海洋研究開発機構の一般公開に行ってきました。
前は確か海洋科学技術センターと言う名称でした。
クルマで15分くらいの近所にある。
ここは地球全体(主に海洋)の色々な観測、測定を行っている。
この模型は、『ちきゅう』 という地質調査船。海底をボーリングして地質を
調べる。ボーリング作業中は船が海流に流されない様にGPSと船底に
四ヶ所ある小型のスクリューで船の位置を一定に保つ機能が付いている。
これは深海の生き物 『テズルモズル』 といってウニやヒトデの仲間です。
潜水調査船 『しんかい6500』による相模湾海底の写真。その他興味のある
生物はメタンガスや硫化水素から有機物を作り出す細菌と共生して
その有機物を栄養源にして深海で生息するシロウリ貝やハオリムシ。
写真や模型が展示されていました。この 『テズルモズル』 の生きた状態の
もの江ノ島水族館にいいるらしいです。
円石虫
これらは海底の堆積部物。何億年とか何万年か前に生息していた海の
プランクトンの死骸(表層の硬い殻が堆積物として残る)。これを微化石と
呼ぶのだそうです。これを調べる事で当時の地球環境がどうであったかが
分かる。星の砂なども同じようなものなんでしょうね。
これは直径3m位ある半球スクリーンというもの。観測データを地球
シュミレータで解析した結果を映し出す装置で、手前に小さな地球儀があり、
この地球儀を回すと半球スクリーンと同期して地球全体の、例えば何年後か
の温度状態とかを映し出す。
世界最速のスーパーコンピュータ『地球シミレータ』 最速だったのは
2002年のこと、今年は22位で来年にはもっと下位になるらしい。
この大きな建物に『地球シュミレータ』が設置されている。
日本はこの分野の研究は世界で最も進んでいる。地球温暖化が非常に
気になる昨今、大変重要な研究を続けている。