だから日本はダメなんだよ、
とか、
わがホームタウンのなんたることよ、
などと、学生時分よく言ったものだけど、
年を重ね、いざ地を離れてみると、
日本や故郷についてのネガティブコメントに対して敏感になるものです。
ロンドンオリンピックで、
88年ぶりに8強入り、という偉業を成し遂げた、
若きテニスプレーヤー錦織圭くん。
5歳でテニスを始め、若干14歳で渡米。
以来フロリダを拠点に、孤軍奮闘世界を相手に戦う若き戦士。
かくいう錦織くんも、
最近日本を意識するようになった、ということだけど、
彼のたどたどしい日本語と舌足らずなら行の発音を聞くと、
まさか彼が、
オリンピックに赤いシャツと白いパンツの日の丸カラー?で出陣したり、
初戦敗退した北京五輪の雪辱を果たすため、
かつてないほど日本を意識しいつもより誇りを持って戦った、
なんて話に、少々驚きをもって聞いてしまったりします。
オリンピックの表彰式でも、
表彰台に上がった各国の選手が、
涙を流しながら国歌を斉唱し、
国旗を高々と誇らしげに掲げる姿を見ると、
選手は、
家族、そしてその家族が暮らす「国家」によって支えられ、
後押しされているんだ、
ということを、あらためて考えさせられます。
ということを思うと、
祖国に対して持つ愛情というものは、
あくまでもシンプルで純粋な感情にちがいなくて、
国家斉唱や国旗掲揚を制限するという発想自体よこしまで、
違和感を感じてしまうのは私だけでしょうか?
家族を思う気持ちとレベルは違えど、
大差ない気がするのですが。
こんなこと書くと、ブログ炎上しちゃうかな。
いえいえ、
そこまでのアクセス数はないから大丈夫です(笑)。