KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

銀の風 金の風

2006-09-20 | KOFUKU日記
秋になると風が吹く。

秋の風は銀の風。
風は吹いて、すすきの穂を翻す。
すすきは銀の風にそよいで銀色の波になる。

秋の風は金の風。
風は吹いて、稲穂を揺らす。
稲穂は金の風に揺られて金色の波になる。

銀の風と金の風
木の葉は唄う 秋の歌
銀の波と金の波
光の波がすべてを包む

わたしの秋はうつくしい。


秋は静かな感じがする。空が高くなって、空気が澄む。
夜は細く長くなって。薄い霧のようなものに包まれる感じ。
手しごとに最適の季節のような気がする。
聖母意識とつながっている私の大好きなスピリチュアリスト
姫乃宮亜美さんのご本に寄れば手は生きるための殆どを生み出す部位で
とても祈りのある体の部分だという。
その手を使って人間はいろいろなものを造る。
亜美さんはお料理の事も書いていらっしゃる。
火は男性性のエネルギーであり、水は女性性のエネルギーなのだそうだ。
それらが合わさってお料理は生まれる。
これらが合わさるとき、内なるバランスをとり、命に安定感を与える。
それが食であり、料理である。お料理は祈りなのですよ、と。
それぞれの調理法にはいろんな祈りの力が込められるそうだ。
例えば人間関係が上手く行かないときは油を使った揚げ物を作り食べるといいらしい。
油は天界から見れば「油注がれたるもの」救い主の象徴だそうだ。
油には素材を滑らかにし、きしみをなくす力があるそう。
寂しいときや愛を感じ入られないときは蒸し物がいいのだそうだ。
蒸気は天から見ると霧とみなされ、霧は神さまの居る世界を意味するそうで、
霧に包まれた料理は天に守られているというパワーを与えてくれるらしい。
私は以外にも料理が好きだったりする。
たいしたものは作れないし、作らないけど。
うちはそれぞれが勝手に生きてるので、食べたいものしか食べないし、
作っても殆ど食べてもらえない事のほうが多い。
だから随分作らなくなってしまったが、それでも突発的に料理をする。
好きなのはスープ類の煮込み料理とお菓子作り。
夕べはお休みだったこともあり時間もあったのでお料理をした。
soraくんの家からもらったsorapapaのジャガイモでカレー煮を作り、
ゴマとオートミールのクッキーを焼いた。
煮る料理は長い間火に愛される。寂しいとき、辛いとき、
悲しいときは煮込み料理がいいそうだ。
愛が味となってしみこんで、癒してくれるのだとか。
パンやおうどんやクッキーのように手でこねるお料理は
深い祈りを伝える料理なんだそう。
手でこねる料理は愛の力を相手に分けて上げられるそうだ。
今が頑張りどきの人や、もう駄目だと手足が出なくなっている人、
今にも幸せを取り上げられようとしている人、そして自分にも、
そんなお料理を作りプレゼントをするだけで力を分けることができるらしい。
昨日は祈りつつお料理をした。窓から静かな秋の風。
近くの窓からも美味しそうな匂いが流れてきた。
世界中のどこの窓からもそんな祈りが流れてくるようにと祈りつつ、
食事の用意をした夜でした