上野の国立博物館で9月25日まで行われている『空海と密教美術展』
先日いって参りました。国立博物館は一昨年の『阿修羅展』以来です。
展示は左奥の「平成館」ですが、いや驚きですこの炎天下に長蛇の列なんと待ち時間は50分。こんな時期ですから熱中症で倒れたなんて事があると大変ですから、日傘と飲み水の用意がありました。周囲を見回せば高齢者ばかり、多いのはオバチャンこの方々この位の暑さでは熱中症などにはなりそうも無い程元気。
入場制限はしているものの館内はすごい人、思うようには進めないほどです。最近は「歴女」、「仏女」と言ってこの様な類の展示会に足を運ぶ女性が非常に多いのです。結構な事ですね。そういう私は「仏壇」か? いや「仏男」だ。特に今回は非常に内容が濃いと言うか、そうそうお目にかかれない国宝の仏像8体で展示空間に曼荼羅を形成。その中を歩きながら鑑賞できる。
京都の東寺に安置されている国宝です。この八体の仏像が今回東京まで出張してくれたわけです(これ以外にも沢山の仏像が来ています)。京都へ出向かなくてもこれだけの仏像が鑑賞できるのですからありがたいことです。
空海=弘法大師 これは私が言うまでもない事ですね「弘法も筆の誤り」、「弘法筆を選ばず」という諺は、弘法大師がいか達筆であったか物語っています。その弘法大師の直筆の文書が何巻も展示されていまして、直筆の書など初めてですからゆっくりと見たかったのですが、その様な気持ちの人ばかりで書の前の人だかりのすごい事。
大変混みあった展示でしたが、日本の貴重な文化遺産である仏像、そして空海に興味のある人は是非足を運んで頂きたい展示す。今月25日まですから、まだ間に合いますよ。