錦織圭 -- Kei Nishikori vs Novak Djokovic ~ #2 Highlights SemiFinal -- ATP Finals 2014
錦織圭(日清食品)はATPツアー・ファイナルの準決勝で敗れ、世界ランキング5位で今季の全日程を終えた。
年頭に公言したトップ10入りを実現するどころか、超一流の証明であるトップ5に駆け上がり、ツアーで4度優勝、
四大大会の全米オープンを含む2度の準優勝。シングルスで54勝14敗と8割近い勝率を記録し、
獲得賞金も5億円を突破したシーズンを「最高の一年だった」と総括した。
得意のハードコートで3大会を制し、球足が遅く体力が求められる苦手なクレーコートでも、4月のバルセロナ・オープンで初優勝、
赤土の王者ナダル(スペイン)を追い詰めた5月のマドリード・オープンで準優勝。ハードコートの全米では2週間を戦い抜き、
アジア男子で四大大会初の決勝進出。「やっぱり一番の評価できる部分。体力的にも7試合戦えることを証明できた」と誇った。
<記者会見より>
-惜しい試合だった。
負けたら意味がない。どんな相手でも勝たないと。やっぱり悔しい。これもいいレッスン。いい経験になった。
-初出場で4強入り。
ここまで来られたことはうれしいし、最後の4人に残れたことは評価できる。
8人全員がタフな相手の中でやるのは初めての経験だったので、来年戻って来られるように、また年始から頑張りたい。
-勝負を分けたのは。
第3セットの1ゲーム目が1番のキーポイントだった。2本のブレークポイントを取れなくて、焦って引きずってしまったのが
彼(ジョコビッチ)をカムバックさせた理由の一つ。このままじゃ勝てないと思って自分のテニスを変えてしまった。
-試合を振り返って。
1セット目はこてんぱんにやられた。こんなに差があるのかと感じたけど、2セット目は攻撃的にフォアで打っていって
プレッシャーをかけられた。相手のリズムに狂いが生じていた。
-今季を振り返って。
最高の1年だった。ジョコビッチ、フェデラー、ナダルの3選手はまだ上にいる。この選手たちに勝てるように意識してやりたい。
オフシーズンにしっかりトレーニングを積んで、けがなしの体をつくる。1月の全豪を楽しみにしている。
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こんなに真剣にテニスの試合を見たの、
伊達さんVSグラフ@ウィンブルドン(1996)以来かも。
ゲーム終盤、解説された松岡修造さんと全くもって同じ気持ちだった。
「1秒でも長く見ていたい。圭、がんばれ。」
この試合、第2セット。
何回見てもしびれる。