復元された遣唐使船。
こんな船に乗って、異国人との出会いを胸に抱き
大きな志を持って海を渡ったんだよねぇ。
この後ろに、平城京歴史館というのがあって、
中国大陸・朝鮮半島との交流と、
そこから発展した日本の国づくり
等について展示・解説されています。
この機会に、東アジア外交の位置付け
なんかについて考えてみる?
(入場には、入場料他入場整理券が必要)
大極殿から広場を見下ろすとこんな感じになります。
ずっと向こうに小さく見えるのが、朱雀門。
国家儀式の際は、
この広場に貴族が立ち並び、
大極殿内、
広場を仰ぎ見ることができる場所に設置された玉座で、
天皇は、時に外国からのゲストとの面会、
時にさまざまな祭事や儀式をご覧になったという。
1300年前、行政や外交が司られた場、か。。
そうは言っても、
今とそんなに違わなかったんじゃないかなぁ、
なんて最近は思います。
人なんていつの時代も同じ、
でしょ?
朱雀門をくぐると、広い野原が広がります。
大極殿は朱雀門の真北800メートル。
途中、鉄道を越えて徒歩約10分ほど。
(近鉄・大和西大寺駅~新大宮駅間は平城宮跡を横断している)
平城宮は大きいんです。
第一次大極殿。
第一というからには、第2、第3と続くのかな。
「大極殿」。
正面約44m、側面約20m、地面より高さ約27m。
直径70cmの朱色の柱44本、屋根瓦約9万7000枚を使った平城宮最大の宮殿。
大極殿は、当時の設計図や参考になるような絵画などが残っていなかったため、
大極殿(国分寺金堂)の跡や、わずかに残る文献、法隆寺、薬師寺など、
同時代の寺院建築などを参考に、推定して復元された、とのこと。
いずれにしても、はるか昔、1300年も昔に、こんなすばらしい建造物を
建てる技術が日本にあったとは、信じ難いことですよねぇ。
平城宮跡会場
近鉄大和西大寺駅南口からシャトルバス
(所要時間約10~12分)
OR
唐招提寺から徒歩20分
さて!
遷都1300年イベントメイン会場です。
まずは、平城宮の正門・朱雀門(復元)。
朱雀とは、南を守る中国伝説上の鳥。
門前前の広場では、
外国使節の送迎を行ったり、大勢の人達が集まって歌垣などを行ったり、
正月には天皇がこの門まで出向き、新年のお祝いをすることもあったという。
駐車場の入り口(左写真)を抜けると、こんな風景が広がる。
入り口から朱雀門までも結構距離あります。
広いね~
これだけの広い場所を開発せずに守ってきたのは
結構大変だったかもしれませんよね。