KOFUKUの家から

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七夕の願い事~私らしく生きる

2011-07-07 | KOFUKU日記
 

今朝は雨が降っていたので日差しが穏やかです。

我が家のキッチンは角部屋で窓が二方向に広く取られているので
本当に明るいけれど、この時期は日差しで温度が上がり
日中はキッチンで作業するのはかなり厳しいです。

窓開ければいいんじゃ?と思われるかもですが、
私は放射能が気になる人なので、311以降、基本家の窓は開けてないのです。
わんこちゃんですが我が家には小さい子たちがいるので。

でも今日は日差しが穏やかでキッチンも温度が低かったので
この隙に大好きな保存食づくりをしました。

最近、薬草や健康に関してご助言くださる方がいらして
体調が悪い時、しょうがの効能をいろいろ教えて下さったので
もう少し気軽にしょうがを取れるようにシロップを作りました。



新生姜を使って、今回は沖縄の黒糖と九州のはちみつを使って仕上げました。
お鍋にスライスした新生姜を入れて、はちみつと黒糖をまぶし30分置いて
それから火にかけて、アクを取りながら煮詰めて行きます。
本当は鷹の爪を入れるのですが、今回は奈良のお父さんが送ってくれる
シナモンをパウダーにして入れてみました。レモン汁を入れて仕上げます。
同じスパイシーでもちょっと風味が違います。



丁度、冷やしたお茶用に朝煮出したばかりのカモミールティーがあったので
出来上がったばかりのシロップを割って飲んでみましたら、美味しい!
夏バテしなくてすみそうな美味しさです。
ちょっとホッとします。

大草原の小さな家のお話の中でも、夏の炎天下で働くチャールズ父さんに
キャロライン母さんは蜂蜜としょうがを入れた薄いお茶を作ります。
これは「いくら飲んでも身体を壊さないのだ」と書いてありました。
冬は暖かいミルクティーにしょうがを入れて飲むのです。
夏のレモネードにもしょうがのスライスが入っています。
開拓時代のアメリカでもショウガは大きなパワーを知られていたんだなぁと思い、
ちょっと日本と共通点な感じがして嬉しかったりします。


さて、今日は「たなばた」ですね。
でも私の中では七夕は8月です。
ふるさとでは8月の旧暦にたなばたをするのです。

郷里では七夕の短冊にまず名前と住所を書きます。
それは七夕の一週間ほど後に来るお盆と繋がっています。
七夕の日は天国に居る人たちがお盆の里帰りを始める最初の日と言われています。

旅の始め、天界の人は天の雲の間から下界を見て、
自分と家族の名を書いた短冊を探すのです。
そして「ああ、皆、今年はあそこに居るんだな」と確認して
それからゆっくりと地上の家を目指して帰ってくるのだそうです。

だから自分と相手の名前を綺麗に書きなさい、と教わりました。
郷里の実家では、七夕飾りを皆で作り飾ります。
そして全ての人の幸せと平和を祈ります。
人は自分が幸せになるだけでは幸せになれないから。
何もできなくても相手の幸せは誰でも祈れますもんね。
「誰々さんが幸せでありますように」と祈れるのは幸せなことだと思います。
誰より、そう書かせてもらえることで自分が幸せになる。
すごい癒しのある一日。


こうして一人でいるといろんなことを考えます。
人にはいろんな方がいらっしゃるので
生きて来た日々を思い返すとホントにいろんなことがありますね。

同じように周りに居らっしゃる方も人生があり、
こうして一人でおりますゆえに心配なのでしょう。
いろいろ人生の経験からのアドヴァイスを受けたりもします。
もちろん自分もアドヴァイスすることもあります。

それはとってもありがたいことですが、
ただご自身の方向からしか物を見ておらず
さらにそれ以外を受け容れない方が居ます。
大体、自分が一生懸命生きてる、
頑張ってると自負している方ばかり。
だからそのやり方しか見えない。
そんな方から見れば、家にこもりきりの私は
相当駄目な人間に見えるのでしょうね(;^ω^)

でも、私はいままでの経験からして思うわけです。
「私は私でいいな」と。
もちろんアドヴァイスはありがたく受け止めるのですが、
自分に必要か必要でないかは自分で決められる、そう思うんです。
何よりそれが大事だなって思います。

たとえば、家の中に居ても社会貢献はできます。
それは家族を幸せにすることも十分そうです。
外で働き、何かを為さなければ駄目だなんて事は決してありません。

幾ら行動していても、それが「やってる」と言う
自分のエゴの為であれば中身はないのと同じです。
そう言う人は、それをやっている自分しか見ないから。

それより、心から出来る小さな事を大事にする人の方が得るものは大きい。
どんな大きいことより、身近な幸せを守る努力をする人が何より素敵。
そう言う人は、自分の喜びでなく、相手の中に喜びを見つけられるから。

そして自分を生きることは自分の力がしっかりとないとできません。
大体の人は自分以外に左右されてしまうものですからね。

だから私は今年の短冊には、(決して自分勝手ではなく)
今年も「ただ私らしく生きられるように」と書きたいと思います。

人を思い、自分が出来ることを喜んでする。
私にはそれが大切。
何をどんなふうになしているかより、
どんなふうに思い行動しているかが大事
それが一番美しい生き方であると思います。

だから私らしく。
チビさん達の様に真っ直ぐに。