昨日から関東地方は寒い日が続いています。
今、フリースを羽織ってちょうどよいくらいの気温です。
一昨日は911(アメリカ、ニューヨークテロから五年目だそうです)のメモリアルディでしたね。
ほんの少しだけ、テレビで特集をやっているのを見ました。
五年前、二機目の飛行機がビルに飛び込み、ビルが崩れ落ちるのを同じ時刻にLIVE中継で見ていた事を思い出します。
一瞬にして人の命が失われていく現実に呆然とした事が思い出されます。
このような悲しい出来事から生まれた病気があります。
戦争、震災、殺人、そのほか多くの非現実的な出来事が生み出す病気それがPTSD(内的外傷後ストレス障害)です。
以下はあるPTSDを紹介するコーナーからの紹介文です。
「PTSDとはPost Traumatic Stress Disporderの略で直訳すると、心の傷となるストレスを受けた後に生じる障害ということです。火災、洪水、台風、地震などの自然災害、戦争、事故、レイプ、などの自分の身に危険が及ぶ体験をした、あるいは他者がそれらの危険にさらされているのを目撃し、そのときに恐怖感や無力感、戦慄を覚え、その体験が強烈なストレスとなり様々な症状を呈し、日常生活に支障をきたす障害をPTSDと言います。
もともとは、ベトナム戦争において極限を超える悲惨な体験をし、帰還したアメリカ兵の多くが心身に様々な症状を呈したことをきっかけに本格的な研究がなされるようになりました。その後、同じような症状を呈する人が戦争体験者以外にもいることが分りました。日本では、阪神大震災や地下鉄サリン事件などの直後にPTSDの症状を呈する人が多く現れ、注目されるようになりました。
また、日常ではありえない恐怖体験をしたときのほか、虐待やいじめ、DVなど日常的に強いストレスにさらされている場合もPTSDになりえます。
症状は精神面・身体面の両方に現れえることがほとんどで具体的には、再体験(情動反応を伴う恐怖体験が思い出される。フラッシュバックとも呼ばれる)、覚醒亢進(興奮状態が持続する)、感情の麻痺(無感動、無感覚)、回避(似たような状況・場所、それに関する会話を避けようとする)が主なものであり、そのほか、不安、パニック発作、退行(幼児がえり)、悪夢、情緒不安定、孤立感、集中困難、不眠、幻覚、ささいなことにも過敏になる、過剰に驚くなどがあります。日常のなかの何気ない光景や物音に反応して、当時の状況が思い出され、そのときの恐怖感とともに、心拍数が上昇する、過度の震えなどの症状を呈することもあります。
また、PTSDは自分が自分でないような感覚に陥る解離性障害と深い関係があると言われています。
PTSD・ASDにはなりやすいという性格特性はなく、誰でも極度のストレスを受ければなりうる障害です。重篤な場合には感情面の麻痺状態から、人格的・社会的にも破綻してしまうこともあります。
また、子どもの場合には、ひどい目にあうのは自分が悪い子だからだ、と自罰的になることもあります。」
私はこのPTSDという病気を持って生きています。
文章で見ると現実にはありえないようなことばかりで「へえ~」って感じにしか思えないような内容ですが、実際それを持っている人間にはかなり過酷な現実です。
この病にかかると、とにかく「怖い」何がなくとも常に「怖い」のです。
その恐怖感の中にいるとき、自分は必ず「独り」です。だから余計怖いのです。
誰も、何も、絶対に助けてくれないという中での恐怖感なんです。
たとえ周りに人が居ても、フラッシュバックを起こしたら、それはその恐怖が起こった時間の真っ只中に居て、周りの人は見えません。真っ暗な孤独。それがPTSDの恐怖感です。
どんなに時を過ごしても、一瞬にして0地点に戻ってしまう。単に時間では解決できないものです。
いろいろなこの世で起きている悲しい出来事のニュースを見るたび、私は同じ病気を持つ人がまた生まれたんだと思い、悲しくなります。
PTSDという病気はいろんな見解があります。大体治療すれば4ヶ月くらいで良くなると言うけど、それは違う気がします。それは良くなってるんじゃなくて、落ち着くだけ。
こういう見解もあります。「医療では治す事は出来ない」
私はそれが一番正しいと思う。なぜならどんなに薬を飲んでも「起こった事実は消えない」から。
それが自覚できない患者さんは薬などに依存しすぎてオーバードースなどで亡くなる場合もあると聞きます。
じゃあ、方法はないのか?というと私には正直分かりません。ただ、自分が経験してる事のなかでいうと、「あたらしい事実を作ることができる」、とは思うんですね。
忌まわしい過去は消えないけど、それを上回る現実が出来るとだいぶ楽になる気がします。
でも、それを感じられる様になるまでが長い長い道のりなんだと思う。私がいまもそうであるように。
そこの部分が回復しないとその新しい事実は作れないし、それを信用出来ない。
もしかしたら起こった出来事より、実はそれがPTSDの一番辛い部分なのかも知れません。
PTSDの状態、それはたぶん「死」だと思います。
自分が死んじゃう。壊れて、死んじゃう。殺される場合もあるし、自死するばあいもあると思う。なのに肉体は生きてるから、辛い。
私の感覚で言うと、PTSDになる瞬間、人は死ぬんだと思うんです。中身が。
たましいが壊れて、死ぬ。それなのに身体は生きているから苦しむんじゃないかなって。
PTSDの人はその「死」の瞬間をずーっと現実、今、ここの状態で生きているんだと思います。
死んでる状態からたましいを甦生させるにはかなりの呪文と薬草と力が必要でしょ?ゲームでも。
実際それは難しい事で、だから深刻な病気なのでしょう。
死んでるんだから、何にも出来ないし、感じないし、動けなくなるんだもの。
先にお伝えしたように、PTSDになるにはいろんな原因があって、原因が一つの人も居れば複数の人も居ます。
PTSDになって過敏な心になってから、周りの言動によって原因が増え、悪化する事もあります。
原因が多いという事は、たましいが死んでしまうような経験がたくさんあったという事です。
ちなみに私は大きく3つの原因を抱えています。
一つは幼い時から与えられてきた環境によるもの(DVや虐待など複数の体験)、二つ目、三つ目は人の死に関係するものです(他人の死の目撃、自分が他人によって死をもたらされる体験など)
これらの原因に関すること(人の言動や関係するものの目撃など)が発端(トリガーと言います)になって、先に書いたような症状を引き起こします。
私の場合、単純に一番怖いのは人の争う声や波動、大きな物音などで、ひどくなると恐怖のため家から一歩も外に出られません。
家族がイライラしてたりすると、家族が怖いんじゃなくて、そのイライラが怖くて、涙ボロボロになり、部屋のすみっこに隠れたまま一歩も動けません。テレビも何もかもいつ怖い原因が出てくるか分からないから真っ直ぐ見られない。思い出す曲は聞けない。道も歩けない。電車も乗れない。人とも話せない。一人だと怖くて泣いてばっかり。それが日常です。
何か怖いなと感じると思考が麻痺して何も考えられないし、分からなくなって、誰かと話すのも、仕事をするのも困難になってしまう。たとえそれが信頼する人であっても、その恐怖を抱えているときは不可抗力なんです。
そうなると周りに「自分に力がないから」とか「自分のせいでこうなるのでは?」と思わせてしまい、悩ませてしまう。愛する人たちのその苦悩する姿にまたショックを受け、症状が悪化するという悪循環。
PTSDは家族や愛する人がこの病気になったとき、本当の、真実の愛の強さを問われる病気かもしれません。
ところがこのPTSD、発作が起きなければ外からは分からない病気です。
発作が起きたって、「何、この人、やばい人?」くらいの認識しか持ってもらえません。
そしてPTSDになる人は、常々我慢強い人が多いようです。
中身死んじゃってんのに生きてるくらいだから、ある意味では強い?んでしょうか。
だから迷惑かけたくない人の前とかではかなりの確立で症状を我慢できちゃうのです。
というか、そういう人の前ではあまり大きな症状が出ない。
常に怖いのは消えないから、軽い発作症状の真ん中で暮らしてるわけです。
(本当にフラッシュバックとかに陥ったら不可抗力なのでもうお手上げですが。)
だから、本当に理解してもらえません。さらにその原因は大抵人様に話せないような内容、もしくは思い出したくないことなので誰にも相談も出来ない。
完璧におかしくなってから病院に駆け込むというケースが殆どかもしれませんね。
私はこうやって書いたり、話したり出来るようになっただけましなほうでしょう。
以前は本当に何もかも駄目でした。なにも分からないし感じなかったから。
だから人の言葉にもすぐ傷つきました。
特に「時間が解決するよ」(事実は消えないのに)
「心が弱いからもっと強い意志をもたないと」(起こったことは不可抗力だったのに?意思で避けられたら避けてます)等々の言葉の数々には。
そんなこと出来てたらPTSDになってないんですよね、みんな。
でも、今は受け止められるかどうかは別として、その言葉の裏側に心配とか慰めとか愛ってものが見えるようにまでなりました。
今日、なぜこんな事を書いているのかと言うと、今、稽古しているお芝居でPTSDを扱っていて、日々、自分と向き合わざるを得ず、葛藤しているからです。
そのせいで不安定になることも多々あります(^^;)
でも、その分、考える事で見えることもたくさんあって。
なんとなくそれを伝えたいと思って。
この日々の中で、先に書いたように、過去を消す事は出来ないけど、生きている限りは新しい時間を作れることにも気が付きました。
そして、たぶん、この病気を癒せるのは「愛」だけじゃないかってことも。
たぶん、薬はそれしかないと思う。経験上で感じたことですが。
何に愛を感じるかは人それぞれと思いますが、それが少しでも感じられたとき、今も生きている悲しい現実をたぶん「思い出」に出来るのだと思います。
悲しい現実を思い出にできればきっと、新しいところを歩けるのでしょう。
たぶん、かなりの確立で行ったりきたりするとは思うけれど。
この病に苦しむ多くの人が、はやくその愛を見つける事が出来て、そして今度はそれを失うことの無いように願っています。
(見つけた愛を失う事はあらたな、それも更に重度のPTSDを引き起こすから。私がそうなので、そうなるとかなり深刻です)
そうして、また以前のような笑顔と世界を取り戻せるように願っています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
この病気には周りの方の愛と理解が不可欠だと思います。
そうして、周りにいらっしゃる多くの人がこのような病に苦しむ人と愛を分かち合える瞬間を持ってくださる事をこころから祈りたいと思います![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
今、フリースを羽織ってちょうどよいくらいの気温です。
一昨日は911(アメリカ、ニューヨークテロから五年目だそうです)のメモリアルディでしたね。
ほんの少しだけ、テレビで特集をやっているのを見ました。
五年前、二機目の飛行機がビルに飛び込み、ビルが崩れ落ちるのを同じ時刻にLIVE中継で見ていた事を思い出します。
一瞬にして人の命が失われていく現実に呆然とした事が思い出されます。
このような悲しい出来事から生まれた病気があります。
戦争、震災、殺人、そのほか多くの非現実的な出来事が生み出す病気それがPTSD(内的外傷後ストレス障害)です。
以下はあるPTSDを紹介するコーナーからの紹介文です。
「PTSDとはPost Traumatic Stress Disporderの略で直訳すると、心の傷となるストレスを受けた後に生じる障害ということです。火災、洪水、台風、地震などの自然災害、戦争、事故、レイプ、などの自分の身に危険が及ぶ体験をした、あるいは他者がそれらの危険にさらされているのを目撃し、そのときに恐怖感や無力感、戦慄を覚え、その体験が強烈なストレスとなり様々な症状を呈し、日常生活に支障をきたす障害をPTSDと言います。
もともとは、ベトナム戦争において極限を超える悲惨な体験をし、帰還したアメリカ兵の多くが心身に様々な症状を呈したことをきっかけに本格的な研究がなされるようになりました。その後、同じような症状を呈する人が戦争体験者以外にもいることが分りました。日本では、阪神大震災や地下鉄サリン事件などの直後にPTSDの症状を呈する人が多く現れ、注目されるようになりました。
また、日常ではありえない恐怖体験をしたときのほか、虐待やいじめ、DVなど日常的に強いストレスにさらされている場合もPTSDになりえます。
症状は精神面・身体面の両方に現れえることがほとんどで具体的には、再体験(情動反応を伴う恐怖体験が思い出される。フラッシュバックとも呼ばれる)、覚醒亢進(興奮状態が持続する)、感情の麻痺(無感動、無感覚)、回避(似たような状況・場所、それに関する会話を避けようとする)が主なものであり、そのほか、不安、パニック発作、退行(幼児がえり)、悪夢、情緒不安定、孤立感、集中困難、不眠、幻覚、ささいなことにも過敏になる、過剰に驚くなどがあります。日常のなかの何気ない光景や物音に反応して、当時の状況が思い出され、そのときの恐怖感とともに、心拍数が上昇する、過度の震えなどの症状を呈することもあります。
また、PTSDは自分が自分でないような感覚に陥る解離性障害と深い関係があると言われています。
PTSD・ASDにはなりやすいという性格特性はなく、誰でも極度のストレスを受ければなりうる障害です。重篤な場合には感情面の麻痺状態から、人格的・社会的にも破綻してしまうこともあります。
また、子どもの場合には、ひどい目にあうのは自分が悪い子だからだ、と自罰的になることもあります。」
私はこのPTSDという病気を持って生きています。
文章で見ると現実にはありえないようなことばかりで「へえ~」って感じにしか思えないような内容ですが、実際それを持っている人間にはかなり過酷な現実です。
この病にかかると、とにかく「怖い」何がなくとも常に「怖い」のです。
その恐怖感の中にいるとき、自分は必ず「独り」です。だから余計怖いのです。
誰も、何も、絶対に助けてくれないという中での恐怖感なんです。
たとえ周りに人が居ても、フラッシュバックを起こしたら、それはその恐怖が起こった時間の真っ只中に居て、周りの人は見えません。真っ暗な孤独。それがPTSDの恐怖感です。
どんなに時を過ごしても、一瞬にして0地点に戻ってしまう。単に時間では解決できないものです。
いろいろなこの世で起きている悲しい出来事のニュースを見るたび、私は同じ病気を持つ人がまた生まれたんだと思い、悲しくなります。
PTSDという病気はいろんな見解があります。大体治療すれば4ヶ月くらいで良くなると言うけど、それは違う気がします。それは良くなってるんじゃなくて、落ち着くだけ。
こういう見解もあります。「医療では治す事は出来ない」
私はそれが一番正しいと思う。なぜならどんなに薬を飲んでも「起こった事実は消えない」から。
それが自覚できない患者さんは薬などに依存しすぎてオーバードースなどで亡くなる場合もあると聞きます。
じゃあ、方法はないのか?というと私には正直分かりません。ただ、自分が経験してる事のなかでいうと、「あたらしい事実を作ることができる」、とは思うんですね。
忌まわしい過去は消えないけど、それを上回る現実が出来るとだいぶ楽になる気がします。
でも、それを感じられる様になるまでが長い長い道のりなんだと思う。私がいまもそうであるように。
そこの部分が回復しないとその新しい事実は作れないし、それを信用出来ない。
もしかしたら起こった出来事より、実はそれがPTSDの一番辛い部分なのかも知れません。
PTSDの状態、それはたぶん「死」だと思います。
自分が死んじゃう。壊れて、死んじゃう。殺される場合もあるし、自死するばあいもあると思う。なのに肉体は生きてるから、辛い。
私の感覚で言うと、PTSDになる瞬間、人は死ぬんだと思うんです。中身が。
たましいが壊れて、死ぬ。それなのに身体は生きているから苦しむんじゃないかなって。
PTSDの人はその「死」の瞬間をずーっと現実、今、ここの状態で生きているんだと思います。
死んでる状態からたましいを甦生させるにはかなりの呪文と薬草と力が必要でしょ?ゲームでも。
実際それは難しい事で、だから深刻な病気なのでしょう。
死んでるんだから、何にも出来ないし、感じないし、動けなくなるんだもの。
先にお伝えしたように、PTSDになるにはいろんな原因があって、原因が一つの人も居れば複数の人も居ます。
PTSDになって過敏な心になってから、周りの言動によって原因が増え、悪化する事もあります。
原因が多いという事は、たましいが死んでしまうような経験がたくさんあったという事です。
ちなみに私は大きく3つの原因を抱えています。
一つは幼い時から与えられてきた環境によるもの(DVや虐待など複数の体験)、二つ目、三つ目は人の死に関係するものです(他人の死の目撃、自分が他人によって死をもたらされる体験など)
これらの原因に関すること(人の言動や関係するものの目撃など)が発端(トリガーと言います)になって、先に書いたような症状を引き起こします。
私の場合、単純に一番怖いのは人の争う声や波動、大きな物音などで、ひどくなると恐怖のため家から一歩も外に出られません。
家族がイライラしてたりすると、家族が怖いんじゃなくて、そのイライラが怖くて、涙ボロボロになり、部屋のすみっこに隠れたまま一歩も動けません。テレビも何もかもいつ怖い原因が出てくるか分からないから真っ直ぐ見られない。思い出す曲は聞けない。道も歩けない。電車も乗れない。人とも話せない。一人だと怖くて泣いてばっかり。それが日常です。
何か怖いなと感じると思考が麻痺して何も考えられないし、分からなくなって、誰かと話すのも、仕事をするのも困難になってしまう。たとえそれが信頼する人であっても、その恐怖を抱えているときは不可抗力なんです。
そうなると周りに「自分に力がないから」とか「自分のせいでこうなるのでは?」と思わせてしまい、悩ませてしまう。愛する人たちのその苦悩する姿にまたショックを受け、症状が悪化するという悪循環。
PTSDは家族や愛する人がこの病気になったとき、本当の、真実の愛の強さを問われる病気かもしれません。
ところがこのPTSD、発作が起きなければ外からは分からない病気です。
発作が起きたって、「何、この人、やばい人?」くらいの認識しか持ってもらえません。
そしてPTSDになる人は、常々我慢強い人が多いようです。
中身死んじゃってんのに生きてるくらいだから、ある意味では強い?んでしょうか。
だから迷惑かけたくない人の前とかではかなりの確立で症状を我慢できちゃうのです。
というか、そういう人の前ではあまり大きな症状が出ない。
常に怖いのは消えないから、軽い発作症状の真ん中で暮らしてるわけです。
(本当にフラッシュバックとかに陥ったら不可抗力なのでもうお手上げですが。)
だから、本当に理解してもらえません。さらにその原因は大抵人様に話せないような内容、もしくは思い出したくないことなので誰にも相談も出来ない。
完璧におかしくなってから病院に駆け込むというケースが殆どかもしれませんね。
私はこうやって書いたり、話したり出来るようになっただけましなほうでしょう。
以前は本当に何もかも駄目でした。なにも分からないし感じなかったから。
だから人の言葉にもすぐ傷つきました。
特に「時間が解決するよ」(事実は消えないのに)
「心が弱いからもっと強い意志をもたないと」(起こったことは不可抗力だったのに?意思で避けられたら避けてます)等々の言葉の数々には。
そんなこと出来てたらPTSDになってないんですよね、みんな。
でも、今は受け止められるかどうかは別として、その言葉の裏側に心配とか慰めとか愛ってものが見えるようにまでなりました。
今日、なぜこんな事を書いているのかと言うと、今、稽古しているお芝居でPTSDを扱っていて、日々、自分と向き合わざるを得ず、葛藤しているからです。
そのせいで不安定になることも多々あります(^^;)
でも、その分、考える事で見えることもたくさんあって。
なんとなくそれを伝えたいと思って。
この日々の中で、先に書いたように、過去を消す事は出来ないけど、生きている限りは新しい時間を作れることにも気が付きました。
そして、たぶん、この病気を癒せるのは「愛」だけじゃないかってことも。
たぶん、薬はそれしかないと思う。経験上で感じたことですが。
何に愛を感じるかは人それぞれと思いますが、それが少しでも感じられたとき、今も生きている悲しい現実をたぶん「思い出」に出来るのだと思います。
悲しい現実を思い出にできればきっと、新しいところを歩けるのでしょう。
たぶん、かなりの確立で行ったりきたりするとは思うけれど。
この病に苦しむ多くの人が、はやくその愛を見つける事が出来て、そして今度はそれを失うことの無いように願っています。
(見つけた愛を失う事はあらたな、それも更に重度のPTSDを引き起こすから。私がそうなので、そうなるとかなり深刻です)
そうして、また以前のような笑顔と世界を取り戻せるように願っています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
この病気には周りの方の愛と理解が不可欠だと思います。
そうして、周りにいらっしゃる多くの人がこのような病に苦しむ人と愛を分かち合える瞬間を持ってくださる事をこころから祈りたいと思います
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