの複製品は、スコータイの骨董商に流出した。」というものでした。
かってリバー・シティーでカロンの線描で鳥、魚をあしらったお皿を見たことがあります。いかにも古く見せるために、どのような細工が施されたのか不明ですが、釉が剥離し釉下の鉄絵だけが露呈したものでした。チェンマイの業者でしたが、見るからに怪しげな雰囲気の皿でした。
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パヤオには僕の考えるカロンの最高傑作が、パヤオ湖畔に建つ「パヤオ文化展示会館」にあります。
口部が一部欠けていますが、カロンの現存する最高傑作だと思っています。
奴凧のような鳥です。
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同会館のパヤオの壺です。秀作だと思います。
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ウィアン・パヤオ出土の中国青花です。
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