KOFUKUの家から

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南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

絆・まだ見ぬあなたへ~永遠の月の光の輪のなかで

2006-11-04 | KOFUKU日記
今週は懐かしい人たちと少し不思議な世界の話をしてきました。
まだまだ不思議な話はいっぱいいっぱいあるのだけれど、
今回はこのくらいにして、時々みなさまにご紹介することにします。

さてもう満月ですね。
今日、帰りの夜空にきれいなお月様が浮かんでいました。
少し曇っているから黒い雲が時折流れてきて月を隠してしまいます。
けれど雲は留まることなく風にゆっくりと流されて、
また青い月の光が流れ出すのでした。
こんな風に人生の時々も陰に隠れるときもあれば、
光まぶしいときもあるのでしょうね。

今回この不思議なお話や懐かしい人特集を考えたのは偶然ではありません。
死者の日が近かったからでもありません。
実は先日の事、日曜日だったでしょうか?お稽古場でのことです。
その日はなぜか電話が多くて、稽古場を抜け出しては電話を受けていました。
そこに、ある一人のおじ様がお電話をくれたのです。
そのおじ様は私の大好きな人の一人で、たまにここにも登場した事があります。
この前まで務めて居たお店のお客様で「Yさん」という素敵な人です。
わたしの人間性を気に入ってくださって、
私に会わすためにお客様を連れてきてくださったり、
昨年奥様を亡くされたその人は、家族のない私を気遣ってくださったり、
本当にいろいろと声をかけていただきました。
ここでもご紹介しましたが、その方は科学者と言うか
とても頭が善い方で企業家でいらっしゃいます。そしてとても個性的です。
更にとてもよい方なので、変にお金に汚れたりしていないのです。
そのせいで影でその方の事をいろいろ言っているのも聞きました。
「あの人は頭いいかもしれないけど変だ」
「結局頭よくてもお金になってないんだから意味がない」
「人生の負け犬」いろいろです。
わたしも「美女と野獣」のベルよろしく「変わり者」だったので
お店に来る「変わり者」の人に愛されました(^^;)
みんなは「類は友を呼ぶ」と笑いました。
「理解できないわ」って敬遠されてました。
けれど、私はそういう人たちが大好きでした。
なぜか、そういう人たちは「嘘をつかない」からです。
「飲んでる席だし、いい加減な話だよ。
そんなすごかったらお金持ってるはずじゃない。」
お金のない人は信用されない、つまらない基準がそこにはありました。
けど話してたらわかる。そういう人はうそをつけない。
なかでも、その「Yさん」は嘘のつけない人でした。
何より他の人と違うのは「お金」と「色」が絡まない人だったことです。
「Yさん」はいろんな事を話してくれました。
沖縄の血を引いている事。宇宙の話。心の話。
何が一番大切なのか、人生の話。
教えてもらった話のなかで一番気に入っているのは
「おかげさま」のはなし(^^)
人と関わるときにはこの「おかげさま」を大切にしなさい、って。
Yさんの口からこの言葉が流れ出たとき、
ああなんてあったかい言の葉だろう、と思いました。
それ以来、誰かにあうと「おかげさまです」と言うようになりました(^^)
自然と手を合わせて笑顔が出るような善い言葉で気に入っています。
このYさんはまた自由な善い声でお歌を歌われます。
その自由さは本来歌になければいけない美しさの象徴でした。
歌の大好きなわたしはYさんの歌を聞くたびに嬉しく思っていたのです。

この面白いYさんが電話をくれました。
お芝居のチケットのお申し込みです。
以前から公演の話を聞いては気にかけてくださって居ました。
「芸術を愛する真のパトロンを見つけて続けていきなさい。
いつか私もそれが出来たら応援するから」
そういってくださいました。
私がYさんをとても気に入っていた理由がもう一つあります。
それはYさんの「娘さん」です。
Yさんには歌の大好きな歌い手を目指している
吸い込まれるような瞳を持ったおじょうさんが居るそうです。
おじょうさんのお話をなさるとき、Yさんは同じような瞳をキラキラさせて
それはそれは嬉しそうに「うちのちびがね…」と語るのです。
それはほほえましく、あたたかく、私はそれを聞くのが大好きでした。
そのおじょうさんはとても繊細だと伺いました。
まあ、芸術家ですから繊細でなくちゃあやってられませんので、
ちっとも気にする事はないと思いましたが、なんとなく共通点を感じました。
そして、そのおじょうさんの話を聞いた日、
不思議な事に話を聞きながらその娘さんとのご縁を深く感じたのです。
なんでしょう?歌の魂、とでも言うものでしょうか?
何かが強く、私のなかで動きました。
それで、突然私のなかに「いつか歌ってもらわなくちゃ」という言葉が浮かびました。
するとYさんが私たちの公演のあり方を「本物の贅沢な芸術」と呼んでくださり、
ぜひ娘さんに紹介したいと言ってくださったのです。
けれど「出会い」は作るものではないから、話をしてみてつながるなら出会うだろう
、それでいいというような事をおっしゃいました。
私はこの縁をつながなければならないと思いました。
これは縁でなく「絆」だと感じたからです。
それで実は店では禁じられていたのですが、
その方に公演のご案内を渡し、このブログの名前を教えました。
プライベートを教えたのは初めてのことでした。
それから急に私はやめる事になってしまい、チケットのこともあるから
そのうち会社のほうにでもご挨拶に行きたいなあと思っていたのです。
その矢先にYさんがお電話を下さったのです。
「やめるんです」と話したら「知っているよ、娘からきいたよ」って。
そう娘さんはこのブログを覗いてくれたのだそうです。
そしてやっぱり同じようなものを感じている様だって話してくれました。
そして彼女が見たいといっているのでチケットを、って。
もちろん用意させていただきますと答えました。

私はその日、ちょっと不思議な思いでした。
一度も会ったことのない、名前も知らない人たち。
この世にはそう人がほとんどです。
けれどつながっているんだなあ~、って強く感じたのです。
この絆、この愛の感じ、これはなんだろうって。
確かに私はYさんとつながりを感じ、そしてその出会ったことのない
名前さえ知らない娘さんに絆を感じ、愛を感じたのです。
「いつか私たちは一つになる」
なんだかそういう予感を持ちました。
そうしたとき、亡くなったすべての人、これから生まれ来る人、
宇宙のすべてのたましいの大いなる絆と愛を感じたのでした。
それで、「つながっている」それは「永遠」であり「すべて」
そういう事を書きたくてこの一週間を過ごしたのでした。

いま、これを見てくださっているYさんのおじょうさん。
私はもうすでにあなたの友達です(^^)
なぜならあなたは私であって、私はあなたなのだから。
いつか一緒に愛の歌を歌いましょう!
私たちはいつかそういう場所を、愛のあふれる場所をもちたいと話しています。
そこで、ぜひあなたの愛を貸してくださいね!

同じようにこれを見てくださる皆さん。
皆さんの一人ひとりがYさんのおじょうさんと同じ絆を持っています。
愛で結ばれているんだなあ、それは永遠だって思います。
この世界のなかで、こうやって同じ月を見ている。
その奇跡に感謝しています。
そしてそれは永遠である事も。
わたしたちは魂の家族。おおきなおおきな家族ですね。
永遠の月の光の輪のようにつながっています。

いつも読んでくださってありがとう。
心からの愛を込めて。

LOVE&PEACE FOREVER!