今日は土曜日。コトコトバのレッスンの日だった。
今日の土曜は皆さんお忙しくて、夏の休憩日となった。
そんな日、レッスンを申し込んでくださった中一のゆうすけくんとママ。
ダウンの子どもたちは感受性が豊かで、それだけに環境の変化に過敏に反応したりする。
たまたま同じグループのメンバーさんがたのキャンセルがあって、
最終的にゆうすけくんだけのお申し込みになったので、
今日はグループメンバーがお休みになって
お一人のレッスンになりそうですが大丈夫でしょうか?
とご連絡を入れたところ、
「いま向かっていますが、行ってもよろしいでしょうか?」
と電車の中からわざわざご連絡を下さった。
一人なので、レッスンが御休みになっても仕方がないし、
と思っていたけれど、ちょうど良い機会になると思い、
今日はレッスンではなく、お二人とお話をさせて頂くつもりで
「お待ちしています」とおいで願った。
ゆうすけ君は同じグループの中では一人だけ中学生。
今も優しい顔立ちで小学生と同じようなピュアさはそのまま。
けれど、何かが全然違う。やっぱりもう「中学生」
とってもとってもかわいらしいのだが、
もうどこかが「ぼく」ではなく「俺」って感じなのだ。
もう児童ではなくて「青少年」、まさしく青い春の真っただ中
「男」への階段をのぼり始めているのだ。
だからレッスンでも仲間たちの小さい子たちの楽しめることに
ぱっと一緒に参加するのに中学生らしいテレがあるのだと思う。
それでもってちょっとシャイで、そして優しいゆうすけ君は
他のぼくちゃん達が子供らしく私たちに接している時は
きっとお兄さんの感覚があるのだろうな、あまり近寄ってきてくれなかった。
以前からそこが気になっていて、一度、本人やお母様とゆっくり話し
これからのレッスンを楽しいものにしていきたいな、
と思っていたので、今日の機会はとてもありがたいことだった。
でもレッスン費を頂いておいてお話だけをうかがうことは出来ない。
なかなかそんな機会はなかったが、ちょうどグループレッスンで
お申し込みが1人になってしまう場合だと
グループ料金には個人レッスン料金が発生しないので
お金を頂いても場所の基本使用料を払ったら残額が交通費に満たない。
となれば、レッスン無しで気楽に遊んで行ってもらったついでに
いろんなお話をさせて頂くのが双方にとってはちょうど良かった(^^)
そんな機会がちょうど重なってとってもラッキーだった。
暑い中をおいで下さったお母様とお庭に面する椅子に座って
いろいろなお話を伺わせて頂いた。
ゆうすけくんは一人、こちらをうかがいながら遊んでいる。
ゆうすけママはゆうすけ君に目線をおくりながら話してくださった。
お話一つ一つの中にママやパパの思いが感じてとれる。
ゆうすけ君が生まれ、子育ての中での喜びも楽しみも
悲しみや苦しかったこと、すべての中に確実に存在していたのは
「愛おしい」
という心。
それが深く伝わってきた。
そうやってゆうすけくんの話を伺いながら彼を見ていると
いつもの仲間の中にいるゆうすけ君では無い彼がそこにいた。
じーっと彼の中に入るように見つめていると、
ゆうすけ君も私を観る、そして照れて笑う。
今まで、そういうことはなかった。
ゆうすけくんはうちのぴーちゃんをとても好きでいてくれるが
ぴーちゃんが吠えるのでちょっと近くには寄れない。
なのでぴーちゃんを抱き、部屋の隅から
ゆうすけ君に向かって、ぴーちゃんに手を振ってもらった。
すると、とたんに本当にうれしそうに笑顔になって
「かわいい」
といってくれた。
そのとたん、ぴーちゃんが変わった。
ゆうすけ君が動けば吠えはするが、じっとしていると自分から寄って行く。
好き、という気持ちは愛の心を動かす。
つまり平安、相手の中に安心感や安らぎを生むのだろう。
それで、私もゆうすけくんに同じことをしてみようと思った。
そしてほんのわずかの時間、隣に座って言葉を交わした。
「ねえ、ちょっと話しようよ。隣にどうぞ。」
とソファの隣をすすめると照れながら座ってくれた。
でも、照れながらもゆうすけ君が喜んでくれたのがとても良く解った。
声をかけて隣に座る。意識を彼だけに向けてみる。
たったこれだけのことだが、ゆうすけくんはとても喜んでくれた。
私にはそれがとても良く解った。
そして、その後、私がお母さんのところに話に行くと
傍にきてくれてピースを差し出し、私のピースの指先とくっつけてくれた。
彼は少しだけ、彼の領域に私を迎え入れてくれたのだと思う。
とても嬉しかった。
私はもちろん彼の母親ではないが
「愛おしさ」が込み上げてきたのは言うまでもない。
会話は相手の心と自分の心をつなぐもの。
そのためには言葉を交わさなくてはならない。
けれど思春期を迎えた少年は一人の世界を少しづつ広げていく。
自分の中に言葉が生まれ、そして、それを自分の中で処理するようになる。
そうなると会話をすること事態が難しくなってくるのだと思う。
その世界に向かう彼とここで今、会話の種を撒けたのは本当によかった。
そうして種が育てば、きっとたくさんの会話の花が咲くのではないかと思う。
それがこれからとっても楽しみ。
そして彼にぴったりな言葉をレッスンを通して
一緒に見つけていけたらと心から願っている。
今度は他の子どもたちともそんな機会が持てたらいいな。
愛おしさを育てる時間。そういう時間が。
私には子どもはいないけれど、大いなる生命を縁あってお預かりしている。
チワワのぴーちゃんがその大事ないのち。
やはり彼女には多くの親御さんと同じような感情が生まれるんじゃないかと思う。
たぶん、相方の方が私なんかより全然彼女をいとおしんでいると思うけどー。
(二人の愛の間には入れません・笑)
実はこのぴーちゃん、生まれた時は他のチワワの半分も大きさが無かった。
家に来るとき「この子は育ちません、責任取れません」と言われた。
この通り、元気いっぱいには育ったが、病院通いが激しい。
足は両足、ひどい膝蓋骨脱臼だし、お腹はゆるくて下痢ばっかりするし、
目が大きいのでしょっちゅうトラブルが起こる。
果てには重度の気管支拡張症で不治の病持ちだったりで
一年ほど月に8万円くらいかかる治療費がかかっていた。
それも落ち着いていたが、このところ眼の状態や身体に
ちょっとした症状が出て、相方と心配していた。
病院で様子見と言われてはいたが、とうとう今日、
眼などの潰瘍や眼圧が高くなっていることや、
しこりが少しだが大きくなっていることが分かり
少なくとも眼薬は一生付き合うことになるだろう、
このまま広がるようなら失明もありうるかもしれないし
しこりも腫瘍の可能性大と言われてしまった。
検査も定期的にしないといけなくて病院通いがまた始まることになった。
相方は愛おしいわが子の状況に泣かんばかりで心配している。
私も同じだ。かわれるもんならかわってやりたい。
さらにささやかな暮らしを営む我が家での一番の問題は医療費。
言われたことを元に計算すると月に4,5万はかかる可能性が大きい。
目薬、一生。。。
その眼薬、最低でも1日5,6回、2種類を点眼していくそうだ。
この点眼量の調子でいくと、点眼薬は3,4日しか持たない。
ちなみに2種類で3500円もしちゃうのである。。。。
さらに明後日の検査で眼圧が高ければ、
それをコントロールする薬も飲まなくてはならない。
週に少なくとも最低10000円はかかるってことだ。
私は現在失業者と変わらない。(ってかいつもだけど)
今この形をとって働いているのは元々身体が弱くて無理ができないからだ。
確かにこれからお金は必要。
でも状態の悪いぴーちゃんを一人家において
遠くに働きに出るのはもっと忍びないし不安だし。。。
そうだ!何より、1日5,6回眼薬入れないといけなくなったのだ!
うーん、これからどうしよう。。。と思っていたら、
スタッフのカンナちゃんがこんなメールをくれた。
「この夏、頑張って楽しんで商品を作って売りましょう!
ぴーちゃんの医療費の足しになるように頑張りましょう!」
とっても嬉しかった。ありがたかった。
そう思って協力してくれる人がいるだけで心強い。
カンナちゃんに心から感謝です。ありがとう。
とにもかくにも「可能性」がないわけではないから。
これ以上ひどくならないように祈りながら守って行ってあげたい。
このくるくるした眼が見えなくなる可能性が大きいなんて
ショックでしかないが、受け止めて先を考えたいなと思います。
愛おしいこの子の為に。
愛を持って手仕事雑貨さんたちを仕上げて参りますので
ぜひミニショップお立ち寄りくださいね。
来週からネットショップもオープンしたいと思います(^^)
ご愛顧のほど、何とぞよろしくお願い致します。
ぴーちゃんに生徒さん。
同じように愛おしい人たち。
大事に大事に同じように愛を持ってお付き合いしていきたいです。
ぴーちゃんが良くなりますように
今日の土曜は皆さんお忙しくて、夏の休憩日となった。
そんな日、レッスンを申し込んでくださった中一のゆうすけくんとママ。
ダウンの子どもたちは感受性が豊かで、それだけに環境の変化に過敏に反応したりする。
たまたま同じグループのメンバーさんがたのキャンセルがあって、
最終的にゆうすけくんだけのお申し込みになったので、
今日はグループメンバーがお休みになって
お一人のレッスンになりそうですが大丈夫でしょうか?
とご連絡を入れたところ、
「いま向かっていますが、行ってもよろしいでしょうか?」
と電車の中からわざわざご連絡を下さった。
一人なので、レッスンが御休みになっても仕方がないし、
と思っていたけれど、ちょうど良い機会になると思い、
今日はレッスンではなく、お二人とお話をさせて頂くつもりで
「お待ちしています」とおいで願った。
ゆうすけ君は同じグループの中では一人だけ中学生。
今も優しい顔立ちで小学生と同じようなピュアさはそのまま。
けれど、何かが全然違う。やっぱりもう「中学生」
とってもとってもかわいらしいのだが、
もうどこかが「ぼく」ではなく「俺」って感じなのだ。
もう児童ではなくて「青少年」、まさしく青い春の真っただ中
「男」への階段をのぼり始めているのだ。
だからレッスンでも仲間たちの小さい子たちの楽しめることに
ぱっと一緒に参加するのに中学生らしいテレがあるのだと思う。
それでもってちょっとシャイで、そして優しいゆうすけ君は
他のぼくちゃん達が子供らしく私たちに接している時は
きっとお兄さんの感覚があるのだろうな、あまり近寄ってきてくれなかった。
以前からそこが気になっていて、一度、本人やお母様とゆっくり話し
これからのレッスンを楽しいものにしていきたいな、
と思っていたので、今日の機会はとてもありがたいことだった。
でもレッスン費を頂いておいてお話だけをうかがうことは出来ない。
なかなかそんな機会はなかったが、ちょうどグループレッスンで
お申し込みが1人になってしまう場合だと
グループ料金には個人レッスン料金が発生しないので
お金を頂いても場所の基本使用料を払ったら残額が交通費に満たない。
となれば、レッスン無しで気楽に遊んで行ってもらったついでに
いろんなお話をさせて頂くのが双方にとってはちょうど良かった(^^)
そんな機会がちょうど重なってとってもラッキーだった。
暑い中をおいで下さったお母様とお庭に面する椅子に座って
いろいろなお話を伺わせて頂いた。
ゆうすけくんは一人、こちらをうかがいながら遊んでいる。
ゆうすけママはゆうすけ君に目線をおくりながら話してくださった。
お話一つ一つの中にママやパパの思いが感じてとれる。
ゆうすけ君が生まれ、子育ての中での喜びも楽しみも
悲しみや苦しかったこと、すべての中に確実に存在していたのは
「愛おしい」
という心。
それが深く伝わってきた。
そうやってゆうすけくんの話を伺いながら彼を見ていると
いつもの仲間の中にいるゆうすけ君では無い彼がそこにいた。
じーっと彼の中に入るように見つめていると、
ゆうすけ君も私を観る、そして照れて笑う。
今まで、そういうことはなかった。
ゆうすけくんはうちのぴーちゃんをとても好きでいてくれるが
ぴーちゃんが吠えるのでちょっと近くには寄れない。
なのでぴーちゃんを抱き、部屋の隅から
ゆうすけ君に向かって、ぴーちゃんに手を振ってもらった。
すると、とたんに本当にうれしそうに笑顔になって
「かわいい」
といってくれた。
そのとたん、ぴーちゃんが変わった。
ゆうすけ君が動けば吠えはするが、じっとしていると自分から寄って行く。
好き、という気持ちは愛の心を動かす。
つまり平安、相手の中に安心感や安らぎを生むのだろう。
それで、私もゆうすけくんに同じことをしてみようと思った。
そしてほんのわずかの時間、隣に座って言葉を交わした。
「ねえ、ちょっと話しようよ。隣にどうぞ。」
とソファの隣をすすめると照れながら座ってくれた。
でも、照れながらもゆうすけ君が喜んでくれたのがとても良く解った。
声をかけて隣に座る。意識を彼だけに向けてみる。
たったこれだけのことだが、ゆうすけくんはとても喜んでくれた。
私にはそれがとても良く解った。
そして、その後、私がお母さんのところに話に行くと
傍にきてくれてピースを差し出し、私のピースの指先とくっつけてくれた。
彼は少しだけ、彼の領域に私を迎え入れてくれたのだと思う。
とても嬉しかった。
私はもちろん彼の母親ではないが
「愛おしさ」が込み上げてきたのは言うまでもない。
会話は相手の心と自分の心をつなぐもの。
そのためには言葉を交わさなくてはならない。
けれど思春期を迎えた少年は一人の世界を少しづつ広げていく。
自分の中に言葉が生まれ、そして、それを自分の中で処理するようになる。
そうなると会話をすること事態が難しくなってくるのだと思う。
その世界に向かう彼とここで今、会話の種を撒けたのは本当によかった。
そうして種が育てば、きっとたくさんの会話の花が咲くのではないかと思う。
それがこれからとっても楽しみ。
そして彼にぴったりな言葉をレッスンを通して
一緒に見つけていけたらと心から願っている。
今度は他の子どもたちともそんな機会が持てたらいいな。
愛おしさを育てる時間。そういう時間が。
私には子どもはいないけれど、大いなる生命を縁あってお預かりしている。
チワワのぴーちゃんがその大事ないのち。
やはり彼女には多くの親御さんと同じような感情が生まれるんじゃないかと思う。
たぶん、相方の方が私なんかより全然彼女をいとおしんでいると思うけどー。
(二人の愛の間には入れません・笑)
実はこのぴーちゃん、生まれた時は他のチワワの半分も大きさが無かった。
家に来るとき「この子は育ちません、責任取れません」と言われた。
この通り、元気いっぱいには育ったが、病院通いが激しい。
足は両足、ひどい膝蓋骨脱臼だし、お腹はゆるくて下痢ばっかりするし、
目が大きいのでしょっちゅうトラブルが起こる。
果てには重度の気管支拡張症で不治の病持ちだったりで
一年ほど月に8万円くらいかかる治療費がかかっていた。
それも落ち着いていたが、このところ眼の状態や身体に
ちょっとした症状が出て、相方と心配していた。
病院で様子見と言われてはいたが、とうとう今日、
眼などの潰瘍や眼圧が高くなっていることや、
しこりが少しだが大きくなっていることが分かり
少なくとも眼薬は一生付き合うことになるだろう、
このまま広がるようなら失明もありうるかもしれないし
しこりも腫瘍の可能性大と言われてしまった。
検査も定期的にしないといけなくて病院通いがまた始まることになった。
相方は愛おしいわが子の状況に泣かんばかりで心配している。
私も同じだ。かわれるもんならかわってやりたい。
さらにささやかな暮らしを営む我が家での一番の問題は医療費。
言われたことを元に計算すると月に4,5万はかかる可能性が大きい。
目薬、一生。。。
その眼薬、最低でも1日5,6回、2種類を点眼していくそうだ。
この点眼量の調子でいくと、点眼薬は3,4日しか持たない。
ちなみに2種類で3500円もしちゃうのである。。。。
さらに明後日の検査で眼圧が高ければ、
それをコントロールする薬も飲まなくてはならない。
週に少なくとも最低10000円はかかるってことだ。
私は現在失業者と変わらない。(ってかいつもだけど)
今この形をとって働いているのは元々身体が弱くて無理ができないからだ。
確かにこれからお金は必要。
でも状態の悪いぴーちゃんを一人家において
遠くに働きに出るのはもっと忍びないし不安だし。。。
そうだ!何より、1日5,6回眼薬入れないといけなくなったのだ!
うーん、これからどうしよう。。。と思っていたら、
スタッフのカンナちゃんがこんなメールをくれた。
「この夏、頑張って楽しんで商品を作って売りましょう!
ぴーちゃんの医療費の足しになるように頑張りましょう!」
とっても嬉しかった。ありがたかった。
そう思って協力してくれる人がいるだけで心強い。
カンナちゃんに心から感謝です。ありがとう。
とにもかくにも「可能性」がないわけではないから。
これ以上ひどくならないように祈りながら守って行ってあげたい。
このくるくるした眼が見えなくなる可能性が大きいなんて
ショックでしかないが、受け止めて先を考えたいなと思います。
愛おしいこの子の為に。
愛を持って手仕事雑貨さんたちを仕上げて参りますので
ぜひミニショップお立ち寄りくださいね。
来週からネットショップもオープンしたいと思います(^^)
ご愛顧のほど、何とぞよろしくお願い致します。
ぴーちゃんに生徒さん。
同じように愛おしい人たち。
大事に大事に同じように愛を持ってお付き合いしていきたいです。
ぴーちゃんが良くなりますように